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「あー!!!!!っっもう!!イライラしますわ!イライラしますわ!!!」

ゲシゲシとヘコまされていくのは罪のないロッカー。怒りの主は上から下まで高級そうな女の子。ちょっとキツめのコルセットの下には眼の疲れそうなレース模様が入り乱れ、素材の色がくすんでなければ申し分なかっただろう。

ここは更衣室。おかしな科学者2人組から逃げ惑うミスラが、最初につっこんだところである。

「コホン…フラミアお嬢様、おやめください…レディーとしてそのような蛮行…」
「うるさいうるさい!お黙りなさいセルヴィ!!このわたくしに逆らうというの!?」
「お嬢様…私はそのような…」
「みられたのよ!?みられたのよ!!あんな血の色も分からないようなオス犬に私のぱんつを…うぁっぁああ!!」

ゲシゲシゲシゲシ

フラミア・ラミアミア。かつて国境をまたがる勢力を有し、歴史の表も裏も根こそぎ牛耳ってきた名家、ラミアミア家の次女。まぁ、ぶっちゃけもう滅びたが。

「なんでなんですの!!わたくしが!このわたくしが!!このような下賎な職業で…バイトなんて!!!」
「お嬢様…強くありませ…」

セルヴィと呼ばれた、どうみても執事ないでたちの女の人は、ハンカチを噛みながら主の乱心に心を痛めている。



「あんさー、いい加減にしてくれん?邪魔やし」

フラミアが開けっ放しのロッカー、その扉に隠れるように着替えていた少女が声をかける。中わけ、あっかい髪、はみでた牙。リットーサ・メルメルヴィ、知る人ぞ知る彼女もまた名家の出である。
メルメルヴィ家。人でも魔族でもない、彼等独自の形態と歴史を有し、誇り高き進化を遂げた異形の一族、吸血鬼。人々の影となり、闇より静かに、人間の歩みを導いてきた、そんな一族である。まあ、滅びたが。

「グチグチグチグチうるせーの、もうあきらめんや?無駄やし。そんなヒマあったら一円でも稼げ」
「もちゃ…」

横にいる薄い黄緑色の、酵母で膨れたパンみたいな髪をした少女が相槌を打つ。彼女はリットーサの異能の力で、彼女に完全に忠誠を誓う側近である。悲しいかな、もちゃもちゃとしかしゃべれないから、名前もモチャ。一応未確認生命体に分類される。

「なんですのあつかましい!アナタにそんな口をきかれる覚えはなくてよ!…まぁ、アナタはわたくしと違って卑賤な制服がよくお似合いになるからいいでしょうけど…」
「なんて?今ケンカ売った?売ったな?」
「もちゃー!」
「お嬢様、おやめください…なにとぞ、リットーサ様も」

一触即発、そんな時。



「はれー!!!」

変な黒髪の塊が2人の間に飛び込んできた。

「もうだめじゃ、もうだめじゃぁ!!見られてしもたのじゃ!しもたのじゃぁぁ!!」
「ミリモ姫様!ご自愛くださいませ!そのように自らを傷つけなされてはなりませぬ!!!」

チョコでできたキノコみたいな少女と、それを追いかける黒装束。遠く月国よりさらに北、極寒の地にて大地を移ろう人々、ユモウ族の長、ミリモ姫とその従者タツカゲである。

「タツカゲ…見られたであろ?見られたからには、捧げねばならぬのであろ?わらわの…わらわのみさおをぉ…オロオロオロ」
「掟にござりますればやむなし…さればこそ、さればこそ姫様には己を強くもっていただかなければなりませぬ!!我等一族の誇りをもってすればいかなる蛮行をもこらえて…」
「そうではない!そうではないのじゃぁぁ…」
「な、なんと申されまする!?」
「これが…恋というものなのかの…タツカゲ」
「ひ、姫様!!まさかあの男に…」
「う…歌を送ろうと思うのじゃ…う、うとまれはすまいかのぅ…めんどくさいおなごじゃと…」
「な、なにをおっしゃりまする!!姫様に思いを寄せられて、恐悦のあまりにいきみ死ぬことはありはすれど…よもや邪険にするような男であればそれまで!このタツカゲが斬って捨てて…」
「待つのじゃ…待つのじゃタツカゲ…!!」

更衣室から飛びだそうとするタツカゲを止めようとするミリモ姫。よもやうっかり者のせいで思い人を斬られはすまいか、そうなったらわらわはどうすれば…

もちろんそんな心配は杞憂におわる。

逆行を背に、入口で仁王立ちしているのは当の思われ人ミスラ。突っこんできたタツカゲを楽々とキャッチし、おっぱいを揉みしだき、高らかに雄たけびをあげる。


「処女はいねーがー!!!!」


・・・・・・。


「ふぁ……ぅぐ、……ん、ぁ、やぁ…」

更衣室の床付近は少し空気が冷たい。

だからこそ皆理性がよく活動し、室内にいる全員が、その場で起こっていることをそこそこ客観的に見つめる事ができた。一匹の欲情したオスに嬲られる、かよわき少女たち。そのエロスと背徳感。

「……ん、…ふぐ…。」

イスに手をつき、不自然なまでに尻を突上げることを強制されたリットーサは、ぱんつの上からくちゅぐちゅと、ミスラの指に蹂躙される。
上には赤いシャツを一枚着ただけの状態。お腹に添うように這い上がるミスラの左手が、たまに乳房を撫でていく。少女にとって、ぱんつの染みを意識するというのは産まれて初めてのことだ。自分の肉からにじみでた雫が、滴っていくのがはっきりと分かる。

