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2018年03月の記事は以下のとおりです。

♡Long Time Sex♡

という名前の違法薬物があるらしい、あまりにも直接的すぎませんか
晃零の♡Long Time Sex♡が見たい
 
 
 
 
 それは長い長い夜のこと。
「どこまでもおぬしは男の子じゃのう」
 当たり前だろ俺は男だと言い返すと、零は薄く笑って枕に顔を伏せた。
 忍び笑いが漏れ聞こえる。訳わかんね~。
「ういやつじゃと言ったのじゃよ……ん」
「相変わらずスカしやがって。息も吐けね~くらい犯してやる」
 根元までうずめたそこは熱くて狭い。力強く俺を締め付けて離さないから、腰を打ち付けるのも一苦労だ。
「あっぁ……んん、くふ、ふはは……っは……、あぁ……ぁぅ……っ」
 零が好きな後背位。
 だらしなく感じ入る顔を見られたくない、と零は思っているに違いない。だが顔以外もずいぶん淫らだ。突くたびにぱっと紅潮するうなじやきつくしなる背中、快楽を逃がしきれずに跳ねる腰。俺が抱くうちにむっちりと肉付きの良くなった尻はきゅうと中を締めてえくぼを作っている。この柔らかい尻たぶを割り開いて、俺は夜毎この人を侵略している。
 ーーもう何度抱いただろう。
 今日で付き合って5年目だ。俺とこの人は、数えきれないほど同じ夜を過ごしている。
 なのに感じる顔を見せたくないとか、俺への挑戦かなにかだろうか。そうに違いない。なら恥じらう余裕もないくらい感じさせてやればいい。

 ……が。
「う、……っ」
「ぁ……わんこ、もう終いかえ? ククク……我輩に、んっ、気兼ねせず……っおゆき」
「う~……!」
 持てる限りのテクニックを使って攻めているが、そこは朔間零、絶妙な尻使いで先に俺をイかせ、余裕を残したまま自分もイく。
 すんでのところで搾られた俺は、零の笑い声を聞きながら射精した。
 クソ、してやられてばっかだ。
「顔に出ておるぞ、わんこ。……ご馳走さま」
 零が俺の手を取ると、あやすように指を絡める。まだくつくつと笑っている。何が面白いんだよ、見せもんじゃね~ぞ。
「明日も早いじゃろう。もう寝るかや?」
「もっかいヤるに決まってんだろ」
「おやおや、ずいぶん『やんちゃ』じゃのう? 若い者にはついていけん」
 そう嘯きながら、零が俺の腹を跨いで腰を落とす。熱が俺を包み込む。さざなみのような笑い声と、まだ少し柔らかい俺を奥へと誘う内壁。甘い熱をくすぶらせるそこで、零と俺が結ばれていく。
「ぁ、あ……んん……」
 吸血鬼の甘い吐息が空気を震わせた。
 くちゅ、くちゅ、と下腹部が水音を立てる。俺と零の結ばれた場所で精液が泡になっているのだろう。零の中が俺に吸い付く度、あるいは擦られた後孔が張り詰めるとき、淫らな水音と零の声が跳ね上がる。
 零が俺を求めている。
 ……ような気がする。零の顔は見えない。例によってあの人の大きな手が俺の両目を柔らかく塞いでいる。だから、指の腹のぬくもりと喘ぎ声と息遣い、ひくひくと震える後孔とが零を知るすべてだ。
 ーーやっぱ、見たいな。あの人の顔が……俺で気持ちよくなる零が見たい。
「なぁ、もう……」
「んっ、は、ぁ、おぬしを、ン、男の子だと、言ったじゃろ……っ?」
 俺が頼もうとするのと、あの人が話を切り出すのは同時だった。
 さっきまであんなに激しく腰を動かしていたのに、零は俺の根本に後孔を押し付ける格好で止まると、ぐっと体を折り曲げたようだった。
 吐息が近い。湿って熱い息……。
 ふ、と唇に息がかかり、間もなく俺は口付けられた。蕩けて柔らかい舌が俺の口内を撫で回る。上顎から右の内頬、舌先、下の歯の付け根……脈絡のない撫で方は、なにか逡巡するときに似ている。
 俺の口の中で躊躇うならと、わざと腰を跳ねさせて茶々を入れると、零は唇をそっと離した。
 おかげでまぶたが軽い。……軽い?
「…………見るでない」
 視界いっぱいに広がるのは、俺でトロトロに気持ちよくなった零……ではなかった。
 それはまるで、不意打ちでこの世すべての幸せを浴びてしまったような……嬉しくて仕方ないのに、身に余る幸福を持て余して困り果てているような、だらしなくも愛らしい表情。
「……だって。今日は大切な日で、おぬしの心を貰った夜から5年も経ってて……なのに」
 零が俺と繋がっているところを見下ろす。
「こんなに硬く……我輩に、欲情してくれるじゃろう。挿入前にも口でイかせてやったのに。そんなおぬしが男の子でなくて何なのじゃ」
 怒ったような口調の零。地獄の王さまみたいな紅い目と美貌で俺を見下ろして、なのに瞳は戸惑いと歓びで揺れているからすごく可愛い。
「単にわんこが絶倫なんじゃろか?」
 いやあんたが可愛いだけだから。
 そう口走ると、零の顔はますます赤くなり、大きく広げた両手で覆われてしまった。
「あうう……言葉を選ばんか馬鹿。我輩を恥ずか死させる気か」
「なんだよ恥ずか死って。つかアレか、さっきからずっと笑ってんのはそういうことか。嬉しすぎてか。そっか……」
 そんなに嬉しかったのか。俺があんたを好きなのが。
 ふわふわした何かが、胸いっぱいに広がってあたたかかった。
 あたたかくてむず痒くて、俺は零を胸に抱え込んだ。そのまま腰をめちゃくちゃに突き上げる。
「あっぁあ、い、~~ッ!?」
 零が俺の耳元でチョコレートみたいに甘い悲鳴を上げた。もっと聞かせてほしい。
 小刻みに動いて追い詰めると、零は俺の首に両腕を絡めて縋り付いた。強請る仕草だ。その体をシーツに押し付けて、零の下から抜け出た俺はだらしない顔を見下ろしながら腰を振る。
「っあ~~……好きだ」
「……ッ! うあぁ……っ」
「恥ずか死にそう?」
「~~~~ッ!」
 言い返される前にラストスパート。
 零が敏感なところばかり突かれて喉を反らす。噛み付くと中が締まるから、俺はわざと深く突き入れて零を泣かせた。かかとで背中を蹴られる。蹴る暇もないくらい奥を穿つ。
「ぃ、ぁ、あっ、あ、ア、こ、こうがぁっ、」
「おう。……大好きだぜ、ずっと。5年後も」
「あ、ああぁぁ……っ!」
 俺を睨みつけたまま零が絶頂を迎える。
 泣きそうに歪んだその顔は、やっぱり世界でいちばん幸せそうだった。
 

