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| 『真紅と純白、どっち……も食べたい! ローソンから上質すぎるムースたっぷりクリスマスケーキが登場』 http://news.livedoor.com/article/detail/12407006/ |
「わんこ! これ! 我輩の目みたいじゃな!」
「先輩よく白目剥いて寝てるからな」
「…………!」
「喧嘩ちゅうだったんだよ」
「罪悪感で真っ青になるなら言わないでよ……」
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2016年12月13日の記事は以下のとおりです。
| 『真紅と純白、どっち……も食べたい! ローソンから上質すぎるムースたっぷりクリスマスケーキが登場』 http://news.livedoor.com/article/detail/12407006/ |
「わんこ! これ! 我輩の目みたいじゃな!」
「先輩よく白目剥いて寝てるからな」
「…………!」
「喧嘩ちゅうだったんだよ」
「罪悪感で真っ青になるなら言わないでよ……」
いつも拍手ぽちぽちありがとうございます……!
見ていただくからには練習の名目でプロットだけとか起承転結のハッキリしないものとか上げない方がいいなあ、上げるにしてももっと書き込んだ方がいいなあ、と気を引き締める所存です
って上げたあとで言うのですが……
※
文章書きに送る50枚の写真お題(http://petit.hotcom-web.com/50photo/)
※
なんか古い友人が実家の手伝いを始めたとかで朔間先輩が見に行きたいと言うから(先輩はどこにでも友人がいる)、俺様は旅行最終日に名も知らぬ神社に足を延ばした。けっこうデカかった。親父が神主で跡を継ぐ?修行中らしい。寺みて~に神社も世襲制なのかな。わかんね~けど賽銭投げて、ガランガランやって、手を合わせてお守りも買った。大願成就。世界一のアイドルになるには運も味方につけなきゃいけね~。
「わんこ、あれ何じゃ?」
朔間先輩は友人と2年ぶりに会えてご機嫌だった。妖怪〇ォッチのED曲聴いたよ、かっこよかった、あれ妖怪つながりで呼ばれたの?と聞かれて素直にそうじゃと答えていた。名残惜しげに手を振った後は鼻歌なんか歌いながら石の階段を飛び降りて、玉砂利の上を跳ね歩きながら俺様の先を行った。ときどき振り返っては「まだかえ?」と笑って小首をかしげていた。「綿飴屋さんとかリンゴ飴屋さんとか出てないんじゃのう~」「そ~いうのはお祭りだけだろ」「ふむ?」そういうものなのかや?と言いつつピョンと飛んだ。玉砂利が硬い音をたて、先輩は参道のアスファルトに着地。
そこで、はるか前方の集団を見つけた。
「何をしておるんじゃろう? 楽しそうじゃな♪」
「あ~……」
先輩のキラキラ輝く両目につられ、俺様は鳥居の近くのガキどもに目を向けた。
今さっきの朔間先輩と同じく、ぴょんぴょんと飛ぶ集団。あっちはめいっぱい脚を伸ばす。楽しそうな声を上げているが、真剣勝負だ。
――じゃんけんぽん!
――ち、よ、こ、れ、い、と!
広々とした参道に、甲高い掛け声が響く。
……やりて~だろうなぁ。
「おぉ……♪ ……うむ?」
うっとりと見つめる先輩の前に拳を差し出すと、紅い目が丸くなって俺様を見た。
溜め息を吐き、顎をしゃくる。
――あ~負けた~!
――ぐ、り、こ! 進まね~!
ぱああ、と先輩の顔が輝く。
「じゃんけん、ぽん! ……あっ♡ 我輩の勝利じゃ♡」
「先輩パーだからパイナップルな」
「なんだか恥ずかしいのう~?」
「い~から飛べよ」
先輩はガキみたいに頬を赤らめて飛んだ。ぱいなっぷる。
「『っ』もカウントしてい~んだぜ」
なぜか考え込む先輩。
「う~ん、ハンデにしようかのう?」
「はあ?」
嫌な予感がした。先輩の唇の端が吊り上がり、牙がチラリと見えている。悪巧みをするときの表情だ。
先輩はこちらを向いて、見惚れるほどの笑顔。
「ほれ、我輩脚長いし」
「じゃんけんぽん!!!」
先輩チョキで俺グー。
「ぐっ、り、こぉ!」
「ふふん、半分もいかぬか。まだまだ届かんようじゃな」
「~~~~!!」
チョキ! グー! パー!