「うぁ…!そんなん…ないよ…」
「んー?なにがないのかね?この猫バッジが目にはいらんのかね?」
「ちがっ…んぁ…」

つぷん。

「やぁっ!!」

少しでも嫌がる素振りを見せれば、容赦のない中指の一突きが、内壁の柔肉をえぐりとる。だから少女は、真綿で締め付けるようなじんわりとした快楽に、ただただ耐えるしかないのだ。

「あぅぅ…」

ミスラはぱんつを少しずらし、糸を引く恥肉を指の腹でぺとぺとやりながら、ねっとりとした柔肉を広げてみせる。穴の先には、ガタガタとヒザを震わしたフラミア・ラミアミア。

「な、なんですのまったく…そんな汚らわしい穴を広げて見せるなんて…」
「ホホゥ、汚らわしいとな…?」

これにはミスラも食いつく。

「か…勘違いしているようだからいっておくわ!そこのメス猫はともかく、私がシャマニと契約したのは私の子供、即ちラミアミア家の跡継ぎが欲しいからなのよ!それだけなの!!
アナタはただの付属物!わたくしの高貴な膣に子種を注げることを、ありがたがってひれ伏していればいいのよ!!」
「ふんふんなるほど、まったく聞いてもないことをぺらぺら主張するお嬢さんだね……あの、執事さん?」

「は…、セルヴィと申します」
「セルヴィさん、じゃぁその、口でしてもらって…」
「は…失礼しますその…知識はあるのですが…なにぶん実戦経験がないので…その…」
「ああいい、そっちの方がいい、うんうん」

「ちょっとセルヴィ!あなたそれでもラミアミア家に仕える人間ですか!」
「ああしかしお嬢様…お嬢様が今ご自分でおっしゃられた通り、我々はこの商隊の方針に従うことを決めておるのです、それを破ったとあってはそれこそ家名に傷が…」
「おだまりなさい!そんなことをいうのはこの口なの!?あなたにはラミアミア家に仕えるラミあびへぁ…痛い!」
「お、お嬢様…!」
「あぅ…あぅ…あなたのへいよ…へるひー…」

「えーいめんどい!!ユイラ!ホタル!!ひん剥け!」

「はぁい、ミスラ様ぁん」
「御意に」

2人の猛者が、機敏かつ丁寧に、やーやーいう少女に襲い掛かる。

ユイラとユキボタル。2人はこの更衣室にくる前に、完全にミスラに服従することを宣言した。ただし、自分達を退屈させないという条件付で。

「お放しなさい!汚らわしい手でわたくしに…!!」
「うけけけけ。黙ってみてろっての」

ちなみに、スケアクロウもいる。

更衣室内メンバーは、ミスラ、スケアクロウ、ユイラ、ユキボタル、フラミア、セルヴィ、リットーサ、モチャ、ミリモ、タツカゲ…はっきりいって狭い。
女の子の生活圏に特有の、ほのかないいにおいの裏に、長い長い時間の堆積を経た汗のにおいが鼻をつく。結構ぼろい。補修代をケチってる感じ。



ちゅぼ…。ちゅぶ…
くぽっ……ちぅ、ちゅぷ。ちゅぼっちゅぼ、ちゅぶぶぶ。

「ぬおお、これが初めてだと…バカな」
「は…その…んむ、…んぁ、一人訓練だけは絶やさぬよう心がけておりました…ちぅぅ…」
「おおお、そんなところに舐められる場所があるとは…」

セルヴィの白髪交じりの頭髪が前後に揺れる。ただただ流麗なだけではない、美しく整った顔でよせよと思うほどに舌を突きだし、亀頭の周囲をチロチロと舐める。くちびるを伸ばして尿道を吸う。じゅぼじゅぼと卑猥な音をたてる。

んふ、ふぁ…ん、ちゅご、…ちゅぷ。…んぁ
くぽっくぽ、っきゅぼ。っきゅぅぅぅ。ちぅ、ちゅく、ちゅぷ。

美の壊し方を心得ているのである。そのギャップが、ミスラの目に強烈に焼きつく。
入念に亀頭を責めるとろけそうな舌、熱い息。

「手伝いたい人、挙手」

息も絶え絶え、咥えられながら室内に問うミスラ。応える者はいない。皆が皆、ミスラに会ったばかりの、初対面に近い状態なのだから当たり前。

「うむうむ、せんなきこと。だがそれがいい」
「うけけけ。オレ様がしてやろうか?」
「…一回歯磨いてからね」

スケアクロウ、この妖怪、現在すっぽんぽんなのだが、ヘソが見事に黒い。歯もしかり、指の間もしかり。
その歳で、そんなに代謝物がたまる訳でもあるまいに、なにがたまったらそんなネチャネチャするのか、ギネスでも目指しているのか。

「フロぁ嫌いなんだよフロぁ」
「ええい寄るな寄るな妖怪め」
「けぇ、生意気なクソガキだなぁおい」

「その…不肖それがしめが…」

忍者タツカゲが恐る恐る名乗りをあげた。マユの上で切りそろえられた前髪、凛としたポニーテールの、すばらしきキューティクル。

「タ…タツカゲぇ…お主、お主…」
「姫様ご安心召され…拙者が毒見役をいたしますれば…」

人のちんこを毒扱い、だがよかろうて、そんな白い八重歯でくちびるを噛締められたら、よいではないかといいたくもなろうものだ。

「こ、こうですかな…?」
「あ、いや、多分このように…」
「あいや、なるほど…」

ぎこちない会話の元で、なぞりあげられていく肉物。尿道にあてがわれる、感じたことのない肉の感触。執事と忍者は互いに協力し、様子をうかがいながら、逸脱せぬよう控えめな愛撫を試みる。


