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大神の期末が酷いのでどうにかしなさいと言われた。何点だったんですか。12点。あまりに酷すぎるから、そして零は人の心がわからなかったから仲間内でさんざ笑って、でも俺内申もっと酷いし、でもう一度爆笑した。
「勉強くらいしろよ」
パイプ椅子を突き合わせて勉強をみてやると、晃牙は首まで真っ赤にしてせんぱいといるほうがたのしいんすと言った。ツインギター、せんぱいと、永遠に弾けるんす。
だからピックを摘む要領で、指先でなぞった。答案の4つの赤丸と「あ」答えを綴る利き手の甲。
「もっと首輪をさ、掛けさせろよ」
膝が触れた。震えていた。歓喜が愛し子の中を駆け巡り、胸元の赤ネクタイを弾ませた。
「勉強くらい、しろよ」
それが5人の仲間内で流行った。全員勉強しなかった。しないからこそ敗れ、膝をついたのだと零は思っている。
「なんじゃわんこ、おしっこかえ?」
4つの首輪をやりくりして、零は犬を飼っている。