「Stray Sheep」あらすじ
■-15 行方
Stray Sheep
7階の扉を開けるか否かで意見が分かれ、リッツレー達は先を急ぐ事に。
扉の向こうには石像の並ぶ世界があった。
石像には、塔の中で流れる時間が一定していないとの文言が彫られていた。
すぐに塔へと戻るが物音すら聞こえず、リッツレー達とはかなり離れた事を知る。
9階での戦闘で負傷する臾僖とアースラ。特に臾僖の傷は深かった。
ひとまず逃げ込もうと9階にあった扉を開けると、先に広がっていたのは近代的な病院だった。すぐさま治療を受け、入院する事に。
医療設備の整っている此処では様々な効果を持つ薬液が湧いているが、長く摂取すると戦意喪失する副作用があった。その為に旅をやめて住まう者もいた。
看護師の人間女・フィシアはアースラから旅の話を聞き、徐々に外への好奇心が芽生える。そうしてフィシアとふれ合う内にアースラの胸中で奇妙な感覚が生まれる。それはやがて確信となった。
完治したアースラ達が世界を後にするその時、フィシアが同行を申し出る。
「外を、世界の全てを、見てみたいんです」
了承し、旅を続ける。
Creatura Triste
自身の心へ怯えさえするアースラから訳を聞き、臾僖は優しく告げる。
「複数の人を愛する人もいるよ」
「そんな……」
「悲しまないで。何もおかしくないんだから。おかしいのは僕のほうなんだから」
「臾僖さんはおかしくなんかありません!」
自身を制御出来ずにいるアースラへ、臾僖は微笑んだ。途方も無い喜びだった。
「そう言ってくれるだけで、僕は救われるんだよ」
メタ
フィシアの活躍の仕方が大いに決まっていないので、この先もあまり活躍が出てこない。
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