ちゅぶ…ちゅっ、ちゅこ。
きゅぷ…ひゅぽ。っきゅぶ
…ちゅぼ…
ん、…ぶ。ちゅぶ。ちゅぢゅ。
…んぁ。…んはぅ
きゅっぽきゅっぽきゅっぽ…ちゅぶぶ…
きぅ…きぅぅ…くぽ
ぎゅぷ。
ん…

吸いつくくちびる。下から上から。キス。ついばみ。キス。くちびるは、肉茎をなぞりながら亀頭へ。一足先に先端をちょぶちゅぶと吸っているのはタツカゲ。寄ってきたセルヴィの舌に場所を譲り、タツカゲの残しただ液をセルヴィがすする。

「ん!…っ。」
「はぅ…あつ…」

どびゅん。

ほとばしる精液が2人の顔を汚していく。忍従のプロフェッショナルゆえか、本来ならば屈辱的であるはずの変態行為もさらりと受容。綺麗なまつげを、毒々しい白濁の吐瀉物が覆っていく。

「んぁ…こ、こんなに…」
「ぁぅぅ……」

びゅる…びゅる…びゅぐぐる…

「いや…なんですのこれは…」
「ふぅ……ぐへへへへ。さぁ尻をだすのだフラミア譲…」
「いや……やっぱりこんなのいやーー!!!」
「あ、こら、」

薄給のお嬢様は、頭につけたブロンドのお団子を震わせながら逃げだしてしまった。ミスラ追おうにも射精中につきままならない。それはぶっかけられている従者も同じ。

「はぶ…んぁ。お、おじょうさま…んぷ」呻くセルヴィ。
「待て…待つのだフラミア譲!!」叫ぶミスラ。

悪ノリが過ぎたか、そりゃ、こんな状況を全員が全員ハイそうですかとはいくまい。あやまらねばならぬ。誤解というか多分その見解は正しいから、なんとか受け入れてもらえるよう説き伏せねばならぬ。だがしかし、立ち上がろうとするミスラを押しとどめるのは2人の傭兵。

「へへへ。ミスラ様ぁ…あんなのどうだっていいからさ…」
「これ以上待たされるのは…な」

ユイラの二の腕がミスラの首に絡みつく。同じくユキボタル。その目は好奇にギラついている。刺激を求めて闊歩する肉食獣。日々退屈に倦んだその目は、久しぶりの獲物を逃すまいとよだれをたらしている。謀反するぞ、エロいことしないと謀反するぞ。

「うぬぅぅ、いいだろう並べ並べ、この淫乱サファリパークめ!!股を開け!ああセルヴィさん、いってあげて」
「かたじけのうございます」
「顔顔、ついてるついてる」
「も、申し訳ない…。」

執事は折り目のついたハンカチで精液を拭うと、主を追って廊下に消えた。この人、走るでなくヒザを曲げない早歩きである。

ペースをあげなければならない。ミスラは2匹の肉食獣の尻をまさぐりあげる。わずかな湿り気、大歓迎とはいかないが、準備ができてないこともない。そこまで繁盛していない熱帯の植物園みたいな。



ぢゅぶぅ…ぅ。

「くぁ……!」

強引めな挿入。ユイラの肉が歪んでいく。メリメリと、肉のはがれる音が聞こえるような、粘っこい膣肉を進めるのは、ミスラのちんこがべとべとなおかげだろう。

痛みなどよりもめんどくさいほうが耐えられないと豪語する傭兵に、望みどおり肉物を打ち込み、前後左右に自由に動く。泡立つ愛液が糸を引き、床に染みを作る。

「あ…がぅ。…っあ!!」
ちゅぶっちゅぼ、っちゅぶ、……ちゅぽんちゅぼん…っっちぱん
じゅこんじゅこんじゅこ……ぐぐぐ。ぬぷぅ…ちゅぷ…。

背後から尻を下腹にたたかれる音。彼女の肉は動くにつれてじっとりと温度を上げ、汗を噴き、運動に最も適した状態までもちあがる。

「ああすご…っったい、うぁぁあ」
ぢゅぱんぢゅぱんぢゅぱんぢゅぱん…づぶぶぶ…
「っあ!!ひぁぅ…ミスラ…さまぁ…ぅぁぁぁ…」

ぶぱんぶぱんぶぱんぷぱんっ…
きゅぶっ…ちゅぼ、ちゅぽっ…つぶ

そうしている間にもリットーサのくちびるを吸い、ユキボタルの秘肉をいじって次に備える。腰だけの、単調な前後運動で間をおき、止めて、膣の肉を広げるようにゆっくり回す。

ぐにぐにと内側から歪む蜜肉。くぽくぽとつなぎ目から汁がこぼれ、ぬるついた膣道は熱と痛みにあふれかえる。

「ふぁぁぁ…やぁ、……んぁぐ!!んっぁぅぅぅ!!!」

ユイラの尻は少しでも焦らすと、イライラしながら左右に揺れて、せかすようにミスラをたたく。
そんな様子を見れば、誰だってそういうプレイが弱点だと思うではないか。だからミスラは腰を引き、入口あたりでぬちぬちといじくるだけの、意地の悪い嬲り方に切り替える。ナメクジだって時計を見る回数が増えるだろう、そんな速度。

