パピリオに会いに妙神山へやってきた横島。
今日はシロタマとケイが一緒である。

「ここが妙神山でござるか…」
「随分歩いたわね」
「でも、都会と違って空気がおいしいや」





「ヨコチマッ!」

ドンッ!!

「会いたかったでちゅ〜」
「痛たた……相変わらず元気百倍だよなぁ」

横島が訪れる度に繰り返されるいつもの光景。
シロたちは、このやり取りをただ呆然と見るばかりである。










「シロ! さっさとコントローラー渡しなさいよ!」
「うぅ〜っ、今度こそ勝つでござる。だから、あともう1回だけ…」
「シロねーちゃん、もうこれで13回目だよ」
「ふっふっふ、誰が来ようが返り討ちでちゅ〜☆」

すっかり意気投合し、ゲームに興じている4名を見つめる横島と小竜姫。

「皆、何だかんだ言ってもまだ子供なんだよなぁ」
「そうですね」

そうこうしてる間に時間は過ぎ、今は夕餉の時間。










「人参は嫌いでござるぅ〜」
「私、ピーマンいらない」
「レバーは苦いから嫌でちゅ!」
「納豆は人類の敵やぁ〜」




「にーちゃん、子供じゃないんだから…」
「ケイさんの言う通りです。好き嫌いしていると、もったいないオバケが出ますよ」
「そんなオバケ聞いたことがないでござる」
「今時、そんな言葉真に受ける子供なんていないわよ」
「オバケなんか返り討ちでちゅ!」
「GSと人外相手に、オバケが脅しになるわけないでしょ…」















スタスタスタスタ…





「あれ、にーちゃん足音が近づいてくる」










スタスタスタスタ…










ガラッ





















「もったいないから、残りは小鳩が頂きます♪」

ヒョイッ
ヒョイッ
ヒョイッ
ヒョイッ










スタスタスタスタ…











もったいないオバケは、タッパーを満杯にして何処かへと消えた。





「小竜姫様、小鳩ちゃん呼びました?」
「いいえ、全然」
「………」
「………」



「なるほど、あれがもったいないオバケでござるか」
「善良そのものじゃない」
「これからもいっぱいお残しするでちゅ」
「………(冷汗)」



教訓。
オバケは夜出るとは限らない。
※『もったいないオバケ』 知らない人はココをクリック♪

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[平成16年10月24日更新]