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ユーザー「mitsahne108」の検索結果は以下のとおりです。

忠犬シンドローム

また添い寝する話書いてる……
・前半のテンションのまま書けば小奇麗なラブコメとしてまとまったのにという気持ちと、後半は1年前から書きたくてタイミングをはかってた話だしという気持ち

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贈り物はモミの木の傍

(※12/11改題)
似たようなエピソード
を書いたことがありましたね


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ししゅんき

「んしょ、んしょ……むぎゅっと♪」
 むちむちの太股はスキニージーンズに押し込まれた。腰回りも丈もちょうどなのに太股だけキツい。
「太ったかのう~? 晃牙、どう?」
「わ、わかんね~よ」
 すげ~エロいのはわかるけど……。
 晃牙が顔を背けると、朔間先輩は小首を傾げてベッドに座る。
 俺様のベッドに先輩が乗ってる。尻が沈んで太股も平べったくなって、晃牙の貸した黒いジーンズをぱつんぱつんに伸ばし切る。胸いっぱいの晃牙に朔間先輩は気が付かない。英国旗柄のクッションを枕元から取り寄せて、膝の上で腕置きにしたりしてる。
「晃牙の部屋は居心地が良いのう、ずっとここにいたいのう……♪」
 太股と腕の間でたわむクッション。先輩のふかふかの太股に、ぎゅっと押し付けられてるクッション。
 俺も押し付けられたい。
「わわわワケね~だろ!」
「ひゃうっ?」
 先輩を驚かせたことに謝りながら、目は太股から離せない。
 大神晃牙は思春期だ。


 ししゅんき


 隣に座ると、朔間先輩を盗み見た。
(すげ~……むっちりしてる……)
 紙パックのトマトジュースをちゅうちゅう吸いながら、音楽番組の録画を見つめる朔間先輩……の太股。レオンが歓迎の意を涎の量で表したので、先輩のズボンはベランダに干してある。一度この部屋で剥き出しにされた太股に、晃牙は後輩特権の至近距離で見とれてしまった。
 まず肉付きが良い。腕も体もやせているのに、そこだけ狙いすましたように脂肪をつけている。アンバランスさが醜いどころか朔間先輩に人間味を持たせ、より生々しくて魅力的だ。朔間零の生命を感じる。
 やわらかそうなのもすごく良い。重力に従ったもも肉が、横でプニッとたわんでいる。スキニーはもものラインがよく出るのだ。自画自賛。テレビの演奏に興奮した先輩が、体を揺らして太股が弾んだ。その躍動感も拾うスキニー。
 晃牙は太ったコーギーのむちむち具合に感心しないが(腰のくびれた標準体型がかっこいい派)、心惹かれる人の気持ちがようやくわかった。
 言いようのない魔力に捕らわれるのだ。捕らわれた晃牙が断言する。
 触ってみたい。
「晃牙」
「ッ!?」
「トマトジュース、も1本飲ませておくれ?」