「やっぁ!!!オイコラ…っひぐ!!っんだよソレ!!」
「おー怖い怖い。怖いからタツカゲ君、こっちきなさい」
「あっ、ちょ、ウソウソ、ミスラ…様ぁ!!」


ぬぽん。


「ひっ…ったぁい!!お待ちくだされ…まだ準備が…ふにゃぁ!!」

オタオタする忍者の少女を捕まえ引き込み、ユイラの体温が抜けぬうちに挿入、ぬちぬちといきなり肉蓋までいれこみ、ぬこぬこつついてから、ギクシャク前後。

「いったぁっい!!や、ぁ、だめ、だめぇ!!!」
「ミスラ様!ずるいオレにも…!!」

正面から交合する2人の後ろから、おあずけを食ったユイラが抱きつく。ミスラの下腹に手を回し、少しでも肉の余韻を得ようと、ミスラの足に性器をすりつける。
3人の人間が、一つの固まりになったような密着度。体温で湯だったおっぱいが、背中からのしかかってくる。

ちゅぶ……
ちゅぼんちゅぽんちゅぼ……つぶ。
ちゅぶ、ちゅぽっ……ちゅこ…ちゅぽんちゅぱんちゅぱんっ

「ぁっ!やぁ、痛ぃ!痛いよ…ご、後生でござる…とめ…って!!…ぁぁぁ!!!」
「ずるい…冷めるだろミスラ様ぁ!!!」

ミスラは後ろからすがりよるユイラの首を引寄せ、くちびるを吸う。ぎゃーぎゃーと牙をむいていた少女はそれきり押し黙り、すべての不満は舌の愛撫へ。
さっきまでこすっていた肉を指で撫でる。ぴくりと身を引いた傭兵はキスを中断、乙女のような瞳でミスラを見る。指を動かすたびに、その瞳が愉悦に歪む。

ちゅこ…ちゅむ。

「…ん、…ぁっ」
「このへん?」
「…ん、………はい。…んぁ」

じゅっぽじゅっぽじゅっぽじゅっぽ…

「ふぇぇ…痛い、痛い、いたい、いたいぅ…ぁぁぁ母上ぇ…」
「タツカゲぇ…だ、だ、大丈夫なのかぇ…?」
「やぁやぁそれにしてもかわいらしいお嬢さんだね、変な髪だけど」
「はぅ!わた…わにゃ…!!わわわ、わらわはそのその…そにゃ…」
「そにゃ?」
「ほにゃぁ…急にさしこみが…ひぃ…ふぅ…ひぃ」

2人の少女に挟まれながら、なんだか一人でよじりよがっているチョコみたいな少女を捕まえ引寄せる。独特の香のようなにおい、すべすべする肌。左手一本で民族衣装のヒモを解いていくと、玉のような肢体があらわになる。

「ふぁ…いた、ぃぅぅ…お待ちくだされ…姫様には…まだはよう…ぅぅぅ」
「よいのじゃタツカゲ」
「ひ…姫様!?」
「この厳しき世、わらわだけが籠の中で安穏としていることなどまかりならん…なにもかも与えられそろえられる、そんな宮廷生活にあっては人としてのあり方を忘れる…それゆえ城を飛びだし大地に身をゆだねたのが我等ユモウ…」
「あ…ああ…姫様……さようにござります…つようなられて」
「時に奪われ、無慈悲さにあえいでこそ命は輝き、その灯火は周囲の闇を照らすのじゃ…!!さぁミスラ殿!!ひとおもいにこのあなるを貫かれよ!!」
「ひひ、姫様ぁ!そっちの穴は違いまする…!それこそまだはや…ぁぁう!!」

びゅぼ…びゅる…ぶぼっ。びゅぶ。

そんなやりとりを拝見しつつ、従者タツカゲを床に押しつけ、肉の天井に当てるように、射精に次ぐ射精に射精。
いきなりの暴挙に、なにをされたのかいまいち把握できていない従者の、ひくひくと痙攣する腹に残りの汁を吐きだし、両手を広げて覚悟を決めたミリモに向かう。

愛らしいほっぺた、みみたぶ、表向きは紳士を装いつつも、欲望の充満した血と肉で少女をねぶるミスラ。首には相変わらずユイラの腕が巻きついている。おっぱいの先端を、背中にこすりつけているのがわかる。

「ミスラ様ぁ…キスしてぇ…」

そんな声を聞きながら、ゆっくりとミリモを抱き、床に敷いた誰かのタオルの上に正座。座位の形である。

「よ、よよよよ、よろしくおねがいしまする!!」
「おおお、近いよ近いよ、近いトコで力いっぱい叫ばない」
「ごごご、ごめんなさいませ!」

変な子。

ミスラはおかしゅーてしゃーない。笑いながら、変なテンションで空回りする少女を落ちつかせてゆく。ゆっくりゆっくり、そのくちびるを指でなぞったり、指を咥えて舐めさせたり。
しだいに、ガタガタ震える肩は静かになる。

「うひゃぅ…ぅぅ、ふみゅらほほへ…」

無垢な少女を、毒々しく汚れきった肉とちんこで押さえつけるというその行為に、いままであんまり使ったことのない、ミスラの黒い神経がわずかにうずく。

肉でできた陶器の器。透明な液体が、こんこんとわいている。

「ほれほれタツカゲ、なにをボーっとしているのだ」
「…ふにゃ」
「お前さんのご主人様が大人の階段を突き抜けようとしておるのだ、手伝わんか」
「ふぇ?」

横でくったりしているタツカゲをつつき、愛撫の群れに参加させる。腰、わき腹、背中、くすぐったがるミリモをミスラが押さえつけ、従者の舌が、主を這う。
とりわけあなると呼ばれる穴は念入りに、2人の主従に流れる気まずさが、ミスラの嗜虐心を超絶に突上げる。もっとだもっと舐めれ…後生にござるぅ…か、かまわぬタツカゲ、やるのじゃぁ…