すばやく三連戦。対して先輩はグー、チョキ、チョキと出し俺様の先をゆうゆうと飛び跳ねていった。
「道が空いておるようじゃのう~? 晃牙、ゴールは鳥居の下でいいのかや? もう少しで着いちゃいそうじゃが」
「うぐぐぐぐ……ノりすぎだろ!?」
「我輩には天が味方しておるのじゃ。ほれ、この通り♪」
そう言って懐から取り出したのは……真新しいお守り。
「俺様も買ってんだよ! じゃんけんぽん!」
「お、我輩の勝ちじゃ」
「ぐぐ……もう!回!」
さっきグー出したからチョキ!
先輩が3歩進んだ。
「ぽん!」
俺の負け(チョキ)!
「ぽん!」
負け(チョキ)!
「……っぽん!」
あいこ(グー)!
「っあいこで、パー!」
「チョキじゃ」
…………。
「アンコールはいかがかのう?」
とうとう鳥居の下に辿り着いたとき、俺様と朔間先輩の勝敗は明らかだった。
「意外と早く終わってしまったのう~? ホントにもう一戦するかえ?」
「うが~!」
曇り空の下、表情すらわからないほど遠くの先輩の晴れ晴れとした顔が、冬の太陽めいてカラカラと輝く。
先にグリコをやっていたガキはどこにも見当たらなかった。少しだけほっとした。それがガキどもに俺様の負け姿を見せたくなかったからだと気付いてもう一度吼える。
「クソが~! 『もう一戦』じゃね~よ! あと100戦すんだよ!」
「かまわんが……帰りの新幹線はどうする? 1戦くらいはできるじゃろうけれど……それに、我輩には天が味方しておるのじゃよ?」
「運がなんだよ! 俺様は神すらひれ伏す男! 大神晃牙様だ~!」
全身で怒りを表した、そのとき。
「「「「おおがみこうがだ~!」」」」
先輩が振り返ったときには遅かった。
鳥居の先に、さっきの集団がまばゆい笑顔で仁王立ちしていた。いや、数が妙に多い。どうやら援軍もとい仲間を連れてきたらしく、総勢20人近くが俺様たちに駆け寄ってきた。なんてったって天下の大神晃牙様と朔間零様だ。そして天下のUNDEADは妖怪〇ォッチの今期ED主題歌担当。ツラが割れている。
包囲網。
「うわ~! れいだ~! ホンモノだ~!」
「かたぐるまして~!」
「おぉ、おぉ……順番にのう?」
活きの良いガキどもに囲まれ揉みくちゃにされながら、朔間先輩の方を向くと目が合った。肩車してやろうとしゃがんだところだった。ニヤリと、悪魔的な美貌に悪魔的な微笑が浮かぶ。
「リベンジ、残念じゃったな?」
「うが~~!!」
……とは叫ぶものの。
グリコの最中に見た先輩の笑顔があまりに無邪気だったから、俺様はまあいいかと思った。
別に勝敗は良くない。ただ、先輩が楽しんでくれたなら、俺様が惨敗するだけの価値はあったんじゃね~かなと思う。
そう、惨敗。惨敗、惨敗、惨敗……。
…………。
後日。
「……それで、俺達が呼び出されたのか」
「4人でやる必要ある~? 帰って女の子と電話したいんだけど~?」
「まあまあ……わんこの散歩に付き合っておくれ♪」
「散歩じゃね~! こちとら真剣勝負なんだよ!」
深夜の児童公園で、俺様はUNDEAD頂上決戦・グリコ編を開いたのだった。
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