ゴミ箱ゴミ箱


蛮銀蛮。哀沢君への誕生日プレゼントだったやつ。





ハッピーバースディ






「どこまで連れてくつもりだ?」
「まぁいいから、たまには黙ってオレに付いて来てみて よ」
浮かれ調子で前を歩く銀次に半ば引っ張られるような形で付いていく蛮。
「はい、着 いたよ〜」
銀次が示す方向にあるのは、公園のベンチに置かれた一つの小さな箱。
「あ ?」
「ほらほら蛮ちゃん、開けてみてよ!」
「あぁ・・・」
銀次に急かされながらも素直に箱を 手に取る。
箱の中から出てきたのは、蛮の瞳と同じ色のピアスだった。
「誕生日おめでと う、蛮ちゃん!」
あげた自分の方がよっぽど嬉しそうに笑う。
「えへへ、気に入ってくれ た?」
そんな銀次に蛮も思わず微笑んだ。
「・・・ありがとな、銀次」





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