「俺は、馬鹿だな・・・」 キラの元で安らぎを得たラクスを見て、やっと彼女が癒しを求めていることに気がついた。 どうして気がつかなかったのだろう。どうして、気がつけなかったのだろう。 ・・・キラは気づいたのに。 自分が彼女に癒されるばかりで、彼女がそこから身を引けば戸惑うことしかできなくて・・・。 彼女の心はとっくに自分から離れていたのだと、今更知った。 俺には、何も残らないのか・・・? 「元気出せよ!」 「カガリ・・・」 彼女とは、そう、あの無人島で出逢った。 『だってあれはまたたくさん人を殺すんだろう?!』 泣きながら言われた言葉は、俺の心に重くのしかかって・・・。 『何で友達に殺されなきゃならないんだ!!』 キラを、殺した、時にも真っ直ぐな言葉をぶつけられた。 ナチュラルなのに、俺よりずっと頭がいい。 それは時に残酷なほど純粋だけれども。 それは、現実に“希望”を持たせてくれる、強い意志―――― 俺にはない、その強さ。 カガリが傍にいてくれれば、少しは変われるのだろうか・・・。 「カガリ・・・・・・」 君が、俺の“希望”? |
ラクスの“希望”はキラで。 じゃあアスランの“希望”はラクスじゃないんだ、と。 アスカガまでいくにはちょっとやっぱり抵抗が大きかったので、とりあえずアスランがラクスを諦めるところまでまとめてみました。(まとめ・・・?) ・・・うん、ラクスの気持ちの移り変わりとアスランの失恋までは納得できる。カガリの恋心もなんとなく分かる。キラは・・・いいや。(え) 問題はアスランの恋心なのですが・・・うー・・・ん・・・・・・ |