晃零スケッチ


新しいのを改ページ前に持ってくる



■なんじゃって
父の日の翌週の金曜日は“犬を連れて仕事に行こうデー”イギリス発祥の素敵な習慣 #takeyourdogtoworkday - Togetter https://togetter.com/li/1240579

「……なんじゃって」
「じゃあ俺様も#takeyourvampiretoworkdayだからな」
「…………」
「嫌なこと人にすんなよ」
「いやその、所有格がのう」
「は? …………!」



■バレンタイン書きかけ
「そういえば、次の休みはバレンタインじゃったか」
 零は脚の先まで俺に洗わせながら、俺に持ってこさせた手帳を開いて言った。
「あぁ……気持ち良いのう。湯は苦手じゃがマッサージは格別じゃ。ほれ晃牙、左脚もよろしくな」
「なんで俺様が……」
「おぬしがシャワーを浴びろと言ったんじゃろう。はぁぁ……極楽極楽……♪」
 ユニットバスの狭いバスタブに男2人、三角座りで入ると動けない。だから零の長い脚を片方ずつ俺の肩に乗せて泡まみれにし、胸や肩に適当にシャワーを掛け合って暖を取る。そんな訳わかんね〜ことしてるせいで俺も零もびしょ濡れ泡まみれだが、零は喉を鳴らしてご機嫌だ。
 ……それにしても、爪の形まで惚れ惚れするほどカッケ〜な。
「変わったところを撫でるのう?」
「ううううっせ~! バレンタインがなんだって!?」
「おぉ、そうじゃな。バレンタインじゃけども、学院に顔でも出さんか?」
 ふくらはぎを揉まされつつ聞くところによるとこうだ。ふたり揃っての次のオフ日が2月14日、つまりバレンタインデーなので、後輩兼来年度のライバルの様子を見にショコラフェスに行きたい。チケットはOB用のがあるし、後輩の信頼の厚い俺が行けばきっと喜ばれるだろう。怪物ユニットの2winkは午前の部の大トリを務めるらしい……。
「……行くか」
「不服そうじゃのう」
「別に。卒業して業界入ったら先輩後輩関係ね〜し、敵情視察しろっつ~のはもっともだろ」
 零の胸にシャワーをおもいきり浴びせた。真っ白な泡が流れてさらに白い肌が現れる。
「くく……顔に出ておる。ふたりきりでないバレンタインは嫌かえ」
 零は脚で俺を引き寄せると右手で俺のペニスを擦りだした。大きな手。男らしく節くれだっているのに、肌は女よりもなめらかで色気がある。
 機嫌を取られるのが悔しい。けど気持ちいい。
「ぁ、う……く、」
「本当にういやつじゃ……飼い主冥利に尽きるのう」
 可愛がってやらねば、と囁いた唇でペニスを飲み込まれ、かろうじて射精を堪えた。俺が唸る間も零の唇に扱きたてられる。 弾ける直前に引き抜いたせいで、精液が零のまぶたにどろりとぶち撒けられた。 零が深いため息を吐く。
「飲ませてくれんのかや……」
「させるかよ。ぜって〜クソ不味いだろ」
「おいしいぞい?」人差し指で精液を掬って舐める零。綺麗なツラに男のものを垂らすのも、擦れて赤い唇もエロいのに、同じくらいギリシャ彫刻みたいに神々しい。 この人を前にすると、自分のイライラが小さなものに思えてくる。
 ……零とふたりきりのバレンタイン、を、期待してなかったと言えば嘘になる。時期的に外に出られないならどっちかの部屋に行って、楽器触ったり録画見たり……1日中だらだらするのもいいかと思ってたから。最近忙しいし、忙しくなくても零の傍にいるのは恋人なら当然だし。……チョコも、貰えるかもしれね〜し……。  けど、零の1番はいつだって俺がいいから。大神晃牙を欲しがられたいから、俺のじゃなくて後輩のライブを観たいと言われたら、なんかこう、ムカついたのだ。
「……チョコ」
「んむ?」
「俺様にぴったりの、最高にロックなチョコを用意するなら、ショコラフェスでもどこでも行ってやる」
 零は猫のように笑うと、俺の首筋に擦り寄った。


