雷がすごいのと検閲抗争が激化してる(単身赴任中の親父殿が帰宅してる)のとでPC切っちゃったから携帯からぽちぽち。
結婚後、郁が新人の教官になりたての頃設定。
現行トップ絵から妄想。
郁より先に帰宅した堂上は夕飯の支度を済まし、時間潰しに文庫を読んでいた。
今日のお供は自分には珍しくSFだ。普段読まないジャンルもいいだろうと思って図書館から借りてきたもので、新鮮な面白さに没頭していた。
だからだろう。
普段なら気付くはずの郁の帰宅に気付かなかったのは。
「篤さんただいま充電させてー!」
声がした、と思った瞬間に背中に衝撃が走った。
帰宅した郁は叫ぶなり鞄を放り出し、あぐらをかいている堂上に背後からしがみついたのである。
「郁、いきなり驚かせるな!」
「ごめんなさい!でも少しだけじっとしてて!」
文句に一言返すと、郁は堂上の肩口に頭を押し付け、黙りこんでしまった。
「どうしたんだ」
「んーと、篤さん分の充電?」
「そうじゃないだろ。お前の誤魔化しなんざバレバレだ。何かあったんだろう」図星だったらしく、堂上にしがみつく腕に力が篭った。
「んー…篤さんが教官だった頃みたいにはやれないなあって」
この続きはあるよな、ないよな。