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鬼道の末に 4

名無しのアヒル氏

――あの男はもういない・・。でも、次はこの男に立ち向かっていかなければならないんだ・・。
気丈さを取り戻した瑞穂の表情は少女のものから少年のものになっていた。

「素直じゃない奴だな。やりたいと思ってるくせにそんな男みたいな顔して・・。さっきまでの方が可愛かったぜ。」
その言葉に挑戦的な目をしつつ、淫乱扱いした言葉を否定した。

「この様なことしたくてしてるなど馬鹿なことを何度も言うな!!俺は女などではない!!」
瑞穂の中で自分を女として認めず、抵抗することは終わりを告げていない。巌は死に、女の身体の開放された。
そんな彼女に訪れた新たな試練。成幸の辱めから耐えること・・・。

「・・・ま、その顔も悪くはないな。凛々しくてかっこいいし。それに・・・。」
そう言うと瑞穂の露わになった恥部に指を這わせた。

「ひやん!!」
自分で慰めたことすらない恥部を触られた感触に思わず悲鳴を上げ、女の顔になるがすぐ気を取り直した。

「そういう顔を崩してやるのも面白そうだしな。」
一瞬瑞穂が女の顔になったのを見てにやにやしている。瑞穂はそんな成幸を再び睨んだ。

「・・・・・。」
瑞穂の視線に挑戦する様に微笑みながらその女陰を指で撫で回す。

「ああん!!いやっ!!やめて!!やめろ!!!」
今まで味わったことのない感覚に流石の瑞穂も女の悲鳴を再び上げてしまう。

「なかなかいい感度だな。でも濡れてないな。おっぱい触ったくらいで濡れてると思ったのに。
しかし使い込まれてる様には見えないな、ここ。色といい、狭そうな入り口といい。」

「・・・つ、使ったことなんてないって言ってるだろ!!!」
瑞穂にとって淫乱扱いされるのは巌と同類に見られてる気がして我慢ならない。

「強情な奴だ・・。ま、ここはもっと後にするか。濡れてないし。いい身体してるからな。たっぷり愉しませてもらうぞ。」
そう言って恥部から指を離すとその手を乳房に移動させた。

「んっ!!」

「さっきちょっと触ったけど、まだまだ物足りないんでね。」


成幸は柔らかで豊満な乳房を揉み解し、その先端の乳首を指で撫で回す。乳首が女の性感帯なのは瑞穂自身よく理解していたが
いざ自らのものが愛撫されると耐えがたい快楽が生じた。

「ひあん!あ、あ・・。いや!!」
瑞穂が悲鳴を上げる。いやなのに感じてしまう悔しさ。そんな光景はいやって程見せ付けられた。それが今瑞穂の身に起こっている。

「はは、いい声だ。さっきといい下だけじゃなくてここも敏感なんだな。肌が指に吸い付いてくるみたいだ。男好きな胸だな。」

「違う・・・・。こんなの・・。男なんか・・・。」
また目が潤んできている瑞穂。しかし強気な意志は消えていない。その目が成幸をそそらせた。

「なんだかちぐはぐだけど・・、いい目してるな。堪らないね。」
そう言うと片方の乳首に顔を近づけ再び舐め始めた。

「ああ!!ひあん!!ひゃあ!!やめてぇ!」

「やっぱ舐められるの好きみたいだな。さっきもいい声出してたし。何人の舌がこの乳首を味わったんだろうな。」

「違うって・・言ってるだろ・・・。」
弱弱しくなったはいるがはっきりそう言った。それを聞いた成幸の舌と指はより一層瑞穂の乳首を攻め立てる。

「ひやあん!!やあん!!ああ・・・。」

「身体は正直だな。万が一初めてだったらそれはそれでオレにとってはおいしいけどな。こんないい胸誰も味わったことないなんて
信じられないし。」
軽い調子のその言葉はやはり瑞穂が処女であることを信じてはいない。

「うう・・・・・。」
望まぬ快楽と成幸の態度に悔しそうに呻く瑞穂。女が陵辱行為に快楽を示してしまうのは仕方ないこと。わかってる。わかってるのに
悔しさを抑えられない。四年間見せ付けられた陵辱の光景が再び頭をよぎる。

――きっとこれは・・あの男から女の人達を助けられなかった俺への罰なんだ・・・。


瑞穂の心中の生じた自虐的な考え。そう思うことである意味自分を慰めていた。

――そうだ・・。あの男にされなかっただけマシだと思わなきゃ・・。
痛ましい考えで自分を慰めようとする瑞穂。だからといって悔しさや恥ずかしさ、成幸への嫌悪がなくなるわけではない。
しかしそれでも瑞穂にとって巌への憎悪はそれ以上だった。

――あの男に犯された女性に比べれば・・・。それを助けられなかった俺がこうなって当然なんだ・・・。
陵辱されることが当然など正しいはずがない。瑞穂は確かに多くの女性が陵辱されるのを見ながらも誰一人助けられなかった。
しかし助けたくなくて助けなかったわけではない。それで十分苦しんだはずである。しかしそんな彼女を慰める者はいない。
・・・瑞穂自身も含めて・・・。

「あん、ひゃん!あ・・・。」
成幸はまだ瑞穂の乳房と乳首を弄んでいる。悲鳴を上げる気力は失せ目の潤みも増していたがやはり涙だけは流さない。
巌が四年間見せ付けた陵辱劇の際、常に泣かない様耐えていた為人前で涙を堪えるのは得意だった。
潤んだ目が成幸の目と合った。涙こそ流していないが屈辱で弱まり快楽で潤んだその目を見て成幸はほくそ笑み
ようやく乳房と乳首への愛撫を終えた。

「よかったぜ、お前のおっぱい。次はどうしようかな。」
瑞穂は潤んだ目で成幸を睨む。それを見て成幸は更にほくそ笑む。

「そうだ、そろそろオレの物を直接慰めてもらおうかな。」
そう言って成幸は自分の袴と褌を一気にずり下ろした。すでに勃っている男根が現れる。

「!!!」
それを見た瑞穂は驚いた。陵辱劇を見せ付けられた為男の物を見るのは初めてではない。
しかし目の前で見せ付けられたのは流石に初めてだった。

「あ・・・。」
流石に怯える瑞穂。しかも成幸の物は大きい方な様だ。

「どうした?見慣れてるくせにそんな顔して。いや、むしろこれが大好きなんだろ、お前。」
そう言って瑞穂の眼前に男根を突き立てる。瑞穂は怯えて顔を逸らしつつも成幸の言葉を強く否定した。

「そんな汚らわしい物・・、見たくなどない!!!」

「・・強情な上失礼なこと言ってくれるな。まあいい、すぐ化けの皮が剥がれるさ。口を開けろ。咥えるんだ。」


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