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同棲ちゅうの晃零

会話集


■零くんよくカッコつける
 零は晃牙を制止すると、食器棚の引き出しからテーブルライナーを取り出した。
 吸血鬼好みの真紅色。小春日和の光のヴェールの中で、それは儀式用の旗めいて零の手の中にあった。
 転がるように離れる。音もなく舞い、2人用の食卓にしめやかに横たわる。
 零がゆっくりと振り返る。
 ふたりはしばし見つめ合った。
「朔間先輩かっけ~! ……とは言わんのか?」
「冷めるだろ」
 晃牙は大盛りのチャーハンを真ん中に置いた。
「……むう」
「ほら、さっさと食って収録行くぞ」
 しぶしぶ席に着くと、晃牙がトマトジュースをワイングラスに注いでくれたのだった。


■朝早く
「眠い。しかし勿体ない」
「寝ろ」
「そしたらおぬし、すぐ仕事じゃろ」
「じゃあ夜更かしすんなよ」
「吸血鬼に真夜中(まっぴるま)から寝ろと言うのか。血も涙もないわんこじゃ」
「あ〜〜じゃあ起きてろよ。俺はレオンの散歩行くけどな」
 それでも10分早く帰ってくると、零はベッドから落ちた姿勢で行き倒れている。
「どんだけ俺といたいんだよ……レオン、先輩起こしてくれね〜か。俺は……ちょっとニヤケ面なおすから……」

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