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今回のおもな登場人物
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この空間に閉じこめられてから時間感覚がまるっきり狂ってしまった。

朝方ウーテとおフロにはいったとして、それから寝入ったのだからまぁ午後には起きたのだろう。その後散々エロいことをして、とすれば今は夜の11時。
この異質の空間では、自分の時計もいまいち信用できない。見てないところで勝手にくるくる回転してアラセを笑っているのではないか。

つい先ほどまでの肉の浜辺を思い返し、思わず顔がニヤついてしまうのはなにもアラセのせいではない。

(バカになりそう…)

その見立ては既に半分ほど事実である。


・・・・・・。


「アッ、アラセ!!」
「あれ?ウーテ」

その見覚えのある金髪の少女は、常夜灯の薄暗い明かりをキラキラと乱反射させながらアラセの胸元に飛びこんできた、

「どこにいたのダ、アラセ、探してたのに」
「ん?なんかあったの?」

ぐいぐいと鼻を埋めるウーテ。どうやら完全にアラセになついてしまったようだ。

「トイレ」
「へ?」
「トイレ連れってクレ、一人じゃ怖いのダ」
「あー…、なるほど」

(この役回り、固定されたな…)

問題は合宿終了までそれを甘んじて受けいれるか、あるいは少女を教育して、どこにだしても恥ずかしくない一人前のレディに仕立てあげるか。

見れば少女は歩きかたからして危なっかしい。ワンピースの肩紐がふわふわと浮いて、なにかの拍子にずり落ちるのでないかと思わせる。
信じがたいことに、彼女はトイレにはいろうとして、入口横のコンクリに頭をぶつけた。

「アラセ、ここで待ってロ」

彼女は頭をさすりながら個室の中に消えていく。

(あー…)

ちょぽっ、ちょぽぽぽぽぽっぽ……

(次ぎ生まれ変わったら犯罪者になりたい…)
そうすれば恥ずかしい葛藤なんかしなくていいのに。

「アラセー…。」
「んー?」
「ちゃんといるカー?」
「いるよー」

廊下には最低限の空調が遠慮がちに唸りをあげる。なぜかフト思いついたのだが、おそらく教員棟は独立したシェルターなのだ。
敵国に本土を侵略されても、エネルギー循環式の設備を備えたシェルターの中で準備を整える。十分な反撃能力を蓄えても、外はまだ一日もたっていないだろう。

そのための装備、多分スペースも、ココにはある。
きっとそのうちフィルターでろ過されたウーテの尿を飲むことになるのだ。

そんなことを考えながらアラセは、水洗の音をおかずにぬこぬこと自慰にふけった。

「……下等な」
「おわぁぁあ!!」

不機嫌そうに目の前の壁から現れたのは百舌姫万灯火だった。

「どうシタ!!アラセ!?」
「あああ、…な、なんでもないよウーテ!!」

あわててち○こを収納するアラセ。万灯火の眼はなかなか死なないダニを見る眼で、仄暗く燃えている。

「退け」
「へ?」
「厠にはいれんといっておるのじゃ……」
「ああ、ゴメンゴメン、」

大仰に飛びのきながら、万灯火の様子が少しおかしいことに気づく。左右にふらふらと揺れ、吐く息が荒く、わずかにほおが紅潮している。そしてウーテと同じところにおでこをぶつけた。

「大丈夫…?万灯火…さん」
「くっ…触るな…下郎…」

万灯火は青息吐息で手前の個室に向かう。

「せっくすだと…?不埒な…淫乱な…、サルの名残ではないか…」
消入りそうな声でなにかをつぶやきながら。

「アラセアラセ!!」
「…ん?どうしたのウーテ」
「キテクレ、はやく!」

おそるおそる、万灯火が収まった個室の前を、罪悪感満載で通り過ぎると、うっすらとウーテがドアからのぞく。

「な…なにかあったノカ?」
「いや、別になにも…ホントに…」

(てゆーか)
彼女の足首に絡まってるのは明らかにぱんつである。

「終わったんならちゃんと履かなきゃ…」
「…マダ」
「ん?」
「………おしり拭いてないノダ」
「グハっ、」

アラセは一瞬死んだかと思ったし、少なくとも幽体が引っこ抜けたのは確実だろう。いくつか大切な線が切れたし、なぜ死ななかったのか不思議に思っている神様の顔が見えた気がする。