 冷蔵庫から紙パックを取って戻ると、朔間先輩は足元のカバンを漁っていた。太股はクッションをどかしてガラ空きだ。
(寝てみて~な……)
 今度は膝枕を思いついた晃牙だった。大神晃牙は思春期だ。世界一大好きな先輩の、むちむちで柔らかそうな太股。枕にするに決まっている。
 けど、カッコわり~だろ。膝枕してくれとか頼むのは、一人の男として見られたい晃牙にはハードルが高い。幻滅されたら嫌だし。ダセ~し。朔間先輩が貴重なオフに録画見るためだけに来てくれたのだ、カッコイイ俺様をアピールして惚れさせたかった。健気な努力。
 ところで朔間先輩は何をするのだろう。その、細くて綿帽子のついた棒で。
「今日はのう、わんこに耳掃除してやりたくてお邪魔したのじゃ♪」
 晃牙はトマトジュースを差し出したまま立ちすくんだ。
 耳掃除?
「カノジョかよ……」
「何か言ったかや? やはり飼い主がお手入れせんと、病気になっちゃうらしいぞい」
「そっちか……」
「おいで、晃牙♪」
 先輩がポンポンと膝を叩いた。袖口から指先だけ出して、かわいらしく手招き。
「…………」
「ふふ……耳掃除は久しぶりかえ?」
 朔間先輩が寝転がった晃牙に話しかけたが、当の晃牙には答える余裕がなかった。
(う、うおおお……!)
 太股だ。太股なのだ。押し付けられたくて触りたくて膝枕されたい朔間先輩の太股に、今、膝枕されてる。
 頭を支えるのは、意外に強いももの弾力。肉厚の太股がむっちりと筋肉を蓄え、晃牙の頭を押し返している。しかし頬の当たった感じは吸い付くようにやわらかい。低反発の枕ともお気に入りのクッションとも違う優しさで、晃牙の横顔をふかふか包み込んで離さないのだ。もちろん朔間先輩の匂いと体温つき。じんわりあたたかいのだ。いつまでも寝ていたくなる最高級枕。
 耳かきが晃牙の耳垢を甘くこそげていく。
「おっきなお耳じゃのう~? よく聞こえるじゃろ?」
「…………」
「晃牙~? 晃牙!」
「ぅわっ!?」
「痛かったら言っておくれ? かわいい晃牙に我慢なぞさせたくないゆえ」
「んだよ……痛くね~よ……」
 せっかくうとうとしていたのに。
 叩き起こされたことにぶつくさ言いつつ、晃牙がもう一度まぶたを閉じると、痛い、と思った。
 痛い?
 どこが?
 痛みの出所に視線をやった。そこは股間だった。勃起している。
「――――」
「左耳はおしまいじゃ♪ 右のお耳を見せておくれ♪」
 晃牙はとっさに体を丸めた。
 大失敗だ。先輩が覗き込んだ。
「晃牙? おなか、痛いのかえ?」
「そ、そ~だな! 冷えたかも!」
「大変じゃ! おなかをお見せ、さすってやろうぞ」
 声にならない悲鳴が上がる。
「治った! 勘違いだった! 俺様こう見えても中にヒート*ック着てんだぜ! 2枚!」
「ヒート*ックってじっとしてると冷たいんじゃろう? 我輩のブランケットを掛けておおき」
 先輩がカバンからブランケットを出そうと余所見している間に、晃牙は先輩のお腹側つまり壁側から、反対側へと体の向きを変える。しかし足の置き場がない! あやうく脚を伸ばして股間を晒け出すところでお腹に布が掛けられた。
「コウモリ柄じゃよ♪ あったかいじゃろ~♪」
 先輩の優しさがあったかい。
 晃牙はこっそり溜め息を吐いた。難所は乗り越えた。あとは萎える何かを考えながら、先輩のふかふか膝枕を堪能しよう。さっきブランケットを探していたとき、太股が動いて顔に押し付けられたのだ。むっちり・プニッの波状攻撃を遅効性で喰らっている。右耳は朔間先輩に掃除され、左耳は左頬と桃源郷。いつもロックの精神で気を張る晃牙も今だけならばと緊張を解いた。リラックスした全身で、先輩の太股枕を近くに感じる……。
 ……ところで。
 ヘソを天井に向けて寝こける犬は飼い犬だけで、野生動物はいつでも立ち上がれるよう体勢を選ぶ。自然のどこから敵がくるかわからないからだ。そう、敵はどこからでもくる。
 少し離れたところにいたレオンが、この瞬間すっくと立ち上がった。彼は飼い主の大好きな人間を涎まみれにしたのを彼なりに反省していたのだ、小屋に入ることで。しかし晃牙が警戒を解いた、解いたということはもう怒っていないということだ。ちょうど人間も晃牙の傍でにこにこしている。来たときから笑っていたが、本当にリラックスして晃牙の頭を撫でていたのだ。つまり僕は、許された。
 許されたから、遊んでほしい。
 近寄って、ブランケットを振り回したのだ。

「晃牙、おぬし……」
「…………」
 朔間先輩の視線の先に、張りつめた股間があった。
 ぱつんぱつんだ。スキニージーンズを穿いたまま勃つと窮屈で痛い。痛いくらい勃起した晃牙自身を、大好きな朔間先輩に見られている。待つのは死刑だ。元デッドマン(死刑囚)ズらしく、うなだれて先輩の二の句を待つ。
『おまえさ~、恥ずかしいと思わね~の?』
 絶望しすぎて幻聴を感じた。それでも萎えないのがすごい。
「そんなに耳掃除がよかったのかえ?」
「恥ずかし~し情けね~よ。朔間先輩ごめん……ん?」
「うん?」
「耳掃除……耳掃除?」
「うむ、耳掃除じゃ。気持ちよかったようじゃのう♪」
「…………」
 そういうことにした。
 来週もやってもらえることになった。

描写練習・桜

文章書きに送る50枚の写真お題(http://petit.hotcom-web.com/50photo/)