ちゅぷん。



挿入の段になり、己の性器の変調に眼を白黒させる姫君、アウアウいいながら飛び上がろうとするのを押さえ、ゆっくりと深部へ。

「ああうう!!!っぁ!!」
「ひ、姫様…」
「ふぁふぁうぁぅぁぅぁぅぁぅ…あっぁぁっぁあ」
「姫様!?姫様お気を強くもたれませ!!」
「ふぁぁうぁうあぁうあう…痛いのじゃ痛いのじゃ痛いのじゃ!!!」
「姫!!」
「痛いイタイイタイイタイイタイイタイ!!!!いーたーいー!!!」

なんだかいろいろ切れてしまった。

半狂乱になって髪の毛を振り乱し、その身に宿すすべての力でミスラと従者を振りほどこうと暴れまわる。

「離さぬかタツカゲ!!お主なんぞわらわに恨みでもあるのか!?ぁぁぁぅぅ…!!おのれおのれ!とりあげてやった恩を忘れおって…ぬにゃぁぁあぁ!!!殺せ!いっそ殺せぇ!!」
「姫様ぁぁ!!」

ご乱心の姫君を、さてミスラはどうしたもんかと思いあぐね、結果さらに強引に抱きとめ、押さえつけてくちびるを奪い倒す。ユイラも手伝う。舌を噛まれる。構わず入れる。

「ふにゃ…ん、あぷ。…ふぁ、いぁ…あぅぅぅぅ…」

ちゅ、ちゅぷ…っつぷ。

舌を抜ける「れ」と「ろ」の音。こんなときにしかださないラ行の羅列。終始弱った獣の呻き声のような声が口の端から漏れ続けて止まらない。だ液の音、だ液に濡れたくちびるの音、エナメル質の表面をすべる舌。

つぶ…ひゅぷ。…つぷん、ちぷ…
「ふぁぁぁ…ぁむ。…ひぁ…んっ、く、ふむ…ぁぁぅぅ」
ちゅぷ、ちゅぐ。ひゅむむ。…あむ。ふぁ……ぁぅ。やっ…!
んぁ、んやぁ…ちゅ、ちゅぅぅうぅ、…ちゅぼ。はぅ…はぁ…ん、っくぁ
「ふぁぅぅぅ……ん、ん、んぐ。…はぅ、ん、ん、んん!!……ぷはっ」
ちゅっ、ちぅ。ちぅぅぅ。ちゅぼっ…ふぁ。ぁ、ぁぅ…みふらどの…あぅぅぅ

ちゅぶ。
ちゅぼ。

ぢゅこっぢゅこっぢゅこ…

やがて口腔粘膜のこすれる音に、精液の潰れる音が連動する。ぢゅぼぢゅごと、艶やかな果肉からは想像もできない音が響き、ごぼごぼと、注がれてはならない量の白い汁が、少女の中心からあふれだす。

少女はそれの意味するところがわからない。どっちかというとキスの方が気にいってしまい、夢中になり、はぅはぅいいながら舌をだす。ミスラの方も、応えて吸う。飽きずに吸う。


・・・・・・。


またタツカゲをひっ捕まえた。

ブーブーいう傭兵や妖怪を無視し、ねとねとの残っている膣内をえぐりあげる。
慣れたどころか、むしろ先ほどよりも具体的に痛いという少女をヒザに乗せ、後ろからぐりぐり、愛液と泡だった精液でベッタベタの陰毛を指でこすり、陰唇の上から雛尖も刺激する。

この忍従の少女を相手にしていると、ミスラの方も加減具合がよくわからなくなってきて、暴虐ともいえるやりかたで結合部を刺激、射精の度に魂を抜かれるような感覚に陥る。

「ぅぁぁう!!…ん、はぅ、…ぁん!!ぁ、ぁぐ…ぅぅ……」

ちんこの先がきゅぅきゅぅと圧迫される。形のいい乳首をおもむろにつまむ。別にミスラ、いじめようとしていじめているわけではない、なんかこう、そういう風にしたくなる。

「ぁぁ…ふぁ…痛いよぅ…うぁぁぁ…」

ぐっぽぎゅっぽきゅっぽぶっぽ…ぶじゅ…ぅぅ、じゅぶ。ぶぷ。
ぁぁぁぅ、ぅぁ……はぅぅぅぅぅ、いたい、いたぅぅ、ぁふ
ぷぽんっ、ぶぽんぶぷ、ぶ。…じゅぼ、っじゅぽっじゅぽ…

びゅぐ、びゅぐ

ミスラのヒザの上で抱かれた少女は、逃げるという行動そのものを頭から忘れたように呆けて、内側から根っこ状に広がる稲妻のような痛みが、口から抜けるのを待つばかり。気持ちいいことなんてありゃしない。
ただずっと、薄暗いモヤが、下腹部に溜まっていく、それをただただ無抵抗に見つめるばかり。

ぶぽ、ぶぽ、づぶぷぷ…
――ふぁ、ふぁぁ、だめ、……もうぅ、やぁぁ…!!!
じゅぽっじゅぽっ。ぷぶ。
…ぅ、ぅぁ…ん、んぐ、ぁ、ぁっ、ぁっ!
ふぁっ!ぁぁ!ぁっ!ん、ぁ!
ぁぅ!

