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私信:11/10の22時台に拍手いただいた方へ

  • 2016/11/11 16:24
  • Posted by あひ

この度は拍手いただき本当にありがとうございました!
実は、10回分拍手していただける方がこの短期間に現れる訳ないと高をくくり、本来10回目のお礼画面に表示させるべき文章を作っておりませんでした……申し訳ございません……。
以下の文章が本来のお礼になります。お納めいただけると幸いです。

反転してお読みください。

 

…………

………

……

…  

10度も愛を交わす頃にはパチパチはパチパチパチパチになり、
朔間先輩は黒いシーツにぐったりと身を横たえていた。
「手、どけろよ。できね~だろ」
覆い被さって言うと、先輩の腕が赤い唇をますます隠す。
「やじゃ。あと100回するじゃろ」
「しね~よ」
「50回はする」
乗り気だったくせに。呆れてベッドから下りた俺を、朔間
先輩が視線で追いかけるのを背中に感じる。弱弱しく。
廊下に出てキッチンに向かい、冷蔵庫からスポドリを2本
とって片方だけ飲む。空のボトルはですすぐ。そうして考
える。たしかにあと1,2回はしてもいいけど、こういうのは
数じゃないのだ。先輩を感じさせるのが一番で、朔間先輩
が心も体もとろとろに溶けた時点で目的達成なのだった。
たしかに1,2回目は子どもみたいなキスだったけど、3回
目からは貪り合った。セックスの準備のキスだった。俺も
朔間先輩も相手しか見えなくて、ふたりで気持ちよくなる
ことしか考えてなかった。気持ちよくなった。はずなのに、
急に先輩が嫌がったことだけが心の奥に引っかかってる。
水がシンクに跳ねる。布巾で拭こうと手を伸ばし、身をか
がめる。流し台に鏡みたいに俺の顔が映る。……ん?

「先輩はよぉ、あと何回して~の」
ベッドサイドにスポドリを置いて聞けば、予想通り先輩は
大慌てで布団の中に逃げようとした。させなかった。
細い手首をシーツに縫い止めて、首まで赤くした先輩に
聞き直す。駄目だ、ニヤケ面がぜんぜん戻らない。
「50回? 100回?」
「うう~……んんっ!?」
口づける。
「ん! ン、ぅ、……ん……、っは、……んぁ……っ」
淡雪みたいな唇に噛み付く。舐める。今度は唇だけで
食んで、濡れてふやけた下唇を舌でつつく。拒む癖に
薄く開けられた唇を吐息で笑いながら、舌先を滑り込
ませて歯列を丁寧になぞる。研ぎ澄まされた先輩の
牙を、これから役立たずにさせると宣言するように。
もう10回も、役立たずにしているけれど。
「ぁ、あ……んむぅ……っ」
歯列の奥にそっと忍び込ませると、朔間先輩の口は
待ち侘びたように勢いよく舌にしゃぶりついた。
「はあぁ……❤ ン、んんぁ……っ……んぅ……❤
ぁっ……んぶ、っ……ぅあ……❤ んむぁ……っ❤」
肉厚の舌に自分のものを擦られたり、尖らせた先端で
顎裏をなぞられたりするたびに、先輩は嬌声を上げた。
性感帯を掠めると、掴んだ手首がびくびくと跳ねる。
年下の男の一部で口の中を満たされるのを悦んでいる
のだった。もっと俺で満たしたかった。舌を絡める。擦り
合わせる。もっと。自然と胸に手が伸びた。薄い胸の肉
が指の間で形を変え、悩ましげな吐息が鼻から抜ける。
「ぁ、こうが、集中して……っ」
俺の唇を愛して。
言われて、体を離した。両手だけでなく、唇も先輩から
退かす。呆然とする顔の美しさ、唾液で濡れた唇が
半開きになり、次第に震えるのを、俺はじっと見つめる。
喉が鳴る。朔間先輩と、俺のも。

「…………あと……100回、したい……から…………」

歯列の奥で、赤い舌がうごめいている。

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