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 no title

目覚めてそれが夢でないことを思い知る。

遠く虚ろに聞こえた卑猥な歓声、体中から響く火傷に自由を奪われた手足・・・

自慢の白い肌に縄が食い込み跡がついている。

そしてなにより屈辱的だったのは、

−何人もの男にマワされたという事実。

だが悔しい程不思議と恐怖は感じなかった。

なぜなら、私としたことが薬で意識を奪われていたから。



・・・じわじわとなぶられていく屈辱すら頭の隅に隔離され、なんども犯される。

高級なスーツは切り裂かれ、競りたった男たちは私の身体から
"レイプに必要な部位"だけを露出させて自分たちのモノをうずめていく。

人間なんて尊厳はまるで無視されて、リアルなホールとしかまるで見てないのが解る。

私といえばガムテープで目隠しされ、薬のせいか頭の中もバランス感覚が崩れていて、
立っ ているのか寝ているのかすらわからない。

間違いないのは前と後ろから挟まれて、口にまでぶち込まれているということ。

一人は私の喉奥まで醜いソレをつっこんで精子を出そうと必死になってる。

下半身は肛門から押し込まれていてお腹の中に熱を感じる。

こんなこと初めてで変な趣向の連中がやるもんだと思っていたから
自分がされてるって気付いた時はショックだった。

内臓を直接刺激されてるようで気持ちいいなんてもんじゃない。

慣れればいいもんだっていう奴の気が知れない。

とてもじゃないけどもう二度とこんなとこに変なもん突っ込まれたくない。

もう二度とね。

なのに私は、それを認識 しているのになにもできない。

されるがままに、男たちの惨たらしい性欲処理に利用されて。



意識が途切れ、また違う場面。

足首と手首が縛られ、裸にされた身体を軋ませながら縄という束縛が襲い掛かる。

胸は締め上げられエステで使う吸引器みたいな形になっていて、
腿の付け根は大きく開かせ るように縄が走る。

いつもと違う明らかに不自然な態勢に声にならない悲鳴を上げるが、
そんなものは男たちの興奮を煽るだけで、
俺がさきにとばかりに入れ代わり立ち代わり中に出し入れされて
何度も白く濁った汚い液をぶちまけられた。






それなのに、感覚が湧かない。

これを人形みたいだというんだろうか?

身体は意識と無関係に子をなす作業に入れば、たとえ乱暴な行程であったって
・・ ・まるっきりベジータの事だけど・・・濡れるし感じてしまう。

いやなのに、気持ち悪いのに、汚いと思うのに。

気持ちがついてこない。

きっと私の口や胸や腹や、腿の奥には、
けがらわしい男たちの排出物がたくさんこびり付いているに違いないのに、
その姿がどうしても想像できなくて、
思考はそこで止まってしまう。

自分の置かれてる立場だとか状態だとか、
まして家族のこととか警察がくるのかとか、頭に思い浮かばない。



・・・私はブルマで、誘拐された。

その後は、

服を脱がされ、

薬を飲まされ、

縄で縛られ、

蝋を垂らされ、

何人もの男たちに、何時間も、何日も、

殴られ、蹴られ、甚振られ、

身体の穴という穴に棒を突っ込まれて、

掻き回されて、

意思と裏腹にイカされて、

・・・蛆を潰したような臭い精液を、たくさん体内体外に注入された。






「ブルマ・・・」


「おい、いるなら返事くらいしやがれ。」






私さ、どのくらいひさしぶりにアイツの声、聞いたんだろ?

すごい懐かしい気がするんだけどさ、アイツって、

誰だったっけ?






「おい・・・、ブル・・・・・・。」






暗闇の中、声が途切れる。

ねぇ、アンタ誰だっけ?

すっごい知り合いなきがするんだけどさ、
アンタの名前、なんていうんだっけ?






人影は嫌でも近づいてくる。

もう何十人というヤツにやられちゃったから、
どんな男にだってこんな姿見られても平気かも、私。

馬鹿でしょ?アホでしょ?

すっごく淫乱でしょ・・・?






