クリスマスってやつらしいですが、全く関係ない生活してます。
ケーキ食べるわけでもないしプレゼント交換するわけでもないしー。
でもネタとしては美味しいイベントなんですよねえ。
とか言いつつ絵も描けなかったので、脳内に過ぎったネタだけ置いときます。
推敲なしなのはご愛嬌ー。
記事一覧
世の中の流れに少しだけ沿ってみる
冬に里帰り
堂上夫妻はひっついてりゃいいさー、なんて思って妄想。
描くもの描かないで、なんて言わないで…!
・別冊I以降、お正月辺りに夫婦で奥さんの実家に里帰り。
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寝落ちネタ
※2013/12/29発行の本『step by step』に、時間軸等修正した上で収録しています。
***
昨夜うっかり絵茶中に寝落ちしちゃったのを糧にネタを一つ。
転んでもただじゃ起きないぜ!と言ったのはこないだ風呂で寝ちゃった時だったか。
なんで続けて眠っちゃったネタなのか自分に問いつつお送りします。
お泊りネタです。この手の話は初めてかも。
なのでちょっとかなりこっ恥ずかしいですがアップするですよ。
時間軸は別冊I・5章冒頭よりも少し前の時期になります。
全くえろくも何も無いですが、一応若干注意。
堂上班の公休が丁度日曜に重なる前夜、郁は彼氏であるところの堂上から夕飯と『お泊まり』に誘われた。
目下、不安といえば少し先に控えた昇進試験くらいの郁に断る理由はなにもなく、一も二もなく首を縦に振った。即答してからはしたなかったかもしれないと少し恥ずかしくなったが、堂上が望んで郁も望んだのだから気にしないようにした。
だがこんな日に限って残業はやってくるもので、仕事を片付けてやっとのことで事務室を出たのは20時をとうに過ぎた時間だった。
30分後にロビーな。寮まで一緒に帰ってきた堂上にそう言い渡された郁は駆け足で部屋に戻り、もどかしくスーツを脱ぎ捨てた。柴崎のおかえりという声にまともに返事する余裕もないまま、ワードローブを引っくり返す。
下着はこないだ柴崎と選んだ新しいやつでいい。でも服!服どうしよう!
そんな郁の心の声が伝わったのか、はたまた無意識にだだ漏れていたのか。後ろからすっと伸びてきたほっそりとした腕が一枚の服を取り上げた。
「これがいいんじゃない?まだデートに着てってないでしょ」
「ありがと柴崎助かったあ!」
柴崎の的確なチョイスに感謝してそれを身に付ける。その間にバッグはあれ、靴はこれと意見を交し、急いで必要なものを鞄に詰めて髪をさっと整える。柴崎にもう一度お礼を言うと、ひらりと手を振って見送ってくれた。
*
ロビーで堂上と合流し、駅へと向かう。基地から出て少し歩いたところで堂上に手を取られ、指を絡められた。夜になると少し肌寒い時期なので堂上の手から伝わる体温が心地好い。その温かさを逃がさないように、郁もきゅっと指に力を込めた。こうやって手を繋いで歩くだけでほんのり胸が温かくなる気がする。こんなこと口に出せば、痒いこと言うなと叱られてしまうだろうから言わないけれど。
幾駅か移動する為に、武蔵境から電車に乗り込む。
週末の夜だからだろう。人で賑わう車両の中には既にアルコールの臭いが漂っていて、人ごみによる暖かい空気と相まって独特の臭いがしている。酒があまり得意でない郁は、その臭いに思わず顔をしかめてしまう。
隣に立つ堂上には表情の変化など筒抜けで、車内をさっと見回すと納得したように頷いた。
「そういや週末だもんな。郁、こっちこい」
堂上は郁の腕を取ると車両の隅へと誘導し、壁際に立たせた。堂上はその目の前に向かい合うように立ち、片腕を郁の肩の辺りの壁に突いて体を支えている。丁度、郁が堂上に包まれるような具合だ。
間近から漂う堂上の匂いに少し気恥ずかしくなるが、郁が嫌だと感じたのを察してくれたその優しさが嬉しくて、自分よりも僅かに低い位置の肩に頭をもたせかけた。
*
個室仕立てに部屋を区切られて落ち着ける居酒屋で遅い夕飯を取った後、ホテルへ向かった。
就業後、風呂どころかシャワーすら浴びる暇もなかった郁は、堂上に促されるままに風呂に入った。温まる体にほっとするのと同時に、この後を想像して頬が熱くなる。
外泊にはすっかり慣れたが、やっぱりこの場にくれば羞恥心が顔を出す。思わず風呂から上がりたくないと思ってしまったが、風呂に入っていないのは堂上も同じで、自分が上がってくるのを待っているだろう。頬が赤くなっているのは風呂上りの火照りだと誤魔化せるからと、郁は腹を決めてバスルームから出た。