「……オレが拭くの?」
「…ダッテ…おしりがかゆくなるじゃナイカ…」
「(……隣に万灯火ちゃんがいるんだよ…)」
「ン?」
「(とーなーりーに、まーとーびー……)」
「イ…いヤダ…アラセのスケベ」

(いやいや、違う違う違う…)
なんでウォシュレットついてないんだ、このシェルターは…

こうなったからにはさっさとかたづけると決めたアラセ。音をたてないようにペーパーをまきとると、ウーテに服をたくしあげるよう指示する。

「もうちょっとつきだして…」
「ンッ…」

ひざまずいたアラセの前に、少女の、問題のお若気があらわになる。
これからまだエネルギーを集約していく一方の、生まれたての恒星のような肉体にとって、そこが腐敗の象徴であるなどとどうしたら感じられるだろうか。

(いやしかしそれでも…なにかこう、人としての…)

その光景にフラフラと現実から遊離していくアラセに対し、すました様子のウーテ。家でも誰かに拭かせているのか、耐えれぬわけではないよくある家庭の羞恥。
ぐらぐらと揺れる視界の中、アラセはその一点に焦点をあわせて、中指をあてていく。

(あー…)

ついつい白い紙についた染みに眼をやって、アラセの脳みそはボコボコと沸騰する。

(これはダメだろ、これは……)

わずかに鼻先をよぎるにおい、いっそのこと舌を押付けてしまおうかという煩悶、今になってユルユカの肛門に締めつけられた感覚が悪夢のようによみがえる。

「キレイになったカ?アラセ」
「なんかもうどうでもいいや」
「ナニ?」

ちゅぷっ

「ぅヤゥ!!!」

こうしてアラセの道徳価値観は、ボロクソになってトイレに流された。

「アラセ!!バカ!ソコは…!!!」

内部から拡張したばかりの尻の肉に硬さはなく、彼女の筋は強引に広げればそれに従う。
意図に反した逆流に、こそばゆさ以上に脊髄にまとわりつく恐怖。

「ん、ぁく……ぁっ…ふっ、……っ」

実寸にすればほんのわずかな侵略が、巨大ミミズの暴虐のように危機感を膨張する。
アラセの舌は熱と圧力で締めつけられ、即座に麻痺した嗅覚神経は、既にその穴のにおいに心地よさを見出していた。

るろ…にゅぐ…ちゅぶ、ぬろぬろ…ぷぐぐ…
「ぁ……!ん、ふぅ…ん、ん、っくぁ…」

支えを要したウーテは便座に両手をつき、水を流せば顔に排水がかかるような屈辱的な体制で肛虐を強要される。
その悩ましげな眉からは、理解できぬものを理解しようとする懸命な努力が見える。

「ふぁ…ぁ!、……ぅ、んん!!…あっ、ぁあぅ!!」

そう、少女はただ耐えるだけで快楽などまるで見出していない。それを知ったアラセの神経は急速に冷めて、すぐに一時の感情に流された後悔が襲ってくる。

「ごめんウーテ…」
「…ふェ?」



「あぁぅ!!ふぁ、ぁっぁ!!あああ!!!」

じゃぁコレ誰だ?


「ダメなのじゃ!…っこんな!だめ…ぇ、…うあ」

(なのじゃ?)

「ま…万灯火…さん?」
「ひぁ!?、、あっ、ぅあ!!」

ガシャコーン

その瞬間、派手に陶器が弾け飛ぶ音。血の気の引いたアラセは、わずか逡巡の後に便座にのって隣の個室を覗きこむ。

「大丈夫万灯火さん!?」

四角く区切られたブースの隅にブルブルと震える万灯火。中に降りてカギを開け、ウーテに講師を呼ぶよう指示すると、なんだかよくわからないが緊急なのはわかった様子で走っていった。

「ぅぐ……、いらぬ世話だ…ぁぅ」

そんなわけがない。幸い頭などは打っていないようだが、発汗の量が尋常でない。
(それにしても…)

乱れた着物、朱に染まるほおには別に理由があるのだろう。
(オナニーしてたのか…?)


