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インタビュー〈代表:布川氏〉
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インタビュー〈代表:布川氏〉
インタビュー〈代表:布川氏〉

暮らしの情報センター/セルフィッシュネス代表。1994年、多摩ニュータウン周辺で暮らす女性達とともにセルフィッシュネスを設立。地域に根ざした女性の視点から街づくり事業をサポート。現在では、いくつもの大規模マンションにおいて「コミュニティ形成支援」というユニークな活動を展開。これまで同社が参画したマンションでは、時節のイベントをはじめ様々なコミュニティ活動が自主的に企画・運営されるな ど、いずれも良質なコミュニティ形成が達成されている。

 

 
 
 
   暮らしの情報センター、セルフィッシュネス

95年まちづくりイベント
95年まちづくりイベント
私たちの会社、セルフィッシュネスはもともと多摩ニュータウンに暮らす主婦たちが、
それまで培った来た仕事のスキルを活かしながら、自分たちの暮らす地域で仕事を創っていこうと立ち上げた会社です。というと、かっこよく聞こえるけれど、会社を立ち上げた10年以上前、多摩ニュータウンには、まだ子育てで一度仕事を離れた主婦が、
再就職する場が本当にすくなかった。それなら、自分たちで創ってしまおうというのが、原点。当時は、まだ、みんな、子供達を保育園に預け、自転車の後ろに乗せて走りながら、一つひとつ出来る仕事をかたちにしてきました。そんな中で、自分たちにとって本当に必要な情報、暮らしに役立つ情報を集積し、かつ発信する装置として、スタートしたのが、会社の事務所の一部を地域に開放した交流スペース「暮らしの情報センター」です。多摩ニュータウンは東京都下にあって、最大規模をうたったニュータウンでしたが、何千人もの住民が実際に暮らしてみると、様々な情報がどこに行けば手に入るのか、戸惑うことが多かったのです。当時は今のようにインターネットもなく、例えば周辺の学校に関する情報も口コミに頼るしかなかった。そういう口コミの情報をこつこつ集めていくうちに、顔の見える情報の受発信基地があったら良いねということになり、行政は作らなそうだし、いっそ自分たちで作ってしまおうと。地域に開放してみたら、毎日、本当に色々な方が来てくださって、事務所というより、
お茶飲みサロンになってしまって。今では、事務所と開放スペースとは分けたのですが、当時は、みんなが帰った夕方から、仕事がはじまるという感じで、気軽によれる
地域の情報ステーションの必要性を実感しました。

暮らしに必要な情報がまとまった場所にあれば便利、というのが出発ですから、あくまでも「暮らし手の視点、暮らし手からの情報発信」ということを常に心がけています。その基本は「安心して、安全に暮らせること」。それには何といっても、お互いの顔が見えることが一番だと思います。
インターネット社会になった現在は、言い換えれば顔が見えない世の中になってきています。そのなかで、コミュニティはどうあるべきか。それには、やっぱりお互いの顔が見えて、いつでもいい意味での「人の目」が行き届いていることが必要だと思います。それが安心して、安全に暮らせることの基本であると思うので、そうしたコミュニティづくりをサポートする、それがセルフィッシュネスの役割だと思っています。
大規模なマンションでは、一時期に大勢の方々が住まい始める。その中で、お一人おひとりに心地よい距離感で、顔の見える関係を作っていって頂きたい。そのきっかけの一つのかたちが、今回の「東京タイムデザイン」なのだと思います。

 
   お互いの顔が見えるためのきっかけづくり
スタッフ会議
スタッフ会議
東京フロンティアシティは、皆さんも共通しておっしゃっているように、ロケーションがすばらしい。銀座にも東京にも近いし、それでいて近隣には長い歴史のある下町の風情が残っている。そういう地域社会の特性を活かしつつ、新たなコミュニティを形成する。
恵まれたロケーションに建ち、玄関から直行できる共有スペースがあり、そこに「その道の達人たち」が集う。自分が自由に使える時間をそこで好きなことに使えたら!「東京タイムデザイン」を上手く活用して頂いて、自由に、好きなことから、楽しんで頂きたいと思います。もちろん、住民の方々の中にはコミュニティなんてめんどくさい、習い事なら自分で他の場所でやる、という考えの方もたくさんいらっしゃると思います。それはそれでいいんだと思うんです。もしかしたら、今は参加できないけれど、いつか参加してみようかなと思いながら、見ていてくださるだけの方もおられるかもしれない。参加したいと思ったときに「場」があること。同じマンションの中で、同じ趣味のを持つ方と出会いたいと思った時のきっかけにして頂ければ、それで充分だと思っています。

コミュニティづくりのお手伝いをしていて、いつも思うのは顔が見えてくれば来るほど、人というのは適度な距離感を持ち合うものである、ということです。そして、何かトラブルが起こったときにも、顔の見える関係があれば、きちんと話し合って、良い解決を見つけていける。好きなことを楽しみながら、マンション全体のことも考えて行ける関係の土壌づくり。それが、コミュニティの大きな役目ではないかなとも感じています。
 
   横に広がる人の輪づくり、その一つの輪として
地域まちづくりイベント
地域まちづくりイベント
私たちの仕事は、東京フロンティアシティの販売段階から始まって、地域の方々とコラボレーションしながら、地域の生活情報を集め、お住まいになる方々に頂いた情報を提供していく。今回のプロジェクトでも、販売センターにある暮らしの情報センターの方々をはじめ、たくさんの地域にお住まいの方々のご協力があって、成り立っています。地域から教えて頂いたことを、皆さんにお伝えして、また次の輪に繋げていく。人も、街も、そんな優しい輪で繋がった行けたら良いですね。
都内では、集合住宅はますます縦に伸びていきますが、コミュニティの輪は人を通じて横へと広がっていく。こうした横の輪っかづくりのお手伝いをして、実際にマンションにお住まいの方々がご自分たちで望む形で、その輪を広げていって頂けるようになったら、私たちの仕事もいったん終了です。
販売の段階から始まって、実際に入居された方々の暮らしが落ち着くまでの1年間くらいが、事務局としての私たちの仕事期間でしょうか。ただし、終わったからそれでさようならということではなくて、その後もお祭りやイベントに呼んでいただいたりしてお付き合いが続くことが多い。広がる輪の一つにセルフィッシュネスも入れて頂いているんだなぁと実感するそんな時が、仕事をさせて頂いていて、一番嬉しい時ですね。
暮らしというのは、実際に、そこに住んではじめて語れるものだと、それだけは決して忘れてはいけないと心しています。だからこそ、私達は、あくまで「きっかけづくり」のサポーターにしかなりえないんです。「東京フロンティアシティ」ならではのコミュニティは、この街にお住まいの皆さんだけが創ることができる。コミュニティの基本は、「無理なく、楽しく」です。かくあるべきという答えは決してありません。快適に暮らすという視点から生まれた「東京タイムデザイン」をきっかけに、ぜひ、「やりたいことを思いっきり楽しんで」東京フロンティアシティの毎日を楽しんで頂きたいと願っています。
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