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♡Long Time Sex♡

という名前の違法薬物があるらしい、あまりにも直接的すぎませんか
晃零の♡Long Time Sex♡が見たい
 
 
 
 
 それは長い長い夜のこと。
「どこまでもおぬしは男の子じゃのう」
 当たり前だろ俺は男だと言い返すと、零は薄く笑って枕に顔を伏せた。
 忍び笑いが漏れ聞こえる。訳わかんね~。
「ういやつじゃと言ったのじゃよ……ん」
「相変わらずスカしやがって。息も吐けね~くらい犯してやる」
 根元までうずめたそこは熱くて狭い。力強く俺を締め付けて離さないから、腰を打ち付けるのも一苦労だ。
「あっぁ……んん、くふ、ふはは……っは……、あぁ……ぁぅ……っ」
 零が好きな後背位。
 だらしなく感じ入る顔を見られたくない、と零は思っているに違いない。だが顔以外もずいぶん淫らだ。突くたびにぱっと紅潮するうなじやきつくしなる背中、快楽を逃がしきれずに跳ねる腰。俺が抱くうちにむっちりと肉付きの良くなった尻はきゅうと中を締めてえくぼを作っている。この柔らかい尻たぶを割り開いて、俺は夜毎この人を侵略している。
 ーーもう何度抱いただろう。
 今日で付き合って5年目だ。俺とこの人は、数えきれないほど同じ夜を過ごしている。
 なのに感じる顔を見せたくないとか、俺への挑戦かなにかだろうか。そうに違いない。なら恥じらう余裕もないくらい感じさせてやればいい。

 ……が。
「う、……っ」
「ぁ……わんこ、もう終いかえ? ククク……我輩に、んっ、気兼ねせず……っおゆき」
「う~……!」
 持てる限りのテクニックを使って攻めているが、そこは朔間零、絶妙な尻使いで先に俺をイかせ、余裕を残したまま自分もイく。
 すんでのところで搾られた俺は、零の笑い声を聞きながら射精した。
 クソ、してやられてばっかだ。
「顔に出ておるぞ、わんこ。……ご馳走さま」
 零が俺の手を取ると、あやすように指を絡める。まだくつくつと笑っている。何が面白いんだよ、見せもんじゃね~ぞ。
「明日も早いじゃろう。もう寝るかや?」
「もっかいヤるに決まってんだろ」
「おやおや、ずいぶん『やんちゃ』じゃのう? 若い者にはついていけん」
 そう嘯きながら、零が俺の腹を跨いで腰を落とす。熱が俺を包み込む。さざなみのような笑い声と、まだ少し柔らかい俺を奥へと誘う内壁。甘い熱をくすぶらせるそこで、零と俺が結ばれていく。
「ぁ、あ……んん……」
 吸血鬼の甘い吐息が空気を震わせた。
 くちゅ、くちゅ、と下腹部が水音を立てる。俺と零の結ばれた場所で精液が泡になっているのだろう。零の中が俺に吸い付く度、あるいは擦られた後孔が張り詰めるとき、淫らな水音と零の声が跳ね上がる。
 零が俺を求めている。
 ……ような気がする。零の顔は見えない。例によってあの人の大きな手が俺の両目を柔らかく塞いでいる。だから、指の腹のぬくもりと喘ぎ声と息遣い、ひくひくと震える後孔とが零を知るすべてだ。
 ーーやっぱ、見たいな。あの人の顔が……俺で気持ちよくなる零が見たい。
「なぁ、もう……」
「んっ、は、ぁ、おぬしを、ン、男の子だと、言ったじゃろ……っ?」
 俺が頼もうとするのと、あの人が話を切り出すのは同時だった。
 さっきまであんなに激しく腰を動かしていたのに、零は俺の根本に後孔を押し付ける格好で止まると、ぐっと体を折り曲げたようだった。
 吐息が近い。湿って熱い息……。
 ふ、と唇に息がかかり、間もなく俺は口付けられた。蕩けて柔らかい舌が俺の口内を撫で回る。上顎から右の内頬、舌先、下の歯の付け根……脈絡のない撫で方は、なにか逡巡するときに似ている。
 俺の口の中で躊躇うならと、わざと腰を跳ねさせて茶々を入れると、零は唇をそっと離した。
 おかげでまぶたが軽い。……軽い?
「…………見るでない」
 視界いっぱいに広がるのは、俺でトロトロに気持ちよくなった零……ではなかった。
 それはまるで、不意打ちでこの世すべての幸せを浴びてしまったような……嬉しくて仕方ないのに、身に余る幸福を持て余して困り果てているような、だらしなくも愛らしい表情。
「……だって。今日は大切な日で、おぬしの心を貰った夜から5年も経ってて……なのに」
 零が俺と繋がっているところを見下ろす。
「こんなに硬く……我輩に、欲情してくれるじゃろう。挿入前にも口でイかせてやったのに。そんなおぬしが男の子でなくて何なのじゃ」
 怒ったような口調の零。地獄の王さまみたいな紅い目と美貌で俺を見下ろして、なのに瞳は戸惑いと歓びで揺れているからすごく可愛い。
「単にわんこが絶倫なんじゃろか?」
 いやあんたが可愛いだけだから。
 そう口走ると、零の顔はますます赤くなり、大きく広げた両手で覆われてしまった。
「あうう……言葉を選ばんか馬鹿。我輩を恥ずか死させる気か」
「なんだよ恥ずか死って。つかアレか、さっきからずっと笑ってんのはそういうことか。嬉しすぎてか。そっか……」
 そんなに嬉しかったのか。俺があんたを好きなのが。
 ふわふわした何かが、胸いっぱいに広がってあたたかかった。
 あたたかくてむず痒くて、俺は零を胸に抱え込んだ。そのまま腰をめちゃくちゃに突き上げる。
「あっぁあ、い、~~ッ!?」
 零が俺の耳元でチョコレートみたいに甘い悲鳴を上げた。もっと聞かせてほしい。
 小刻みに動いて追い詰めると、零は俺の首に両腕を絡めて縋り付いた。強請る仕草だ。その体をシーツに押し付けて、零の下から抜け出た俺はだらしない顔を見下ろしながら腰を振る。
「っあ~~……好きだ」
「……ッ! うあぁ……っ」
「恥ずか死にそう?」
「~~~~ッ!」
 言い返される前にラストスパート。
 零が敏感なところばかり突かれて喉を反らす。噛み付くと中が締まるから、俺はわざと深く突き入れて零を泣かせた。かかとで背中を蹴られる。蹴る暇もないくらい奥を穿つ。
「ぃ、ぁ、あっ、あ、ア、こ、こうがぁっ、」
「おう。……大好きだぜ、ずっと。5年後も」
「あ、ああぁぁ……っ!」
 俺を睨みつけたまま零が絶頂を迎える。
 泣きそうに歪んだその顔は、やっぱり世界でいちばん幸せそうだった。
 

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