「教官、お風呂先に頂きました。気持ちよかったですよー」
「じゃあ俺も入ってくる。ちゃんと頭乾かしてろよ」
すれ違いざまに大きな手でぽんと頭を叩いて、堂上はバスルームに向かった。それを見送った郁は、タオルで髪を拭きながらベッドに腰を下ろす。そしてそのままの勢いで体を横に倒した。スプリングの利いたベッドが、ぽふんと郁の体を受け止める。
ああ、頭乾かさないと。堂上教官に怒られちゃう。きっとすぐ上がってくるから、早く乾かさなきゃ。ベッドも濡れちゃう。
行儀悪く横になりながら頭を拭いていると、ふ、と意識が遠のいた。
夜更けというよりも夜明けに近い時間。郁はホテルのベッドの上、肩を竦めて体を縮こまらせて正座をしていた。向かいには胡坐をかいて座る堂上。いたたまれない自分と正反対で、どこか楽しそうな笑顔だ。
「ありえないですよね、ホテル来て彼氏待ってる間に寝ちゃうとか…呆れましたよね…」
「阿呆、こんなんで呆れてるようじゃお前の彼氏なんざ勤まるか」
しょげた心のままに出した声はやっぱりしょげて弱弱しかった。堂上はそんな郁の言葉を即座に否定し、いつものように頭をぽんぽんと叩く。ちらりと上目遣いで見上げればやっぱり楽しそうで少しむっとする。
「それ貶してるのかフォローしてるのかどっちなんですか!」
「本心に決まってんだろが。可愛い彼女が疲れて寝てるのを起こすほど俺は酷い彼氏じゃないと思ってたんだが。それにお前の寝顔見てるのも楽しかったしな」
「うわあ、恥ずかしい人がいる」
「言わせたくせに何言ってんだ。そういうこと言う元気あるなら覚悟しろよ?」
「か、覚悟ってなんでしょう。笠原分かんないなー…って言ってもいいですかね」
そうは言っても想像はついている。というか、この場所でやることなんて一つだ。元々そのつもりで泊まっている部屋だ。ただ、自分が目を覚ましてからずっと楽しげに笑う堂上に、いつもとは少しばかり違うことをされそうな予感にいささか腰が引けてしまうだけで。
軽いノリで空気を変えようと思って口に出したのだが、どうも想定とは違う効果を発揮したようで、堂上の笑みが更に危険なものになった。擬音をつけたらきっと、にやり、って音がすると思う。
「言いたいなら止めんが、体に分からせることになるぞ。二度と分からないなんて言えないくらいにな」
「きょ、教官のヘンタイ!スケベ親父!」
「そんなこと言う悪餓鬼にはお仕置きだな」
その言葉と共に、さらりとしたリネンと柔らかいベッドの感触、そして熱くて逞しくて、郁を世界で一番安心させて一番落ち着かなくさせる体に包まれた。
*
「きょーかんの馬鹿ぁ…もう動けないぃ~」
「お仕置きつったろ。お前が阿呆なことばっか言って全然分かってないから」
「だって」
自信ないんだもん。
聞かせるつもりはなかったのだろう。そっぽを向いたまま、すぐ側にいたから辛うじて聞こえるくらいの呟きだった。
郁は付き合うようになっても体を繋げても、たまにしか言わないが可愛いと告げても、自信がないと言う。自信過剰にならないのは郁の良いところだが、あまりに卑下されると自分の想いが伝わっていないような気になる。
そして時々、思い知らせてやりたくなる。郁がどれだけ魅力的なのか、自分がどれだけ郁を好きなのか、どれだけ捕われているのか。
5つも年下で、普段の言動は年よりも幼い彼女にこれだけ振り回されている自分は、傍から見れば滑稽かもしれない。だが、それでも構わないくらい惚れているし、手放したくない。成長する郁に手を差し延べ、導きたい。ずっと自分の手で守りたい。
そんな思いは日に日に募り、今にも溢れそうになっていて、先走りがちな自分に苦笑する。だが、恋人になって一年、付き合いだけならもっと長い。だから先走っていないと言い訳をしている自分がいることにも、堂上は気付いていた。
***
ひとまずこんな感じ!サイト再掲する時には改訂すると思います。
昼間っから今の今までこんなネタを受け取っては良い反応をしてくれた某氏に捧ぐ。
ちゃんと日記にアップしたよ!<私信
風呂ネタ
昨夜、うっかり風呂で一時間位寝ちゃったらお湯が冷えてひどいことに。
寒かったったらありゃしない。
だけど転んでもただでは起きないぜ。
という訳で携帯から小ネタ。
PCで打ちたいよ携帯だと打ってる側から忘れそうだ!