「ブルマっ!」






男は一瞬顔を背けたけど、すぐにこっちをみて、
コワイ顔を歪ませて、私を束縛していた縄を断ち切った。

「・・・ぁ。」

「ああ・・・。」


声にならない悲鳴が沸きあがる。

男が手を伸ばし、痣だらけで傷だらけで何より男たちの欲望で塗れた私をそっと抱しめてくれたのに、
全然、全然、助けられたって気持ちが。






あああああああーーーーーーーーー!!!!!!!!






フラッシュバックする恐怖。

この男が与えてくれる温もりは安心感を与えてくれるはずなのに
安心を与えてくれる人間だからこそ、
この異常な事態に働いていた"感覚を遮断していた気持ちの糸"まで切れてしまって、
私は、
わたしは、


悲鳴しか、出せない






やめてやめてやめて触んないで!

そんな豚みたいな汚い手で大切なとこ触んないで!

ヤニが付いた舌で舐めないで、腐った茶色を入れないで!

私にそんなことしていいのは、

そんなことしていいのは・・・!!


いまここでわたしをだきしめてくれているおとこいがいぜったいだめなんだから






止まった思考がようやく回りだす。

醜い私を、
一番失いたくない人にみられてしまった。

本当はもうキライなんでしょ?

私さ、アンタじゃないやつに抱かれて嫌じゃなかったんだよ?

しかも何回もイカされて、感じて、気持ちいいって思ったんだよ?

ねぇころしたいでしょ?

八つ裂きにしてやりたいでしょ?

だったらもう離して、お願いだから。

それともあいつらみたいにまた私を散々犯したっていいのよ?

ねぇ、ねぇ、

お願いだから離れて!

いやなの!

これ以上私をなぶらないで!!!






男の首を絞める。

爪を立てて、殺すつもりで。

解放された足で腹を、足を蹴飛ばす。

やたら男の体は固くて、私の足が折れるんじゃないかって位だけどそんなことどうでもいい。

がんばってがんばって殺そうとしているのに、
全然歯が立たない。

逆に私の方が血をだしてるのはなんでよ?



なんどかやって、殺せないと悟ったとき、
ようやく涙が出てきた。

くやしいのに、かなしくてはずかしくて、色んなきもちがぐちゃまぜになって、
もう、それを表現する方法がわからなくて、

泣く事にした。


うぅ・・・うっ・・・、あっ、あああ・・・







ねぇ、苦しいよ、

死にたいよ。

殺してよ。

名前忘れたけど、あんたになら殺されてもいいよ・・・。

こうしてひとしきり泣いた後、私は意識を失った。







男は女を抱き上げ、暗闇から歩き出す。

無言のまま通路を出ると、後ろを振り返り手をかざす。

次の瞬間轟音が響き、部屋だった空間がはなからなかったかのように、きれいな月が浮かぶ空へと変わっていた。

その衝撃か二人のいるビルが崩壊し始める。

と、消した部屋の隣にある扉から男たちが慌てて飛び出し逃げ惑い始めたではないか。

貴様なにもんだ!

べジータに気付いた連中の一人が掴みかかってきたが、べジータはまるで興味がないように一言尋ねた。

「こいつをこうした連中はお前らで全員か?」

「だとしたらどうする?俺一人殺したってビデオにしっかり撮っておいたぜ。
ま。そもそも貴様は死ぬがな!」







銃声が鳴り響くとともに、血が飛び散る。

ただしそれは、べジータではない男の血だが・・・。


無表情のまま男を一人一人遊ぶように殺すべジータ。

頭を勝ち割り握りつぶして、時にエネルギー弾を何発も乱射して相手を選ぶことなく殺していく。

ただしブルマをしっかり抱しめたまま。






「許せ。」

ブルマの閉じられた瞳から流れる涙を見つめ、しかし男は人を一人ずつ消す作業をやめない。

やがて殺すべき人間が一人残らず消えてしまってもべジータは破壊の手を休めず・・・。


最後に彼が憎悪を向けたのは、女を汚した町。

空に浮き、眩い巨大な光球を掌に浮かべると、

町は、一瞬にして白い高熱は襲い、

そして二人は―

最後二人がどうなったかは想像にお任せします。
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