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2015年07月の記事は以下のとおりです。

いけない遊び

0721の日に合わせて書いたやつ

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まてなんて言われてない

2015年晃牙誕

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やわらかな腕

編:今注目のニット男子ですが、朔間さんは先日のイベントで見事「ニットの似合う男性」1位に選ばれましたね! おめでとうございます!
 朔:ありがとうございます
編:聞けば一年中ニットを愛用されているということで……こちらもサマーニットですね?(笑)
 朔:特集に合わせてお気に入りを出してきました(笑)
 編:季節ごとにかなりたくさんお持ちなんだとか
朔:そうですのう、いいなと思ったらつい買ってしまうので、最近とうとう衣装棚から溢れてしまって……(笑)
 掃除のできないニット男子1位です(笑)
 編:いいな、と思う基準ってありますか?
 朔:う~む、(少し考え込んで )肌触りの良いもの、ですかのう
編:デザインではなく?
 朔:デザインは勿論じゃけども、肌触りが悪ければ買いませんぞい。愛し子を抱きしめる腕がチクチクしてはかなわんからのう♪
編:UNDEAD《不死》の王・朔間さんらしい、納得の理由ですね!
 
 
 「なぁ~にが肌触りだよ!」
 律儀に最終行まで読み終えてから、晃牙は雑誌批判に入った。
 「だいたいお気に入りってどこがだよ。くしゃくしゃに丸めて放られてんのを、わざわざ俺様が!畳んで玄関前の取りやすいところに置いてやってるおかげで! 着てっただけだろ~が」
 「おぉ、おぉ、そうじゃのう」
 「そうじゃのうじゃね~!」
 肩口から呑気に同意されて、晃牙は怒りの身震いをお見舞いした。
 零の長い腕を振り払おうにも、後ろからべったり抱き込まれれば勝てない。せっかく同じくらいの背丈になれたのに、腕の長さと飄々さでは負けてしまう晃牙だ。
 「いつも感謝しておるよ、晃牙」
 「……おう」
 名前で呼ばれるとめっぽう弱いのも晃牙だった。
 「肌触り、は、いいけどよう」
ぎゅう、と抱き締めてきた腕が優しかったから、晃牙は躊躇いがちに凭れかかった。
 零のニットは、選りすぐりの毛で編まれているから柔らかい。カットソーの半袖から伸びた晃牙の腕に触れてもチクチクしないのだから、そうとう良いものなのだろう。
 零の着る服は、みんな同じくらい柔らかくてあたたかくて、抱きしめられるたび少し幸せになる。同棲したての頃、こうやって甘えてきた零を「いて~んだよ!」とこっぴどく拒んだのを、恋人は覚えているのだ。
 大切に気遣われて抱き締められれば、晃牙は拒み切れなかった。オフの日にずっと抱き込まれるのも、零に甘えられている証。新進気鋭のアイドルグループのリーダーで、色んなファッション誌の表紙を飾る売れっ子モデルで、2個年上の、誰よりも綺麗な恋人が、自分にべったり甘えている……元・飼い犬の自尊心と忠誠心がご主人様にこれでもかとくすぐられている。
それに、恋人としての征服欲も、同じくらい刺激されているのだ。
 「……」
 「おお?」
 回された腕を抱えて、零の薄い体を背中に引き寄せる。密着した分、零の服の匂いが濃く届いた。とても甘くて、鼻も頭も痺れさせる、魅惑の匂い。
 肺いっぱい零で満たされたおかげで晃牙の心臓は痛いくらいドキドキしているというのに、零はいつも通りだ。力を抜いて、晃牙に体を預けきっている。
この穏やかな拍動をかき乱したい。やわらかいニットの中を暴いて、奥まで自分で満たしたい。
 「いやらしい顔をしておる」
 「うるせ~」
 「クク、晃牙はまだまだ我慢が……んむ、ン」
 唇から暴きにかかり、口の中をねぶり溶かす。そっと胸を押すと、キスに夢中になっていた零は素直に仰向けになった。
 濃紺のニットをたくし上げると、抜けるような白さの肌が露わになる。
 「んは……あ、ふ」
 「……これ、持っとけよ」
ローションとか、精液とかで汚れるから。
すっかり最後までする気になって、晃牙は零の体を愛撫し始めた。全部脱がせてからすればいいのに、零にわざわざ裾を持たせて、煽情的な格好でよがらせる。洗濯担当として気になる気持ちと恋人の願望とで悩んだ末の、指示なのだろう。
 「ふふ、ん、ニットが好きじゃのう、っあ」
 「いいだろ、好きでも」
 「もちろんじゃ……ぁ、んぅ、んん」
からかいがからかいにならないまま、気持ち良さの波が爪先まで広がっていく。
 快楽に溶かされた指でどこまで持てるかわからないけれど、零は晃牙のささやかな願いを叶えてやろうと思った。
 零がニットを着るのは晃牙を喜ばせるためで、ニットを洗濯してくれるのは晃牙だ。
 出会った頃からカーディガンを着ていた零が、晃牙の憧れでなくなっても、卒業しても、仕事で長い間離れ離れになっても、晃牙に好きでいてもらいたいから。くたくたのニットは、晃牙を包んで離さないための大事なアイテムだ。
それなら、これを着た自分で気持ちよくなってもらえるなら、多少の無茶も大丈夫。
 「もっともっと、これを好きになっておくれ」
もっともっと、我輩を愛してくれるように。
 柔らかな腕が、愛しいひとの頭を抱えた。

こいわずらう

執事喫茶の頃の話

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