「だめぇ!!…もう、こんな…ぅぁぁ。…だめぇ…!」

艶やかな髪の束に鼻を埋める。鼻腔がどこをなぞっても甘いにおいがある。
ミスラは物置代わりのベンチにスペースをつくって寝そべり、タツカゲの比較的小さな身体を、ひかがみをもってもちあげる。

いわゆる体育座りを、ころんとひっくりかえした体勢。仰向けのミスラに、タツカゲの尻の窪が支点となるわけだが、ジタバタもがく少女の背中に、鼻っ面をつぶされそうになる。

「ふぁっぁう!!た、たんま…!!たんまでござる…ぅぅ。かような…無慈悲な…ぁぁ、んんん!!!」

びゅぐんびゅぐんびゅぐ…

またしてもダラダラと注がれる精液。ミスラ気づくに、これぞ世にいう、名器というやつ。この娘、やたらネトネトと、ヒダの肉が亀頭に絡むのだ。

びゅく…びゅ、びゅぶ…ぶぶ

「ん…ん…っは。…ぅぅ」

そのままヒザをもってひっくり返し、ベンチにうずくまる少女を後ろからゆっくり責める。座位はダメだ、ミスラのちんこの踏ん張りが利かない。殺られる、そう思った。

タツカゲはタツカゲで、延々と続く肉の摩擦にさすがに脳髄がやられてきて、特に腋の下なんかをまさぐられた日には、髪を振り乱して叫びたくなるような、えもいわれぬ快楽が頭を埋める。

これは毒だ、絶対に毒だ。

そんな生まれて初めての痛みと快楽に幻覚されたのか、忠実なる家臣の少女は、生涯最大の不覚を犯してしまった。

「んぁ…ん、んぁぐ…」
にゅぽんにゅぽん。
「ひぁ…あああうう!!!」
にゅくく…くく。
「ぅぁぁあ!!!」
ちゅこ、ぢゅぷ、ぢゅぷぷ…

ぬこんぬこんぬこん…

ぢゅぼっ



すなわち、生まれて初めてミリモ姫を守るという己の任務を忘れたのだ。完全に。



「やだ…やだぁぁぅ!!!…ふぁ!」

なにもかもどうでもいい、この感覚は彼女にとって恥であり、誰にも話すことのない秘密となるのだが、その出来事にいいようもない開放感を感じるのも事実だった。
ある意味で、肉から直接与えられる神経信号よりも重たい、精神的な陶酔感。足元不確かな精神状態が想起する、酩酊感。

「も…もぅ…ぅぁ、う…ぁっ、ぅ…ぅぅぅ…」

びゅぐ、びゅる、びゅっ

くぽん。

骨の髄までとろけた少女をほったらかし、ミスラはすぐに次の獲物を捕獲する。捕まったのはリットーサ。タツカゲは吸血少女の嬌声を、分厚い膜の向こうっかわに聞いた。


・・・・・・。


「んっ!っぅく!…ぁ、…やぁ…!!!」

…ちゅぱん、ちゅぱんちゅぱん。…ちぢゅぱん
ずぷ。…ちゅぶ。…ぢゅぼ。
つぱんつぱんつぱんつぱん。ぬぶぶ。じゅ。

ベンチの上に四つん這いにされ、ベンチをまたぐミスラに背後を犯される少女リットーサ。

出血の量がコトの他多く、なんかやばいトコ切れたんじゃね?っと心配ムードのミスラに対して、体質だし、の一言で安心させた少女は、初めて味わう肉の火に身体を焼かれていた。

「ん…いいかも…」

少女は犯される自らを感じる。

あまり大きくはない乳房を拭っていく指先。生ぬるい液体が先端につけられ、コリコリとしごかれる。張り詰めた乳首の周りに、なにかがでそうででない感覚が停滞し、結局、深く息を吐いて逃げることしかできない。
モヤモヤ感、不充足感。不満足、イラつき。これまでの人生、腐るほど感じてきたこれらの感覚を、なんだか今日は、この男が満たしてくれそうな、そんな気がする。予感がする。

「んぁ…っ、っくぅ…ぁ、ぁっ、ぁっあぅ!!」

かねてより自暴自棄のきらいがあるこの吸血鬼は、実のところ重度のマゾヒストである。自分で自分を支えるのはめんどくさい、どうせなら全てを投げだして、誰かに丸ごとひきとってもらいたい。自分を埋めてもらいたい。他の誰かに。全部、全部を。

商隊に身を売ったのもそんな考えからだった。シャマニが男だったらなぁと何度も思う。押さえきれなくなって、戯れに性器を押付けてみたこともあった。ところがシャマニは憎たらしいほど大人だから、カラカラと笑ってやり過ごすのだ。

(アイツのいってたこと、ホントになんのかや)

いつかイイヒト現れますよ、とシャマニはいった。それがこんなゲテモノだとは思わなかったが、正直悪くはない。
後ろから自分の身体をむさぼる獣を省みる。その形相が必死すぎて、笑いをこらえるから腹筋が痛い。何だコイツ、何なんだコイツ。