「先輩! 俺、傘持ちます!」
「よろしく」
 ワンと言うように申し出た後輩に、零はためらわずに日傘を寄越した。
「物好きだな~、おまえ?」
 真っ青な空が黒く遮られる。夜闇の魔王はこうでなくちゃな。満足気に歩き始めると、横を犬がトトトトと追いかける。魔王だけど犬を散歩してる気分だ。悪くない。
「いい天気だなぁ」
「っす」
 晃牙が律儀に返事して、傘の位置を微調整した。靴の先にあたっていた日差しが影に飲まれる。気が利くヤツ。後でご褒美やらね~とな、何がいいかなぁ。考えながら見上げた空は雲ひとつない。吸血鬼殺しの春の昼下がり。
「ほんっと、憎いくらい快晴。早く日が暮れね~かなぁ」
「日ィ暮れたらギター弾いてほしいんすけど」おやつの要求かよ。
「またぁ? まっ、それくらいい~けど? おまえとやるの楽しいし。……おっ」
 中庭を見渡しながら横切る途中、珍しいものを見つけて足を止める。晃牙もつんのめりつつ『マテ』をした。
「八重桜じゃね~か。なんでこっちに生えてんだ?」
 青々と茂る木々に混じって桃色の小木が立っている。桜は校庭限定で、掃除が大変なので中庭には植えないはずだ。なんだかはみだし者という感じで、零はおもわず近づく。
「お~、綺麗だな。敬人とか好きそう……晃牙?」
 見上げる視界に日傘の黒が入らない。みぎひだりと見回して、振り向いたところに日傘を差したままの晃牙がいたので、零は手招きする。「なにしてんだ?」
「……あ、す、すんませんっ。木陰あるし、俺の出番ね~かなって」
 心底申し訳なさそうに走り寄ってくる。隣に並ぶのかと思いきや、斜め後ろで零に日傘を差し掛けた。
 なるほど飼い犬の分際。馬鹿だ。首輪の代わりに腕を引っ掛けて引き寄せると、晃牙は真っ赤な顔で抵抗する。
「ななななにすんだっ! あっ、いや、朔間先輩! なにすんすか!」
「馬鹿だな~おまえ。花見だろ? おまえと見ないと意味ね~じゃん」
「…………」
「ふふん、魔王からは逃げられない♪」
 大人しくなった。
 にっこり笑顔を与えてから、改めて桜を見上げる。憎らしいくらい綺麗な青空。それを縁取る木々の青葉。にょきりとのびた桜の枝が、桃色の塊を空に自慢するようにぶら下げている。
「自慢ねぇ……」
 何となく、本当に何となく腕の中に目をやる。晃牙があわてて桜を見上げた。高校に入って1月たらずのほっぺたが、木陰の下で桜色に染まっていた。


 それから2年。暇だったので母校を訪ねると、中庭で晃牙がギターを弾いていた。
「何をしておるのじゃ?」
「花見」
 そう答えつつ手元を見つめる横顔が赤い。晃牙の向かいに座る後輩も、桜ではなく晃牙を見ている。
 零は近くに腰を下ろして、晃牙と桜を眺め続けた。

お題写真
003.jpg

「悪いおてては」初稿っぽいもの

データを整理していたら「悪いおてては」の初稿らしきものが見つかったんだけど、あきらかにこっちの方がよくて「なんでこっちにしなかったの!?」ってショックだったので上げます……
書いたのが去年の今頃っぽくて、その頃からすでに「どうしてうまく書けないんだろう……」って悩んでたから、これも迷走のすえ書き直したのかな……
でも冒頭でセックスのこと匂わせてるのに口淫だけで終わるのはそりゃねーや!って思う
いつかセックスの部分(と解釈違いの部分)も書き足しますたぶん

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忠犬

泊まっていくかと聞かれたので、零はどうしようかと答えた。
「えっ」
「なんじゃ」
「どうしようって……他に何があるんだよ」
首を傾げる。
「泊まらないとか」
「泊まってけよ!」
肩を揺さぶられてくらくらした零は、
「えぇ~? お泊まりセット持ってきとらんぞい?」
とか言う。
「……ッ!」
晃牙が何度も口を開いては何も言えずに俯くので、だんだん可哀想になった零は後ろを向いた。こらえた笑いが吹き出そうだった。
「冗談じゃ」
「はあ?」
「とうぜん泊まってくぞい」
「最初からそう言えよ!」
悔し紛れの怒声が背中にぶつかる。
零はこう言って浴室に消えた。
「お伺いを立てるようでは狼とは言えんのう?」

零は洗濯機の回る音で目を覚ました。
起き上がって服を着ようにも見当たらない。そこらへんに脱ぎ散らかしたのに。
「起きたか」
洗面所から出てきた晃牙はニヤニヤしている。
「あんたの服、洗ってやったぜ!」
微笑む零を、不思議そうに晃牙が見ている。

