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高校DAYZ 06
街灯に照らされた道沿いに、大きな建物がひっそりそびえ立っている。 立ち止まった場所は、若葉中学校の前だった。 ここで過ごして居たときには、まだ今日のことなんか知り得なかったあたし。 当たり前のことだけど、どこか悔しくて、羨ましい。 ……これから、どうなるのかな。 懐かしの母校を見上げて、堪えていたものが溢れだした。 あんな自惚れた話、きっとにしか出来なかった。 それを、それなのに、よりにもよって……本人に聞かれるとは。 この時点であたしの恋は幕を閉じたんだろう。 自分が馬鹿過ぎて、格好悪いにも程がある。 「ッ……最悪。」 本当に、最悪。 「何が最悪なんでしょうか?」 何がって全部ですが。 って、あれ……? 「……くん!」 「やっと見つけたし。」 目の前に、息を切らしたくんがいた。? すぐには信じられなかった。 でも、信じたかったから、信じることにした。 ただ、分からないのは、 「何で分かったの。」 「は?」 「だから、何でここだって分かったの?」 何でくんがここに来たのかっていうこと。 くんは、ああ、と分かったような声を出して、 「色々探してもすぐには見つかんなかったけど、考えてみたらさ、」 と、目の前にある校舎を指差した。 「若葉っ子、だろ?」 くんの笑顔が、あたしをまた恋の世界へ導いていった。 「じゃあ今度は俺が聞く番。てか盗み聞きみたいになってごめんな。」 「……いや、あたしこそごめん。」 「あのさ、って俺のこと……好きなの?」 ……単刀直入すぎるあなたにドキドキです(棒読みです)。 「あたしの気持ちがどうであれ、くんの気持ちは変わらないんだよね?」 「まあな。」 正直だね。 だったらあたしも……正直になるべきなのかな? でも。 あたしがここで正直になったって、くんの気持ちは変わらない。 つまり正直になれば、失恋。 「、好きじゃないよっ!あの話も冗談だし。」 失恋したくないと思ったら、こんなことを言っていた。 まだ、想っていたかった。 これから、もしかしたらって、そう思わずには居られなかった。 「そっか……。」 くんが呟いた。 そう、そうだよ。 だからまだ失恋じゃないよね(意味分かんない理屈だけどね)。 ……でも、待って。 くんは何で、そんなに辛そうなの……? witten by 澪伊 ← → |