ゴミ箱ゴミ箱


文章になりきらなかったネタ。蛮銀蛮。『 』内はラルクの歌詞。





愛するため、ただ、それだけ。






『今でも、愛を知らなくて、愛を知らなくて、何故?
僕には、愛の感情が、愛の感情が、無い?』




肩に、腕に、軽く触れてくる体。
気にして、見ていると、笑い返してくる顔。
気付けば、 つられて、頬が綻んで、君は、そしてまた、笑う。
「蛮ちゃん、大好き!」
「・・・あぁ」
自分が、どんな表情をしているかなんて、分からない。
でも、君は、いつも、そうやって 笑うから。
だから、ほっとする。
「・・・蛮ちゃん、は?」
「え・・・」
一度だけ、一度だけ聞かれた、言葉。
「・・・ごめん、やっぱ何でもないや」
自分が、どんな、表情をしているかなんて、分からない。
ただ、君は、いつものように、笑う。笑う。
愛を知って、失って、隠して。
見えなくなった、この、感情は、いつか、その先を知るの だろうか。
「蛮ちゃん・・・大好き」
そう言って、君は。いつも、いつも、笑う。
花のように、笑う。





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