・・・・・・。


「ぅ…ぁん、くぐ…ゃっぁ…!!!んんぅ!」
アラセの下で万灯火が果てる。彼女は最後に一度だけキスをせがむと、安心したのかまた眠りだした。

行灯の青白い光の下で、生白い彼女の肌が艶やかにてかっている。汗を拭いてやり、彼女の性器をティッシュで拭うと、盆の上においてあったお茶のペットボトルを一口飲む。



あの後、ウーテに先導されて悠長に歩いてきたユルユカは、一目見るなり鼻で笑い、嫌がる万灯火を乱暴に引きずって事務室に運びこんだ。

事務室はいわば、各教員に割り当てられた個室以外の、共有スペースのようなところで、コピー機やら無料自販機、テレビなどが設置してある。
現在はリュシカとユルユカが寝起きしていて、トイレからも割合近い。

「発情期ですわね…ウフフ」
メガネをくいっとやるユルユカは、当然予期していた事態であるかのように冷静。

事務室に併設してある、四畳半の和室スペースに万灯火を寝かせると、アラセに看病を命じて自分はさっさと寝だした。

看病、そう。その内容は万灯火があえぎだしたら挿入するというもの。
そうしなければ発情ホルモンが収まらず、自分の指の摩擦で膣を傷つけてしまうというのだ。



「ぁ…あらせ…あらせどこじゃ…」
「はいはい、どうしたの」

数回の交接を経て、すっかり万灯火は警戒心を解いた。

「…ぅぐ、みず…水をくれぬか…」
「はいどうぞ」
「ふぐ…すまぬの…ん、っく、けほっ」

しかしその水の半分ほどはノドを伝って肌にこぼれる。アラセはあわててタオル地でその水を吸う。ちなみに彼女は白の半襦袢に着替えている。というか着替えさせた。

「あ…アソコが痛いのじゃ…」
「へ?どこ?」

もじもじとする万灯火。該当箇所は明らかにデリケートな部分である。

「このへん?」
「ふぁ、…そ…そこじゃ……うぐ…」

ちゅぷ…

「そのまま…、そのままさすっておいてくれまいか…」
「こ…こんな感じ?」

ちゅこちゅこ…

「んん…切ないのじゃ…」
(か…かーいい…)
「…ば、ばか者。恥を知れ…あぅ」
(あ、心読まれた)

ほどなく万灯火はすーすーと寝息をたてだした。先ほどまでは手負いの獣のように荒れくれていたのに。アラセは少しだけ回想する。



「触るな下郎!!」
アラセの手をふり払う万灯火。収納可能なとがった爪が、赤い筋をつくる。
「フフフ…アラセ様、構わず犯してしまいなさい」
「そ…そんなこといっても…」

「認めん…認めんぞ…せっくすなどと…あ、あんなものは…野蛮で未開な因習だ…!!」
立ちあがろうとする万灯火は、しかしすぐに力なく倒れてしまう。内股が痙攣しているのが目に見えてわかる。

「寄るなサルめが!!貴様らのような下等なサルが…サルのクセに…高貴な妾に触れるなどと…」
「万灯火さん…」
「寄るなといっておるのだサルめ!!」


「お前半分イヌじゃないカ!!」

それまで黙っていたウーテがぶっちゃけてしまった。

ガラガラガッシャーン

万灯火の自我は致命的なダメージを受け、茫然自失の態でふすまに激突し、それきり起きあがらなくなった。

その後自暴自棄になってアラセを受けいれた彼女は、今現在予想以上のセックスの効能にしぶしぶながらもアラセを認めてきたところである。
その間アラセも、万灯火さんが万灯火ちゃんになり、最終的に万灯火の呼び捨てで落ち着いた。



「……あらせ…、あらせ…」
「……ん?…あ、なに?」
ついついウトウトとしてしまったアラセ、目を開けると目の前に万灯火の小さな口がある。

「…欲しいのじゃ…はぁっ…ふく、…」

彼女の息で、アラセの鼻の頭がわずかに湿る。懸命に身をよじり、果肉にはさまったアラセの指から快感を得ようとする。

「…あらせぇ…んぁ…っく、…ふ、」
万灯火は我慢もできぬようにアラセの口の端を舌でなぞりだす。そのままくちびるを割り、遠慮がちに粘度の高いだ液をそそぐ。

「力抜いて万灯火…」

ちゅぷぶ…ぷ

「ふぁあっ!ぁあ!んっ、ふ!」

ゆっくりと尻を揺すると、震えた指でアラセの頭をつかみ損ねる。細胞の一つ一つが暴走し、万灯火の制御を拒否している。快楽の神経が、彼女の肉のスキマを通っておびただしい根を張り巡らせる。