「なぁ、あんたさ…」
「ぐるる…ん?」
「今…なに考えてるん?」
「んぇ?」

びゅる…びゅぐびゅぐ、びゅるぐるびゅ…

「んん、…やっぱいいや…くぅ…」

もう勘弁してください、と思った時点で、リットーサはこの化け物が気にいってしまった。化け物、そうか自分も化け物だから、これまで人間がつまらなくて仕方なかったのだ。
今はもう次はどんな風に犯されようか、それが楽しみで仕方ない。ちょっと、想像してよだれがでる。よだれ、よだれまみれにでもしてもらおうか。



一方、予想外によがる尻を見つめて、自分がなんかテクニシャンなんだと信じてしまったミスラは、調子に乗ってリットーサの従者を呼びつけ、自分の前に桃肉を開かせる。

「モチャー!!」
「なに?こういうことはしたコトがないからよく分からないだと?つまりあれか、オナニーもか」
「モチャ…」
「おっぱいをいじっていたら気持ちよくなったことはあるだと?フフン、十分ではないかこの淫乱め!!」

ミスラはモチャ語で少女に自慰を強要し、そのたどたどしい指に割りいって舌を入れる。逃げようとする尻を押さえ、動きを止める指を甘く噛んで叱責する。

「………ん……もちゃ…」
「んぁ!…や、…やぁ!ミスラさんだめ!止め…とめ…っぁあぁう!」

適当に腰を振っていたら、まさかまさかでリットーサが達してしまい、なんだか悪いことをした気になる。ミスラ、肉物から外れて、ふるふると震える果肉を指でこしょぐり、演技じゃねぇだろなと確かめてみると、ビクリと飛跳ねたのでそういうこともあるもんかと納得。
そのまま主人の上にモチャを乗せ、貫いては射精、近くでもぞもぞしていたユイラ、ミリモにも同じことをする。ミスラのテンションはうなぎのぼり。変な方向にのぼりおり。さながらいきなり閃いた下り飛竜。



「よし、おいでホタル」
「ン…。ああ、では失礼する」

ずっと静かに、喪服の上から股間をまさぐっていたユキボタルを手で招く。耳に残るかすれ声。少し疲れた感じの色っぽさ。改めてみるにこの用心棒、深い深い溝のような眼が、引き込まれそうな底知れぬ魅力を宿している。

つぷん。

股間は既に、時間のたった愛液のにおいで蒸れかえっていた。くちぐちと、ひっつくような粘っこい音。乾いたつやつやとあふれたぬるぬる、だ液のにおいがするのは、自分のものを塗っていたからか。

「はぁ……んぁ……ん……っ。…ぁ」

ミスラの目の前でゆらゆらと、朱色の肉が前後する。痛みも快楽も、あるべきものをすべて受け入れるように、冷静なその態度は、なるほど騎士アザカゼを大人にしたらこんな女性になるだろうか。

……ちぐ…つぶ………ちゅこ…

それにしてもこの傭兵、年の頃がまったく予想できない。

ミスラより上であることは間違いないのだが、白いしホリが深いし、角度によってはやたらとやつれて見えるのだが、正面からよく見ると、染みやしわなど一個もないのだ。
小さい頃に、こんな子と友達だったような気がする。あの子はどこへいったか。

「あふ……どうした?やけに丁寧だな…ん」

ユキボタルが、焦らすようなしぐさで身体をずらす。その所作、男のくすぐり方を心得たやり方。鼻血がでそうだった。

――雪のにおい。

記憶の底にしまった風景を思いだす。

白い森。季節はずれの雪。町にはもう二度と帰れないのではないかと、凍えた日。あの日オレは…



「なーに浸ってやがるんでい」
「はごっ!」

ズゲシ、と、爪の黒い足でケリが入る。どこか別の次元に飛んでいきそうだった意識は無事生還、振り返ればスケアクロウがイライラしていた。役回り的には完全にモナメテオ。脱線したら、グーで止める。

「ルルカナンに雪なんざふらねぇよボケ、さっさと腰振れ」
「ですよねー、…なんだろね」
「んぁ…なんださっきから」
「ああ、ああ、なんでもないよホタル…」

かぎ続けていたらそのままあの世に導かれそうな、普通に暮らしていたらまずかがないにおい。木を焚いたような、不可思議なにおい。異界への扉のにおい。

現世の境界をあやふやにするそうした誘惑にまどろみながら、その名の通り雪のように冷たい胸をこねくると、わずかに赤みが差し、この娘が生きていてくれるのだとちゃんと分かる。

「それがいい…もっと」
「ん?ここ?」

乳房の先の突起に舌を這わす。白いからだがひくりと震える。喪服は既にほとんどはだけていて、帯を緩めれば足元に落っこちそうだった。

へそを舌で撫で、下腹の厚みを確かめる。薄い。浮いた腰骨をつつくと、嫌だといって逃げようとする。その腰をつかみ、引寄せる。驚くほどスムーズに、肉物は埋没。

「んぁ……、ふぁ…。…ん……」

派手な擬音のないしっとりとした交尾。熱と息づかいが交わされ、彼女の吐いた熱い息が、ミスラの鼻腔を焼いていく。ほほを伝う涙。噛締められたくちびる。その歯を舐め、くちびるの溝を舌で埋める。また、深い深いところの息が、わずかに漏れる。
普段他人に吹きかけることなどありえるはずのない、あまりにも濃密な、ユキボタルの呼気。心音が、鼓膜を揺する。こぼれた2人のだ液が、絡まりあって彼女の胸元にこぼれていく。

