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Z〜第3話〜

実験屋◆ukZVKLHcCE氏

(助けてくれてアリガトウ!!)
(名前なんていうの?)
(また会えるよね!?)

『Z〜第3話〜』

「ん・・・・」
窓からさす日差しに目を覚ました。
「あの娘・・・・誰だっけ?」
夢に出てきた少女のことを思い出す。知っている筈なのに思い出せない。
「まっ、いいか。」
思い出せない事をいつまでも考えていてもしょうがない。
「それに・・・ククク。」

当分はヒマしない玩具も手に入れた事だしな。


「入るぞ。」
一言言いドアを開ける。あの後、エリックに一室与えた。
いくら俺でも汚いまま地下につないでおくほど不潔じゃない。
「な・・何をしに・・・」
エリックは怯えた表情で俺を見つめる。
「ここは俺の屋敷だ。俺がどこで何をしようが貴様の知ったことではない。」
もっとも、俺がエリックに何をするかなど本人が一番わかっている筈だ・・・身をもってな。
「服は気に入ったか?女物をと思ったが男装してるのでな。」
エリックには屋敷の男性使用人が着ているスーツと同じものを与えていた。
後ろ髪が少々長いものの短く切り揃えられている金髪のエリックは
中世的な印象を醸し出している。
「さて・・・用件だったな?」
寝台の横に備え付けられたイスに座る。
「こっちに来い。」
エリックは恐る恐ると言った様子で近づいてきた。
「・・・・奉仕しろ。」
「なっ!!」
突然突きつけられた肉棒にエリックは絶句する。
「なんで・・・そんな事・・」
「『働かざるもの食うべからず』。何もしないだけのタダ飯喰らいはいらん。」
「わ、私は・・・」
「お前に関する生殺与奪の権限は全て俺にある。お前の仕事は俺の玩具だ。
 俺が満足するまで働いてもらうぞ。」
冷淡に言い放つ俺にエリックは怯えながらも反抗した。


「私は人間だ。そんな・・・物の様な扱い・・・」
「違うな・・・俺に負けた時点でお前は人間じゃない。拷問してもクチを割りそうに
 無いお前は捕虜としての価値も無い。だったら、俺の玩具以外に使い道は無いだろ?」
「くっ・・・」
悔しげに顔を歪めていても青褪めた表情は消えていないエリック。
俺は指をパチンと鳴らしエリックの拘束用魔方陣に力を送る。
「あぁぁ・・・」
強引に跪かせたエリックの目の前に俺の肉棒を押し付ける。
「や、やめて・・・」
顔を背けようとするエリックを無理矢理正面に向かせ、その口に強引に
肉棒を押し込む。
「んん!!・・む、うぅむ・・くぅ・・・」
俺のに肉棒にエリックの舌が這い回る。
「上手いじゃないか。もっと優しく、顔を上下させろ。」
「んむ・・んん・・・ぷ・・むぅぅ・・・はぅ・・・」
エリックは一刻も早くこの状況から逃れたいのか一心不乱になって俺のモノをしゃぶる。
「んっ・・んぅむ・・んむ、ちゅぅ・・・むぅ・・・」
「争いに関しては弱い貴様にもこんな特技があったとはな。」
「!!」
俺の皮肉がこたえたのかエリックは俺から離れようとする。逃がさないよう俺は
エリックの顔をしっかりと押え付け固定させた。


「うぐぐぅ!! むっ・・あぁぁ!!」
喉の奥まで肉棒を押し込まれエリックからくぐもった声が上がる。
エリックが苦しげな表情を浮かべていたが気にせずに押さえつけた顔を
上下させる。
「ぐぅぅ・・うむぅ・・・ん!!」
逃れられないと悟ったエリックは自ら顔を動かし始めた。
すぼまって食いつき、舌全体で奉仕する心地よさに俺の射精感が高まる。
「よーし、出すぞ。一滴も残さずに飲めよ?」
限界点を通り越し俺の肉棒から欲望の精液をぶちまける。
「ぐ!!・・・むぅぅぅ!!!・・・ぶ・・むぅ・・・」
あまりの量にエリックは精液を口から漏らしそうになるが俺はそれを許さない。
しっかりと頭を押え付け飲み干させる。
「うぅ・・くぅ・・・んく・・く・・」
コクリコクリをエリックが精液を飲む音が部屋に鳴り響く。
「・・・ククク。」
ちょっとした事を思いついた俺は強引に肉棒からエリックを引き離す。
「くぁ!!」
まだ嚥下している最中だったエリックの口の端から精液がこぼれ・・・