「ぁ…んんん、くぅ、ぅ…ぐぅ…ぅ」

きりきりと軋る白い歯。特にアラセが快楽を与える努力を試みなくとも、狂わんばかりの快楽が少女を襲う。
むしろ膣へのダメージを心配して、動こうとする万灯火を押さえこむのに精一杯だった。

「あら…せぇ…」
「ん?」
「噛んでもいいか?歯の根がかゆいのじゃ…」

首筋にめりこむ犬歯。彼女の呼気が、そのスキマから抜けていく。秘所に手をあてると、水分がとめどなくあふれている。先ほどからひっきりなしに水を飲むのはこのせいだ。

「…あらせ」
「ん?」
「…オシッコ」
「おあああ、我慢我慢!」

そのまま万灯火の尻を抱えてダッシュする。事務室では下乳をはみださせて、だらしなくソファに転がるリュシカ。無音の廊下に抜け、タンクのフタが砕けた個室に駈けこむ。

シュァァァァ………ちぽちぽちぽ…パタタタタ

フラフラと頭を揺らす万灯火は、支えなければ転がり落ちてしまいそうだった。

(なんか今日はシモばっかりだ)

「……あらせ」
「ん?」

うっすらと開いた瞳は幻覚でも見ているようで、ユラユラと上下に揺れる肉物をおっている。

「もう少しこっちにきやれ…」

妖しげにそういうと、そのままアラセの肉物を深々と飲みこんでしまった。

「…んふ、…っく…ふ………ちゅ……んふ、ぢゅぶぷ、きぷ」


彼女は重心を自分で支えないので、そのままずり落ちてしまいそうなのを引き上げてやらなければならない。

今の彼女に首を振る力はなく、せいぜいがおでこを支点にコロコロと角度を変える程度。それでもペタペタと這いずるような舌は十分に心地よい。

満ちるような刺激を受け、とろとろと垂れるように肉汁をそそぐ。

「万灯火…って、ほらほら寝ない寝ない」
「…ふほは?…ぅ」


そんなこんなで、万灯火の口からこぼれる精液を拭きながら事務室に戻ると、扉の前でウーテがウロウロしていた。特徴的な髪の毛の固まりは、暗くてもすぐわかる。

「ア、…アラセ!」
「………………またトイレ?」
「ち…違うのダ!!…その……一人じゃ寝れないのダ」
(なるほどそっちか…)
「…だめカ?」
「…んー、お行儀よくしてるんだよ」


万灯火を寝かせてからウーテの布団を運びこむと、それだけで四畳半は埋め立てられた。
白いシーツにためらわずにダイブするウーテ、親戚の家に泊まりにきた子供のようにはしゃぐ。

「ほらほら、いちお、夜だからさ…」
「いいじゃナイカ、迷惑かけてもどうでもいいやつらばかりダ」

両足をパタパタと動かし、自由に遊泳する少女。豊かな髪が子犬を包む毛布のように、彼女の存在をかよわく見せる。その脚が万灯火の鼻先をかすめてペットボトルを蹴り飛ばす。

「こらウーテ」
「ヤぅ…離セアラセっ」

発育不全の足首をひっとらえると、付け根のパンツがあらわになる。
多少強引に寝かしつけにかかるも、その目は溌剌として、中天の太陽のように輝いている。

「ママは寝る前にチューしてくれるゾ」
「はいはい、ちゅー」
「ヤダヤダ!!くちびるじゃなきゃヤダ!!」
「はいはい、いい子いい子」

ちゅーーー、ちゅるぢゅる…ちぷ…ちぱ…

「ウーテ、歯、磨いた?」
「…………磨いタ」
「はい起きてー」
「ぅヤー!!はーなーセー!!!」

ついでに寝巻きに着替えさせて最速で戻ってくる。幸いにも万灯火に起きる気配はない。
ウーテはようやく落ち着いて、今度は保護を要請する小動物のように甘えだした。

「あらせー、大好きなのダー」
「うぐ…」

そんな誘惑に簡単に負けるとおもったらその通りである。

ちゅぷ…ちゅぶ、ちゅ…ちゅこ…ぷちゅ…
「ン……ぁぅ。…ふぅ、ん、っん」

これから眠ろうという少女をだ液まみれにするわけにはいかない。粘膜は粘膜に、肌には肌を、丁寧な愛撫で彼女を導き、キスの時間を長めにとる。

「…ふ、っん、ン。ちゅぶ…ちぷ、ふぁ…ちゅぶぶ…ちゅ」
洗いたての舌を舐めとる。艶やかな歯。メロンの味がするのは仕方のないところ。
「だ液こぼさないで…」
「ふむ……ァ…。ンン…」
ごくん。こくり。

