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鬼道の末に 5

名無しのアヒル氏

「・・・・・・。」
瑞穂は頑なに口を閉ざす。というより恐怖と嫌悪で開けられないといった感じであった。目を閉ざし顔を背ける。

「こっち向けよ。」
成幸はそう言って角の生えた頭を自分の方に寄せる。瑞穂は顔を寄せられ観念したのか目を開けたが細目で視線も逸らしている。

「どうした?見慣れてるくせにそんな反応して。早くやりたいんだろ?素直じゃないな。」
瑞穂は口腔性交の光景は何度も見せられた。女性の小振りな口にそそり勃ったまがまがしい物を無理矢理咥えさせるその様子は
嫌悪と恐怖、そして女性への同情と詫びしか感じなかった。そのおぞまじい行為を強制させられる現実が瑞穂の身に迫っている。

「・・・・・・・・。」
どうせ遅かれ早かれやらなくてはならない。観念した瑞穂は逸らしていた視線を成幸の男根の方に向けた。そのおぞまじさに
改めて泣きたくなってきたが堪える。その小さく可愛らしい口をゆっくり開け口腔性交の準備を始めた。

「・・よし、入れるぞ。」
成幸の物はようやく開かれた瑞穂の口に入る。やはりというかその口腔内は狭くとても入りきらなさそうだった。
成幸は男根を半分位入れたところで止めた。

「きつそうだからここで抑えてやる。舐めろ。」
半分とはいえ瑞穂にとってかなり窮屈で苦しいし気持ち悪い。吐き気がする。舐めるなど冗談ではないと思ったが
どうすることもできず仕方なくかすかに舌を動かし始めた。

「おっ、いいぞ、もっと舌を動かせ。慣れてるんだろうからもっと積極的にやれ。」
否定の言葉も口が塞がれ出せない。瑞穂は吐き気や泣きたい気持ちを抑えて成幸の支持通り舌をより動かす。

「おっ!そこだ。上手いぞ。もっとだ。」
口には出さなかったが、上手いけど慣れてはいないなと成幸は思った。しかしカンがいいのか陵辱劇を見せつけられ無意識に
男が喜ぶところに気付いているのか歯を立てることもなく敏感な場所に舌を這わせている。



「んん・・・。」
瑞穂が呻く。成幸にとっては快感でも瑞穂にとっては耐え難い苦痛。彼女は嫌悪と吐き気と悲しみと必死で戦っている。

「いいぞ、いいぞ・・。お前、舌も最高だぞ・・。そろそろ限界だな・・。」
限界・・・。その結果が射精だってことは瑞穂はいやって程わかってる。精液の味など知らない。しかし口腔内に射精された女性の
あまりにも苦々しい顔からある程度想像はついた。

「出すぞ・・!ちゃんと飲めよ!」

―――どぷっ!
初音が巌に射精された悪夢の瞬間を思い起こす不愉快な音と共に瑞穂の口に成幸の精液が流れこんでくる。

「ううっ・・・。」
予想以上の不味さと不快感にそれまで以上の激しい吐き気がしたが必死で飲みこもうとする。しかし・・・。

「げほっ!!げほげほ!!う・・。」
成幸が男根を口から出すと激しく咳き込み、少し吐き出してしまった。

「大丈夫か?」
成幸は意外にも責めることはなく咳き込む瑞穂の背中を軽くさする。今更と瑞穂は思ったが口腔性交で射精されるも
吐いてしまった女性は大抵さらに酷い目に遭わされるので少しほっとした。心なしか成幸の表情が少し優しくなってきている気がした。
しかしこの陵辱をやめるつもりはないのだろう。彼の男根は一度射精したにも係わらず全く萎えていない。
瑞穂の様子が落ち着くと成幸は再び瑞穂の足を開き恥部を露わにした。未成熟な、どこともなく愛らしい女陰。やはり濡れてはいない。
成幸は瑞穂の顔を見た。自分の顔を見つめる成幸を見てさっき彼の顔が今までと比べて優しくなってるのは気のせいではないと確信した。
どこともなく戸惑ってる様な不思議そうな顔。嗜虐心が薄れている。しかしもう後には引けない。

「ひあっ!!ひゃん!!!」
成幸は瑞穂の女陰を舐め始めた。濡れてこそいないが一連の愛撫で性感帯を刺激され敏感になっていた。


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