「ん、んく。…んぅぅ………ぁふ…」

そのまま尻を揺すり、ミスラは乱暴に己を吐いた。離したくちびるから、しばらくぶりの酸素が舞い込んでくる。


・・・・・・。


少し怠惰な時間が過ごされた。コレだけ濃密な、しつこいくらいの交尾を繰返しておきながら、時間はほとんどたっていない。

ミスラのちんこは、ユキボタルの華奢な手に包まれ、いたわるように上下にしごかれている。
ミスラは彼女の恥毛、門渡りを舐め、彼女のてのひらに射精する。性器のむさぼりあい。べとべとになった指にまた射精、あきれるホタル。不満を漏らすユイラをひきずりこんで性器を押し当て、その舌を吸う。

ちぶ…ちゅぷ、ちゅぱ…はむ…ん

んぁ、…ん、んん、んふ…あゃ…
ぶぽ…ちゅこっちゅこっ…つぷ。
ちゅぽっちゅぽっちゅぽっ…くぷぶ。
やぅ…

「んぁ…ん、…ミスラ様…」
「ん?んご…、げほ、げほ、な、なに?ホタル」
「…もう一回欲しいわけだが…はむ。」
「んぁ!!…ふぁ…オレもぉ、ミスラ様…」
「うむうむ、よしユイラ、ホタル、2人してひっつきあうのだ」

くったりしたまま抱き合う2人。それをおかずにオナニーしてもいいくらいの、半分溶けたおっぱいとおっぱい。

モチャを呼び、酷いです、こんな扱いってないですとモチャ語で訴える少女に構わずぶちまけ、少し落ち着いたところで2人の料理にとりかかる。

熱を帯びた尻。ゆっくりと広がる肉。ど・ち・ら・に・し・よ・う・か・な、と指を埋め、いちいちピクリと反応する2人に満足しつつもユイラの方に挿入。
音量を絞らないままの愉悦の声が漏れ、彼女の上から組伏せているユキボタルが状況を確認するためにチラリとミスラを見る。

ちゅぱん、ぢゅぱん、ちゅぱんぢゅぱん。

「ふあぁっぁあ!!!くぅぅぅ、…ぁぅ!いぁっぅ!!!」

ぬここここ…
ちゅぱんちゅぱんちゅぱんちゅぱん……
ふぁ…いぁぁ…
ぶっぶ、ぶっぶぷ。ちゅぼ。
くぽんくぽん、ぶぽ。
熱っ…ぃ。熱い…ぅぁ…
…ちゅぶぶぶ…

「ぁぁっぁぁぅぅぅぃあぅぅぅ…!!!うぇっ、ぅぅ…いぁ、いっちゃう、…いっちゃぅでちゃう!!」

ぬぽん。

「ふぇ!!?またぁ!!?」
「ぬはははは、下品なこというからだよユイラ」
「殺すっ!…じゃなくてー、もー…ずーるーいー!!!」

果肉から抜けたちんこは雛尖をかすって上に跳ね、そのままミスラは、角度を調節しながらホタルの陰門に当ていれる。入口で戸惑い、すぐに飲み込まれて、今度の嬌声はユキボタル。

「…んぁあ!!……ぁふ。…ん」
「ミスラ様……もう…はやく!!」
「ユイラはホタルのおっぱいいじってな」
「ん、…へーい」

…ぷぶぶぷ……。

「ん……ぁ…や……」

ぬぱんぬぱんぬぱんぬぱん…
ちゅぶ、ちゅこ…くぷ…。…にゅもん。
ぷじゅ。

「ぁ…んぁ…ぅぅ」

じゅぱんじゅぱんじゅぱん……ぢゅぱん…
…ちこっ
ぅぁ………そんなとこ…
ぢゅぽんぢゅぽんぢゅぽん…ぷぷ…じゅぷ…
ぷぶ、ぷぼ。…ぶぷ。…。

「やぁ、ちょっとはげし…ぅぁぁ」

つぽんつぽんつぶぶぅ…つぶ、ちゅぶ…ちゅっ…
ちゅぼ。ちゅぱんちゅぱんぢゅぱんぢゅぱ…
ぶっぽぶっぽ…ぶっぽ……ぶぷ
びゅぽ。
ぅぁう!!
…きゅぅぅぅぅ…

ぬぽん。

「……ふぇ?やだもっと…ぁぁ」

ユイラへ。ホタルへ。順番こに蜜肉を苛め抜き、やがて摩擦の熱が収まりつかなくなる。見ただけで分かる、熱を帯びた果肉。2人の下腹は精液でドロドロになり、ねとねとと癒着したように糸を引く。

「ふぁ…、ん、ぐぅぅう…ぁぁぁぅぅぅぁ…ぅぅう!!う!!ぁ!!」
「ん、んぁ…っく。んん…や……あっ。……くっ。」

ユキボタルが、ユイラの胸に舌を這わせながら、彼女に抱きついて、ふるふると膣の刺激に集中し始めた。緩慢な愛撫、ユイラの方はむしろそれをありがたがっているように見える。ユキボタルの頭を抱え、乳首を吸われる度に腰が跳ねる。

「……ぅぁ…!!!」
「ひぁぁぅぅ!!だめ!もぅ…ぅぁあ!!!」

ぬぱんぬぱんぬぱん…ちゅぶ。
づぷん。づぷぶ…。じゅぶ。
じゅぽっじゅぽっじゅぽ……。

びゅぶん。

ミスラはそんな2人を眺めながら、亀頭だけを入口にあてがい、肉茎をしごいて射精した。2人に二度づつ。
さらには、もういいです、酷いですというモチャを引きずり込んで膣にだし、狙いをミリモ姫に定めたところで更衣室の扉が開いた。


・・・・・・。



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