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描写練習・朝

 中学校の教室の日焼けしたカーテンにくるまって感じた日差しのような、やわらかい光を瞼に感じる。
 自然と目を開けると、白い天井が広がっていて、南向きの窓の外には金色に近い水色の空。
 朝だ。
「んん~……おっす、レオン」
 伸びをした腕を愛犬の頭に下ろしてひと撫ですると、レオンの飼い主――晃牙は躊躇うことなく布団から出た。梅雨には珍しい快晴の朝、学校に行く前にたくさん散歩してレオンのストレスを晴らしてやろうと思ったのだ。
 パジャマを脱いで制服に着替える。夏用スラックスを穿いてから半袖シャツに腕を通し、お気に入りのネクタイを締めるのを忘れない。と、顔を洗うのを忘れていた。律儀に玄関からお散歩セットを咥えてきたレオンをマテさせて、洗面台に向かう。
「……なんだ?」
 なんで頬が濡れてんだ。急にヒリヒリしだした頬と充血した目に首をかしげつつ、水洗顔を終えると晃牙は初夏の住宅街に繰り出した。

 

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