■炭酸飲料のCM
 ライブハウスを音と光の暴力が支配する。ステージの上で禍々しい出で立ちの晃牙が叫んでいる。口元に血の色の紅を差し、手錠を繋がれた腕でギターをかき鳴らす姿はまさに地獄の番犬。晃牙との確かな繋がりを求め、少女達が両手をかかげて踊り狂う。
 サバトのような光景を、しかし壁際の零は冷めた目で見ていた。零にとってそれは変わり映えしない風景。
 虚飾の衣装を纏い、美しい女を侍らせても、虚ろな心は満たされない。
 晃牙と目が合う。勝ち誇った目。片頬を吊り上げ、お前に興味はないとばかりに視線を逸らされる。
 零は足元のペットボトルを拾う。中身を煽る。
 腕で唇を乱暴に拭うと、ひとっ飛びに少女の群れを掻き分けステージに上がる。
 晃牙の不意を突かれた顔。紅い唇。その血の気配に誘われるように、胸ぐらを掴むと、唇に己のそれを重ねーー

 ーー炭酸飲料の見本写真が、ふたりの接合を隠す。
 『刺激がほしい? ーーINAZUMA GINGER、誕生』
 販売元のロゴの後ろで晃牙が零に殴りかかっている。零は笑っている。唇にうっすらと紅をつけて。心底愉快そうに。





■推しを砂糖漬けにして食べたい(概念)
 目を覚ますと全身が砂糖に漬かっていた。比喩ではなく事実だ。
 じゃりじゃりする砂糖の海を掻き分けると、ときどき紫色の湿った布のような塊にぶつかる。
 真っ白な視界で紫のそれを避けたり退けたりしながら泳ぎ続け、3枚目の布を顔から剥がしたとき、晃牙の目の前には微笑を浮かべる朔間先輩がいた。
「夢か? これ」
「さて……」
 いつの間にか先輩は水面の白い波に腰掛け、爪先で優雅に砂糖しぶきを蹴っている。晃牙も真似してみたが、無情にも尻から白い海に沈み、砂糖をたらふく飲んでしまった。
 しかし、と海面から顔を出した晃牙は思った。
 先輩と会えてよかった。果てのない砂糖海原、先輩とふたりなら怖いものはない。
「むぐ」
 先を行こうとした晃牙を、先輩が後ろから抱きしめる。
 振り向くと首筋を舐められた。
「ひゃあ! て、テメ〜! 何すんだよ!?」
 先輩は答えずに晃牙の首筋に歯を立てた。皮膚を覆っていた砂糖が唾液で溶け、べたべたになったところを舌で綺麗に舐め取られる。
 砂糖の波がふたりに押し寄せた。濡れた首筋にたっぷりと砂糖がまぶされて落ちない。
「うが〜! 舐めんな!」
「甘いのう〜。すっかりわんこの砂糖漬けじゃのう」
 わんこの砂糖漬けってなんだよ、と言おうとした唇も先輩に食べられたので、晃牙は目の前の肩を掴んで先輩を引き剥がした。
「俺様は甘いのは嫌いなんだよ!」
「では我輩も嫌いかえ?」
 俯いた零を白い波が攫いそうになる。
 晃牙は零の体に両腕を伸ばして引き寄せると、噛み付くように口付けた。
 砂糖の麻薬めいた甘さが舌先から脳天を突き抜ける。花のような瑞々しい香りはバッドトリップの見せる幻覚だろうか。先輩の舌の濡れた柔らかさが妙に鮮明で、甘いのはもういいと思うのに唇と舌を隙間なくくっつけたくなる。
「うう〜、頭イかれちまいそう」
 泳ぐ気力がなくなった。別にいいか。先輩とふたりなら、どうとでもなる。
 先輩が近くにあった紫色の布を自分の体に巻きつけた。紫がよく似合う。先輩が晃牙の肩にも掛けたので、晃牙も紫色になった。
「そろそろ頃合いかのう?」
 先輩がにっこり笑って晃牙の唇を舐めると甘い。
 やり返す晃牙の舌も甘い。
 砂糖が体じゅうに染みて、もう真っ白だ。
 こうして砂糖漬けができたのだった。

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