上下するのどをみながら、履かせたばかりの寝巻きを脱がす。

ちゅぷ…

「ぅア…」
「あんまり…声ださないように、ね」
「ンン…ぅゥ…ぁぁ、ふぁ」
ちゅぷ…ちゅぐ、ちゅ……、じゅぶ…じゅっくじゅっく…
「アラセの…大きいのダ…」

時折万灯火が寝返りをうつほかは、静まり返った室内。そんな中、こすりあう2人の間にしか聞こえない粘膜のきしみ。

ちゅっく、ちゅ…ちゅぶ、ちゅ…ぷ
「あらせ…ぇ、ふン!…ゥぁ、ぁ……ンー!」
「ホラ口…静かに…」
「ふむ…ぁーふ。…んん、ふっ。ちゅぷぷ」
ちゅぶ…ちゅ、ちゅぷっちゅぷ。じゅぷ

「アラセ…ぇ!ん…ふ」

震えるウーテを捕まえて、その中に精を放つ。おでこ同士をくっつけて、汗と汗を混ぜあわせる。



「…んぐ、あらせ、…あらせどこじゃ!!」

「…ぅあ、万灯火…」
「アラセ、…ヤぁ……もっト。」
ウーテは腕を巻きつけてアラセを離そうとしない。

「あらせ、熱いのじゃ…!ぅぅぅ…」
「あらせぇ…やーダぁ…」
「でもほら、彼女病気だから…」

ウーテを抱えたまま、這いずるように万灯火に近づく。ウーテは体重をかけてそれを妨害。
万灯火は夢うつつで自らの果肉を慰めている。その指に手を絡め、やさしく助力する。

「アラセ私もォ…」
「うぐ…なんじゃこいつは…ぅぅ…なんでお前がここにいる。去ね、消えやれ…ふぁ」
「痛いナ、バカ、お前こそアッチイケ…ぁゥ」
「お前は嫌いなんじゃ、この進化遅れの低脳めが…んあぅ」
「ホラホラ、ケンカしないケンカしない」

ならべられた2人の少女は互いに手で押しやったり、頭をぶつけたりしている。時にアラセも片方のコブシを叩きこまれ、もう片方に慰められたりする。
それでも2人の秘肉を舐り続けていると、闘争する気力は萎えて、一途に快楽をまさぐることにむけられた。何よりも眠気が、争う意思の刃を削ってくれていた。
ちゅぐ、ちゅっちゅく、……ちゅく

「あん…ぁ!…はっぅ、アラセ…ェ…」
「んんぁ、…そ、そこはやめよ…ぅく…」

ほとんど抱き合うようになった2人の果肉を同時にこすりつつ、肉物を淡い肉と肉の間に挟む。

対称になった足がこよった糸のようにアラセの首にまとわりつき、腰をふるたびに人形のように意思なくはねる。

「ぁ、…ぁっ、…ん、っくァ…ぁウ!!」
じゅ…く、じゅっじゅっじゅ、…じゅ…
「ああ…ふ、…ん!!やぅ…う…は」
ぢゅ…ぢゅっ…ぢゅっぢゅっぷ…ちゅぐぐぐ…

自分の好きなように動く少女の肉は、不規則な躍動となってアラセの肉物を挟みこみ、幼い圧力が茎肉の外側を搾っていく。

アラセの手に強引に引寄せられる少女の尻。雛尖の先端が往復運動に巻き込まれ、快楽の火花が少女の中枢神経に弾けて散る。

ちゅぶ、ちゅぶぅ、ちゅっちゅ、ちゅぷ…

細い毛が膣液に濡れて絡まり、肉物は興奮度を高めて膨張する。限界を超えた、摩擦の熱。

「ン…ァ…!!ァア!!」
「ダメじゃ、もぅ…もぉ…!!!」

「うぁ…」 どびゅっ…びゅ……ぴゅる

発射された肉汁は艶やかな少女の肌にはね、2人の顔にまで降り注いだ。高まりが鎮まり、安息の空気が少女を包む。
2人は互いを押出そうとした手と手を繋ぎあわせたまま力尽きて、仲のよい友達が手をとりあって眠っているようにも見えた。




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