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9月シリーズ試合結果(後半)


 

第三戦 9・23/東京:有明 / 観衆1700人+約600人
メインイベント開始前
―前田リングアナ「本日は雨の中ご来場いただきありがとうございます。本日のメインイベントは、WWC/NWC統一ヘビー級王者刈馬選手の申し出により、内藤選手の返上した旧NWC王座をNCWP東洋ヘビー級王座として新たに設立。その初代王者の決定戦となります。
 なお、刈馬選手の所持するWWC/NWC統一世界王座はWWCのコミッショナーらと協議した結果、我々が完全に版権を買い取る形になり、NWWC世界ヘビー級王座(新・世界レスリング選手権ヘビー級王座)と認定される事になりました。武道館での式島選手と刈馬選手の試合は、本日の試合の結果如何に関わらず、NWWC世界ヘビー級選手権試合となります。
 それでは本日のメインイベントNCWPヘビー級選手権試合、時間無制限一本を行います!」

▽ 第五試合 メインイベント NCWPヘビー級選手権試合
  シングルマッチ 時間無制限1本勝負
(挑戦者)
仁村 賢利
V S (王者)
刈馬 雅史
―前田リングアナ「タイトルを認定していただいたコミッショナーの方が、残念ながら仕事の都合で来場する事ができませんでしたので、私が代わりに認定証を読ませていただきます。

『認定証、この試合は世界に冠たるNWCヘビー級選手権あらため、NCWPヘビー級選手権試合である事をここに認定する』
 NCWPタイトル認定委員会会長、旧NWCヘビー級王者、
氷上 龍斗

―刈馬「仁村社長、氷上さんを会長に任命するその手腕…正直恐れ入ったぜ…そのベルト、ますます欲しくなってきやがった」
―仁村「刈馬、お前の無理な要求は呑んでやった。だがな、このタイトルマッチを、NCWPの名を汚すような事をしてみろ! タダではすまさんからな」
―刈馬「フン、だったらせいぜい頑張るんだな。俺はな、駐車場のモニターで我慢しているヤツラの期待を裏切る気はねぇ。
 駐車場で見ている奴等! 期待していいぞ! この試合、これから俺がヤベェぐらいに最高なイベントにしてやるからな!! 」
―仁村「刈馬、あまり調子に乗るな! お前は何もわかっておらん!」


      
―H.アガタ「試合開始です。NCWP社長仁村賢利は49歳。高齢の仁村は、体力で勝る刈馬を相手にどのようにして闘うのか?
 仁村、まずは、オーソドックスな腕攻め。基本を疎かにしないのが達人と呼ばれる所以なのでしょう。嫌がる刈馬はパワーで対抗。腕攻めを狙う仁村をコーナーに叩きつけました。
 仁村、パワーの差を感じたのか、間合いを取ります。刈馬はそこへ破壊力抜群のナイフエッジチョップ! 仁村、これを正面から受けとめた。そこから刈馬の首に手を伸ばして……スモールパッケージホールド!」
      


―カウント 1…2……3

―H.アガタ「カ、カウント3!!! 3カウントが入ってしまいました! 仁村の完璧なスモールパッケージホールドが、刈馬を粉砕!!
 試合時間はわずか1分52秒。プロレスの達人の異名を持つ仁村賢利が49歳にしてNCWP東洋ヘビー級王座を奪取! プロレス史上に残る劇的な勝利で現世界王者からベルトを奪いました!!」
試合終了後
―刈馬「なっ! ちょ、ちょっと待ってくれ! カウントがよく聞こえなかったんだよ!! 今のは何かの間違いだ。何かの…!」

―H.アガタ「敗北が信じられないのか。刈馬、錯乱状態に陥っています。仁村社長が、その刈馬に声をかけます」

―仁村「刈馬、お前は前を見ているつもりかも知れんが、足元を見ていない。足元を見ていないから掬われるんだ。もう少しまわりを見て、何が本当に大事なのか、一度よく考えてみろ!」
―刈馬「な! ふざけんな! 俺は認めねぇ! 社長、こんな試合で…こんな勝ち方でいいと思ってんのか? 俺はまだ闘える! 今からもう一回やり直せ!!」
―仁村「判定は変わらん。刈馬、潔く負けを認めろ。それとも何か、昔のように見苦しくこの場で暴れて見せるか? おい、桧山!」
―刈馬「てめぇら来るな! くそっ、仁村賢利、アンタを舐めすぎた俺の失敗だ。だがな、もう2度と今日みたいなドジはふまねぇ、絶対にな…。覚えてろ!」