時間

晃牙は授賞式以来のスーツを着て、お土産を提げて、左手と左足を一緒に出した。
「……笑うなよ」
精悍な横顔が項垂れるのを、それこそ零はいつぶりに見たか。
ひび割れたアスファルトを跨ぎながら、そっと横目で眺めていた。ピアスホールが寂しげだった。短い毛足が春風に揺れた。糊のききすぎた白シャツが裏地に擦れて音を立てた。右手を空けるのが癖になっていた。
「晃牙、ありがとう」
「何が」
「いろいろ」
涙もろくていかんのう。笑った零を、晃牙の右手が抱き寄せた。
「披露宴まで取っとけよ」
きつく寄せた眉間より、目尻の皺が深かった。それがふたりの時間だった。

 

 

零くんが6人いる例のアレ第1話プロット

おもしろい話を書くには起承転結のコントロールや場面の取捨選択も必要だなあ練習しなきゃなあ……と思った

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ミルククリームタルトの憂鬱

うらやましかろ.jpg

完全に自慢ですが↓を書いて渡したらパス子さんたいへん喜ばれたので「じゃあ真冬のデートコーデの零くん描いて」とふっかけて↑を奪い取りました、零くん最高にかわいくてシコいよね……海老で鯛を釣ったよね……

~これまでのあらすじ~

10月12日のSkype
わたし「イベント告知日なのでどこがくるか賭けませんか? 勝った方が負けた方に好きなものを書かせるんです」
タヌキことパス子さん「いいですね!」
わたし「じゃあわたしヴァルらびっつで」
タヌキさん「トリスタで!」
わたし「(ふふふ馬鹿め……最近きてないなず兄ぃとみかちの☆5で雪解けハロウィン間違いなしだ……スケベ小説はもらったぞ……)」
運営くん「ロックフェスやで」
タヌキさん「やったぁ! リクエスト考えておきますね!」

4日後
タヌキ「乳牛零くんでお願いします!」

~あらすじおわり~
 

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月を引き留める

 零が目を覚ますと、あたりは濃い闇に包まれていた。
 リビングで寝てしまったらしい。内も外も静まり返っている。ガタンゴトンと、いつもの電車の音も聞こえないということは、終電の時間を過ぎたのだろうか。
 晃牙はどこだろう。そういえば飲み会で遅くなると言っていた。ちょうど車の止まる音。少し待つと、バンと閉まって、発進する。晃牙だ。体を起こし、足元に気を付けながらドアに近づく。
 ドアノブに手を掛けた瞬間、玄関がガチャリと音を立てた。「ただいま、レオン」コーギー1頭分の重さを加えた足音が近づく。出るタイミングを失った。せめておかえりを言おうとドアの傍から離れると、零のいたところにドアが開いた。
「晃……」 
「やべ~やべ~」
 晃牙はいつになく興奮している様子だった。キッチンの冷蔵庫に直行している。
「どうした?」
「どうしたもこうしたも、月明かりの下で見た先輩がマジでかっこよくてよ! ポスターなんだけど」
「お、おぉ……」
 ポスターとはきのう掲出を開始したソロシングルの広告だろう。零がこちら側に手を伸ばして不敵に笑っているやつだ。それとも両手で顔を撫でて悩ましげな表情をしている方だろうか。もう見られたのか。頬に血液が集まるのを感じる。
 晃牙が零に背中を向けながら、ペットボトルの水出し麦茶を取り出して、近くのコップに注ぎ、飲み干す。流し台にコップを置く。レオンは床に置く。麦茶をしまう。冷蔵庫のドアを閉めて、眉間にしわを寄せたまま零を振り向くと、両目を見開いて、
「~~~~~~!!!」
「あ、これ!」
 廊下に飛び出す。
 前にもあったなこういうの、と思いながら追いかける。レオンがついてくる。レオンの飼い主はトイレの向かいの寝室に飛び込み、ひとっ飛びにベッドに乗ると布団をかぶって縮こまった。「忘れろよ!」晃牙が叫ぶ。くぐもっている。聞こえないフリで布団を剥いだ。
「わ、わす……ん、」
 口の中が冷たかった。舌は温かったけれどお酒の味が残っていた。赤ワイン。渋いのにもっと絡めたくなる。
「は、ぁ、せんぱいっ」
「ん、んぅ――あっ」
 くらりと酔ったところを引きずり込まれて押し倒された。手首を縫い止められる。のしかかった晃牙の後ろに満月が見える。カーテンを閉め忘れたと気づいても、晃牙から離れる気になれない。
 離してくれない。
「忘れさせてやる」
 スーパームーンが零を見ている。

 

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