真夏日
今日は真夏日だ。晃牙も零も、ソファーにぐったりと身を投げ出し、クーラーでは冷めない熱を持て余している。
「あつい~~あついのじゃ~~~~」
おもむろに零が立ち上がった。晃牙が眺めていると、そのまま体を引きずるように移動して、寝ているレオンの隣に腰を下ろす。
「おぉ……晃牙、ここ涼しいぞい」
「かわいそうなことすんなよ、レオン逃げてんじゃね~か」
そうは言いつつ晃牙もいそいそと向かう。
零の隣に座ると、なるほど頭上からクーラーの冷気が直撃。むしろ冷やっこい。
「さみ~んだけど」
「ふむ、近う寄れ……いやそうではない、くっつくな」
「いいだろ」
「逆に暑、んっ」
「…………」
「んぅ、は、ぁん……これっ」
「勃ってら」
「おぬしなあ……」
「いいだろ、暑いし。後で水風呂しよ~ぜ」
「む、むう…………アイスは?」
「サーティーワンもつけてやる」
「スイカバーでいい」
「安上がりになったなああんた……俺ガリガリ君な」
「いいから、ほれ、早く」
「へいへい」
「へいは1回じゃ」
「はいよ」
「ククク……」
「やっぱりサーティーワンがいい。今ならダブルがトリプルじゃ」
「はあ? めんどくせ~」
「さっきの甲斐甲斐しさはなんだったのじゃ。飼い主の言うこと聞くのが忠犬の本懐じゃろ」
「犬とか呼びやがったからやる気なくした」
「のう、ダ~リン? お願いじゃよ?」
「…………」
「あぁっDVじゃ、視線のDV!」
「んなモンね~だろ。帰ったらもう1発な」
「わんこのエッチ」
「……!……!」
「およ? あれなるは薫くんではないかえ? お~い! 晃牙とサーティーワン行くのじゃ! おぬしもどうかえ?」
「バカップルふたりで行ってよ……晃牙くんの奢りね」
「なんでだよ!」