―前田リングアナ「では、見事東洋ヘビー級王座となりました仁村社長に、あらためて一言をいただきます」
―仁村
「皆様、本日はありがとうございました。まさかあれで決まってしまうとは、私も少々驚いています。大口を叩いていた刈馬も、まだまだ未熟だと言う事でしょう。
 さて、ここでひとつ重大発表があります。我々、NCWPは次回の武道館大会に向け、とある団体と水面下で交渉を続けて参りました。ご存知の方もいらっしゃるかも知れませんが、その団体とは『
WrestleGuild』。仙台を中心に、メキシコにも支部を持つ大きな団体です。そのレッスル・ギルド・メキシコから、あの大物選手の招聘に成功致しました。ご紹介しましょう…」
―前田リングアナ「WrstleGuildMexico所属、エル・ファルコン選手の入場です!!」


―ファルコン「ビバ〜!メヒコ〜!!」

―H.アガタ「WGメキシコのファルコン選手が入場して参りました。
 これよりファルコン選手より参戦の挨拶をいただきます」


―ファルコン「NCWPの皆さん。本日は興味深く試合を観戦させて頂きました。
 私が・・・WGジュニアの大半がメキシコ支部に渡り、数ヶ月が経ちました。この間日本でも近隣団体がさまざまな動きを見せ、良い所もあれば悪い所もあり、交流のありかたにも疑問を持つ事は正直多いです。
 ですが、本日観戦した各選手の試合にはなんかしらの“希望”を持てるような気がします。
 私の個人的な要望で申し訳ないですが、是非とも次の予定に私の名前も連ねておいて欲しい。見るだけでなく体感したいんです。」
―仁村「ファルコン選手、我々は心よりあなたを歓迎します。ファルコン選手は武道館でのセミファイナルで、これまで長年に渡りNCWPジュニアを支え続けてきてくれた塚間道正と対戦してもらう事になりました。
 この試合はNCWPジュニアヘビーとWGメキシコの頂上決戦と言っても過言ではないでしょう。ファルコン選手、あなたのファイト、楽しみにさせていただきます」
―ファルコン「こちらこそ……」
―仁村「!!!?」


―H.アガタ「仁村社長とファルコン代表の歴史的な握手が行われようとしたまさにその時、バットを持った刈馬が仁村社長を襲撃!
 これはいけません!! 世界王者と言えど、許されない行為です!!」

―刈馬「おまえら、よく聞け……」


―H.アガタ「刈馬がマイクを持った所へ、ファルコン選手が反撃!
 隼の急降下を彷彿とさせる物凄いネックチャンスリーホイップ!!
 120Kgを越す刈馬の身体が、凄い勢いでマットに叩きつけられました!!
 吹き飛ばされた刈馬を桧山ら正規軍がすぐに取り押さえました」
―仁村「くっ……。刈馬…、お前というヤツは……!!! 自分が何をしたのかわかっているのか!!?」
―刈馬「うるせぇ!! このままじゃ俺の気持ちが収まらねえ! もう一回やらせろ!」
―仁村「いい加減にしろッ!」
―H.アガタ「仁村社長、怒声を発しながら刈馬の頬をはたきました!
 刈馬の先ほどの行為に怒り心頭の仁村。仁村は自分の顔にドロを塗られた気分でしょう・・・」
―仁村「刈馬! 我々はプロレスを、NCWPのプロレスを守らなければならんのだ。お前のやっている事はお遊び以下だ!
 プロレスは遊びじゃない、くだらん遊びをリングの上に持ち込むなっ!!
 他の仲間は、みんな毎日真剣にプロレスをやっている。それをお前は……。答えろ刈馬、お前にとってのプロレスとは、一体なんだ?」
―刈馬「…フン、プロレスがそんな大層なモンかよ。俺にとっては遊びみてぇなもんだ。
 …だがな、遊びみてぇなモンだが、生半可な気持ちでやってるわけじゃねぇ! プロレスは俺の全てだ!!!
 てめぇらがどうこう言おうと、俺のプロレスは俺のもんだ! 遊びかどうかなんて俺が決める事なんだよ!」
―仁村「…子供かお前は? お前の熱意だけは認めてやる。だが、これ以上無茶やるようならそれなりの覚悟が必要になると思え! 覚えておけ。例え何が起きようが、うちは余所の団体ほど甘くないからな!」

 

9・29 武道館全カード発表!

 

メインイベント

NWWC世界ヘビー級選手権試合

刈馬雅史

V S

式島和也

 

セミファイナル

NCWP × WGメキシコ

塚間道正

V S

エル・ファルコン

ほか、エル・シュナンドー(WGメキシコ)参戦

WWC/NWC統一クルーザー級選手権試合など

注目カード多数!!

 

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