ようこそゲストさん

ライントレース開発日誌

2014/12/18(木) 基板完成

BIT
B2 Kishimotoです。

基板がほぼ完成しました。

s_20141218_175644.jpg

s_20141218_175726.jpg

が、本日RX220マイコンボードが秋月より発売されました。

BlueBoardと比較してみます。
BlueBoard-RX62NRX220マイコンボード
値段2580円1300円
サイズ86×33mm40×29mm
ピン数10064
クロック96MHz(最大)20MHz
RAM96KB16KB
ROM512KB256KB
データフラッシュ32KB8KB
IOポート7446
AD変換812
PWM出力3216
動作電圧3.3V5V
書き込みUSB書き込み可AKI-H8と同じ(RS-232Cレベル)
その他タクトスイッチ実装済日本語説明書有
魅力的な点は
  • 小さい
  • 安い
面倒な点が
  • 動作電圧が5V
  • USBで書き込みできない
という感じ。

実際配線してみて100ピン全部引き出してあるBlueBoardは線の取り回しが面倒くさい。
一年生に配線させるとなると大変だろうということでRX220マイコンボードを使いたいと思います。
問題となるのが動作電圧と書き込み。
9V角電池とモータ用の電池と2種類積むと重くなりそうなのでもういっそのことリポでいいかな、と。
BlueBoardとの差の1300円くらいで2セルのリポを2個買ってもらう、という感じで。
サイズによってはマウスやトレースにも流用できるでしょう。
書き込みケーブルは買うと高いので、プリント基板発注して自作?(変換ICは200円位)
ただH8マイコンでは5Vレベルで書き込めなかったので、そのへんは実験してみますかね。

1: 黒クマ君 2015年09月25日(金) 午前10時14分

秋月電子通商のRX220マイコンボード、現在、3Vで商品に組み込んで、使用しています。6ケ月たった現在でも、なんの問題もなく動作しています。ボードに組み込んでいるR5F52206BDFMのCPUデバイス動作SPECは、1.62V~5.5V、-40℃~105℃を保障している実力のある車載仕様のデバイスです。2.7V~5.5Vでは、あらゆる信頼性を加味した高信頼性動作の使用条件です。RS232C変換用デバイスのADM3202ARUは、3V~5.5Vの動作を保障しています。プログラムの書き込み時を除き、ボードの実行動作評価では、1.62Vでも、安定して動作していました(周辺の発光ダイオード(LED)部品は、点灯しなくなりますが)。PCのUSB端子でも、USB-シリアル変換ケーブル(¥1000位で、秋月に売っている)を使うと、簡単に、USB端子のみのPCから、プログラムの書き込みが可能となります。さらに、プログラム動作評価の際のデバッカー装置として、E1エミュレータが、¥1万で、秋月にて販売していますので、PC→E1エミュレータ→RX220ボードと接続し、リアルタイムで、高度なプログラム動作評価が、簡単に行うことが可能です。E1エミュレータは、3Vモード、5Vモードの切り替えが可能で、RX220デバイスに、電源も供給してくれます。RX220のフラッシュROMに、プログラムの書き込みもしてくれます。RX220のフラッシュROMの書き込み回数は、約数十万回程度は可能です(メモリが壊れるのではなく、だんだんと消去時間に時間がかかるようになっていきます)。プログラム開発の際には、E1エミュレータの使用を、是非、お奨め致します、簡単にバグが発見できます。昔は、¥100万~¥200万したエミュレータも、今は、¥1万で買えるのですから、驚きです。秋月は、なぜ、RX220ボード電源仕様を5V±10%にしたか?。推測ですが、世の中の周辺部品(センサIC、ドライバICなど)は、今でも5V仕様が圧倒的に多い為、
RX220ボードを3Vで使用されると、RX220ボードのI/O(入出力端子)は、3Vしか入出力されませんので、5V周辺部品を使用の際、5Vにプルアップするために、I/O端子周辺にレベル変換回路を設けなければなりません。ユーザーの立場になって考えると、大変面倒な、周辺回路変更作業となります。もう一点、重要なことは、「ラッチアップ」です。最近のICは、低消費化を図るため、CMOSで回路が設計されています、I/O周辺が3V回路、5V回路が3Vか、5Vどちらかにマッチングされていれば問題ありませんが、3Vと5Vの電圧差がある状態で、間違って接続されると、CMOSデバイスの宿命である、サイリスタ現象の「ラッチアップ」が起こってしまいます。大電流が流れ、大事なマイクロコンピュータを破壊してしまします。この現象は、外部ノイズ(オーバーシュート)の発生でも起こります。最近は、携帯電話用の部品が多く出回っていますので、3Vの部品も多くなりましたが、「ラッチアップ」には、どのマイクロコンピュータボードも、使用時、気をつけなければなりません。秋月は、ユーザトラブルを避けるために、実力、信頼性は十分にある回路構成ですが、あえて、5V±10%に仕様を決めたのではないかと考えます。ユーザに対する信頼性を優先したもと思われます。秋月のRX220ボードは、超低消費動作モードから高速動作モードまで、幅広いモードをもっており、低価格(¥1300)も魅力で、有難く使用させてもらっております。


名前:  非公開コメント   

  • TB-URL  http://www.usamimi.info/~isys/cgi-bin/adiary/adiary.cgi/linetrace/056/tb/