ピチャ

と床に落ちた。


「オイ、残すなといったよなぁ?」
見下し非難めいた視線でエリックを見つめる。
「そ、そんな!!  だってこれは・・・」
「口答えするんじゃない!!」
「ひぃ!!」
エリックを一喝する。それだけでエリックは反抗の意思を失った。
「言い付けも守れないような悪い玩具には・・・お仕置きだ。」
「い・・いや・・・お願いです。お許しを・・・」
エリックが許しを請う。その姿が堪らなく俺の欲情を誘う。
「許す気は無い・・だが今ので思った。これから俺には敬語を使え、お前は俺の玩具だからな。
 それと呼び捨ては許さん。『ゼット様』と言う様に。」
そのままエリックを担ぎ上げ寝台にほおり投げる。
「やっ!!」
動きを制限され抵抗できないエリックに覆いかぶさる
「いや!!やめて・・・お願いだから!!」
「敬語を使えと言った筈だ。お仕置き追加。」
エリックの服を剥ぎ取る。口は使えても身体を動かせない為、難なくエリックを
一糸纏わぬ姿に仕立て上げることが出来た。
「やぁぁ・・・」
今にも消え入りそうな小さな声でエリックが呟く。
「全裸は今回が初めてだな。こうして見るとなかなかイイ身体をしている。」
汚れなど無い珠のような肌にしばし見とれる。
「見ないで・・・ください。」
こういったことに免疫が無いエリックは顔を真っ赤に高潮させて耐える。


「そういえば・・・」
ふと思い出し聞いてみる。
「前回、ヤッた時に最後誰かに謝ってたな?  誰にだ?」
ちょっとした疑問だが気になったので問詰める。
「!!」
その質問にエリックは一瞬にして顔が青ざめた。
「その反応からして・・・男か?」
エリック何も言わずただ目を瞑って顔をそらす。
「その男に見せてやりたいなぁ・・・今のお前を。」
「いや!!やめて下さい!!」
頭を大きくふり乱しエリックが懇願する。
「ククク・・・そうだよな。そんな姿を見てその男がお前をどう思うか・・・」
「やぁぁ!!」
嗚咽交じりになったエリック。
「まぁいいさ、お前がその男と会うことはもう無い。」
俺は前戯無しでエリックの秘所に肉棒を差し込んだ。


「あぁぁぁ!!」
強引に貫かれる痛みにエリックは大きく仰け反った。思うように身体を動かせず
俺の思いのままにされる屈辱にエリックは身を震わせる。
「動くぞ。」
「ん!!・・痛い・・やめっ、あぁ!!」
優しさなど一切持ち合わせない強引な抽送に喘ぐエリック。
次第に秘書の奥からエリックの愛液がにじみ出て来た。
「濡れてきたな・・・無理矢理されて濡らすなんて・・・変態だな。」
「くぅ・・・そんなこと・・・ひぁっ・・あぁん・・うぅ・・」
否定しながらエリックの声には快楽の声が現れる。
「さて・・・そんな変態のお仕置きに俺の精液をくれてやる。」
「い、いやです。それだけはやめて下さい!!」
必死になって嫌がるエリック。
「それじゃあお仕置きにならん。」
「お願いですゼット様!!堪忍してください!!」
初めて『様』を付けて俺を呼んだエリック。その姿に俺の興奮は限界だった。
「諦めろ。」
エリックの腰を捕まえ、溜まりに溜まった精液を思い切りぶちまけた。
「いやぁぁぁ・・・」
大きな悲鳴と共にエリックは身体を震わせた。


「うぅ・・ひどい・・・ひどいよぉ・・・」
声を上げむせび泣くエリック。

ズキッ

「ん?」
今までとは種類に違う痛みが心に走った。その痛みは徐々に大きくなり
罪悪感、後ろめたさとして俺に襲い掛かった。
(何だっていうんだ!?)
まさか・・・と感じた原因を否定し頭を振る。
「ひっく・・・ひっく・・・ううぇ・・・っくぅ・・」
未だ泣き止まず倒れ伏すエリック。そんなエリックの頬に手を伸ばし
涙を拭う。
「えっ?」
意外と言う顔で俺を見るエリック。
「・・・また来る。覚悟していろ。」
そう言い捨て服を着なおしさっさと出て行く。

この痛みを否定しながら。

                                 第3話 〜完〜


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