ちょっと上野に行ってきました。[ミナミさん]

133_p1.jpgこんにちは、ミナミです。やっぱりこの忙しさには師も走る、という感じの師走ですが、みなさまいかがお過ごしですか?

酉の市も終わり、羽子板市も終了。あぁ、残す行事はクリスマス…、と言う感じで、もう2006年も残り少なくなってまいりました。(12月はなんやかんやと忙しいですね~)
来年はいよいよアーバンフォートの皆様はご入居が始まりますね。南千住でお待ちしています!

さてさて今回は、前回の写真の答えを発表!(いったいなんでしょう?!)

の前に、

133_p2.jpgちょっと上野に行ってきました。
上野は南千住から常磐線で一本です。(便利ですよ!)
有名な美術館やホール、動物園、お買い物やおいしいお店などなど、楽しみいっぱいの街です。特に、国立美術館や上野の森美術館、東京都美術館などの芸術系の施設をはじめ、お子様と行ってもぴったりな国立科学博物館や上野動物園などもあり、子供が小さい頃は結構連れて行っていました。



春の桜もいいけれど、紅葉の上野も散策に良いですよ(芸術の秋?!今年は木々が色づくのがゆっくりですね~)
そして、上野の中でも前回登場した写真に関係あるのが上野動物園。

133_p3.jpg(ここまできたら)ご想像の通り、写真に写っていたのは上野動物園にいたゾウの写真です。名前はインディラ。昭和24年にインドからやってきたインディラは、昭和58年に死んでしまうまで、本当にたくさんの人々を喜ばせたインド象です。インディラという名前は、当時のインドの首相だったネール首相のお嬢さまのお名前から付けられた名前だそうです。(インディラさんもまたその後インドの首相になられた方です)
戦争でいなくなってしまった上野動物園の動物達、もちろんゾウもいなくなってしまいました。(教科書に載っていたかわいそうなゾウのお話しをご存知の方もいらっしゃるかも! )そんなときに、小学生の男の子が「ぞうを見たことがない妹のために像をもらってください」と書いた手紙をきっかけに、「ゾウを上野動物園に連れてこよう! 」という運動が、子供たちを中心に広がり、最後には、インドのネール首相から、この写真に写っているインディラが寄贈されることになったそうです。(詳しい事は本にもなっていますので、興味のある方は調べてみてくださいね。もし違っていることがあったらご容赦ください! )

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写真に写っているのは、ネール首相とお嬢さまのインディラさん、そしてゾウのインディラです。これはインディラが寄贈された式典のときの写真のようです。

133_p5.jpg上野動物園には、このときネール首相から日本の子供たちへ贈られた手紙が彫られた記念のプレートが飾られています。ゾウの園舎に飾られていますので、機会があったら見てみてくださいね。


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インディラはいなくなってしまったけれど、上野動物園には、元気なゾウが今日も子供から大人までたくさんの人を喜ばせています。

では、どうして、この写真が? と思われるかもしれません。
南千住、そして周辺の街は、やっぱり歴史がある街ですね。
このゾウのインディラがやってきたときの記念式典に子供の代表として出席したおばあちゃまが貸してくださったもの。ゾウのお話しも写真と一緒に教えて頂きました。(そして後日、「妹のために象をもらってください」と書いた手紙に登場する“妹”さんとおばあちゃまは偶然お友達になったそうです。インディラのご縁でしょうか。不思議ですね~)

今回はちょっと昔のお話でした。

それではみなさま、どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。
日に日に寒くなってまいりますが、お身体にお気をつけてお過ごしください。
来年から南千住でご一緒できるのを心から楽しみにしております。

2006年12月25日 17:46