ジョセシー140
街中で草原で公園でリビングで、彼の色を見つける度に、ひと月の友愛を思い出す。通りすがりに見かければ、彼が自分のもとを去っていくようにすら錯覚した。この世界には色が溢れているのに、それを纏う愛しい人はどこにもいない。
(変換はお手の物です)
問いかけに驚いて返せば、問いかけた当人が一番衝撃を受けたようだった。その後はお互い修行に身が入らなくて、気まずいまま就寝。自分は彼の死を見て初めて想いを自覚したのに、彼にはずっと前から好かれていたのだろう。そうして恋は届かなくなった。
(「なんで? 好きだよ?」)
泣いてるのンと茶化して聞かれ、泣くかスカタンと憎まれ口。外聞も世間体もない天国で、それでもおれは素直になれない。「ホントに好きだぜ、シーザー」「うるせえイモ」背中合わせの態勢から、心の痛みは伝わるだろうか?
(泣かないって言ったけど、痛いって言わないとは言ってないよ)
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