「蕾・・・・・・?」 部屋に蕾の気配がないことに愕然とする東雲。 不安で胸が痛む。息が出来ない。 しばらくして、蕾は部屋に戻ってきた。 「東雲?」 東雲の肩がびくりと揺れる。 蕾を見上げた東雲の目は狂気を含んでいた。 「東・・・雲・・・・・・」 東雲が立ち上がり、蕾を捕らえる。 そしてそのまま無理矢理口付けた。 「んっ・・・・・・」 「蕾・・・行かないでおくれ・・・どこにも・・・・・・」 蕾には、東雲の手を振り解くことなどできなかった。 この弱々しく震える手を。 蕾を求めてやまない手を。 |
入れたかったんですけどね・・・暴走東雲。 |