妄想逞しく生きてます +コメント返信
お昼の休憩中に堂上夫妻の会話とかを考えて萌え萌えしてましたこんばんは。
ひたすら単純作業をやってる時ってついつい妄想したいと思ってしまうんですが、
そういう時って意外と何も考える余裕ってないもんなんですよね。
手だけ動かしてるから頭は空いてる筈なのに、頭はひたすら枚数のカウントしてたり。
逆に頭使ってやらなきゃいけない時に限って妄想の芽がぽろっと出たり。
これって、試験前に漫画全巻通しで読みたくなったり片付けしたくなるのに近いかも。
(ほんとか?
今日の休憩中、携帯のお気に入りに入れてる日記とかを覗いてたら、
Tみいさんの日記で、SASUKEで『助走なしのバク転』を見れたって書いてあって
なんで私見なかったんだろう!篤さあーん!って半ば本気で思いました。
仕事の休憩中に何してんでしょうね私……。
で、ちょっと妄想してみた堂上夫妻。
郁と篤は、二人並んでテレビを眺めていた。
今日見ているのは、自らの身体能力を最大限に使ってアトラクションを進んでいくゲームに参加者が挑む番組だ。運動が好きな郁は、この手の番組を見るのも割りと好きだったりする。
大きくそびえ立つアトラクションに挑んでは敗れていく参加者に歓声を送りながら見ていると、ある参加者がバク転をしてみせた。しかも助走なしだ。
郁の隣に座る夫が以前しでかしたことを思い出し、思わず隣を見てしまった。
恐らく、篤も郁と同じように自分のやったことを思い出したのだろう。テレビを睨み付けるかのように見やるその顔は、ふてくされたような仏頂面だ。
篤がベッドの上でバク転をして落ちた時のことは、多分この先しばらく忘れられない。
図書隊に入隊した時からの上官だった彼は、郁がちょっと調子に乗ったりふざけたりすると容赦なく拳骨を落とすような人だった。今でもそれは変わらないが、まさかそんな人がこっそりと、まるで少年のように、やってみたいからと言って寝室に隠れてあんなことをするとは思わなかった。
今まで知らなかった少年のような面を見て、嬉しいと同時に可愛いと思ったのは夫には絶対に内緒だ。可愛いなんて言った途端にふてくされるのは目に見えているし、必ず反撃されると思うから、余計なことは言わないに限る。
余計だと分かっていても、それでもどうしても一言だけ言っておきたかった。
「篤さん、また無茶しないでね?」
覗き込むように夫の顔を伺うと、仏頂面だった眉間に更に皺が寄っていた。
あ、まずかったかも。そう思ったけれどもう遅い。完全にふてくされてしまった。
「うるさい阿呆!」
近所迷惑になるから抑え目にしていても良く通る怒鳴り声に、郁の耳がきぃんと鳴った。
***
この翌日、特殊部隊事務室でSASUKEの話題で盛り上がってたらいいよ。
で、玄田隊長が、
「お前らそんなに好きなら実際にやれるようにするか!」
とか言って、奥多摩にそれっぽいアトラクション作っちゃったりすればいいよ!
***
以下、コメント返信です。
ブログへのコメントも拍手同様にこちらで返信させて頂きますー。
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