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下書き

昨日のうちに書いてある分だけPCから携帯に送っておいて、
昼休憩中にせこせこ打ってみた。
まだまとまらない難しい!ぶちぶち細切れ状態だけど消えるといやだから貼り付けー。

[追記]
ちゃんと畳めてないことに今更気付いたですよ。うひー。
携帯からだとうまくいかないもんだなあ。

※編集後、『彼女と彼の平穏な日常 ~夏の乱~』のタイトルでlogに再録
(冒頭以降はまだです)

※※『彼女と~』を加筆修正して同人誌に収録しました(2010/8/14発行『summer memory』)

続き

なんでこんな事になってんの。
この人こんなことするようなキャラだったっけ?
ああでもマメな人だから有り得なくはないのかも。付き合う前から―当麻事件が始まった日、初めてカミツレのお茶を飲みに行った日だ―服もメイクも誉めてくれたし、伊達眼鏡だって真剣に見立ててくれた。柴崎からバカップルを装えという指示があっての買い物だったが、あれは郁のことを考えながら選んでくれたことは今なら分かる。
だから、彼氏彼女なのだから、今一緒にココにいるのは何らおかしくない。のだと思う。
でも、でも、こんな買い物を彼氏とだなんて恥ずかしすぎる―――!

***
収録ここまで

以降は没ネタ
***
「ねー手塚ぁー、面白いもの見れるんだけど、出てこない?」
電話を通して聴こえる柴崎の声が物凄く楽しそうで、手塚は慄いた。
こんな時の柴崎はろくなことを考えていない。少なくとも手塚にとって。
嫌だ。行きたくない。本能はそう訴える。しかし理性がそれを許さない。
ここで嫌だ行かないとごねても、どうせ行く羽目になる。なにせ弱みを握られている。それはもう色々と。
弱味を握られてる以外の理由がある可能性は、頭をよぎる前にシャットアウトした。
「……今どこにいるんだよ」
不本意な、心底不本意な台詞を吐きつつ、手塚は行動開始すべく立ち上がった。
***
「堂上…何もそこまでしなくても…!」
そこまで言ったところで小牧は盛大に噴き出し、そのまま長身を屈めて震えだした。
***
「そーんなに心配なら虫除けでもつけたらいいんじゃありませんー?」
柴崎はにやにやとチェシャ猫のような笑顔を浮かべつつのたまった。
何を、と思う間もなく、爆弾を投下する。
「自慢の彼女の脚にキスマークの一つでも付けてやれば、男共も引き下がると思いますよぉー?」
「なっ……!?」
「な、何言ってんの柴崎ー!そんなことしたら人前出られないじゃないかー!」
「じゃあ見えないところならいいんだ?」
「うう、そういう訳じゃない!」
「はいはい、わかってるわよー。だぁい好きな教官はそんなことしないものねー?
なにせ、デート明けに帰って来たあんたの腹に痕があったもの。腕とか脚にはないのにねー」
あーあ、ごちそうさま。飲まないとやってられないわー。
堂上と付き合い始めてから時々柴崎から聞くフレーズだ。でも今はそれどころじゃない。
腹に痕だと。いつだ。いつのことだ。というか、なんでそんなところ見られてる。
混乱する郁を他所に、柴崎は大抵の男がとろけるであろう極上の笑みを浮かべる。
それは、身近な人間にとっては恐怖の対象であり、堂上にとってもそうだった。
そして矛先が変わった。
***
「堂上教官、もっと見えない場所につけなきゃ駄目ですよ?」
ぶはっ
先程からうずくまったままの塊から、噴き出す音が聞こえた。
しかしそちらにツッコミを入れる余裕など微塵もない。
「まあ、腹出して寝てるなんて乙女にあるまじき行為ですし、そんなことしてる笠原も悪いんですけどね」
あ、もう乙女じゃないですね。済みません。
「う、五月蝿い!おいこら郁も黙れ自ら墓穴掘るな!!」
***
「まあ、キスマークなんて歯形よりは可愛いもんですけどね?」
「…!!」
手塚がぽかんとした顔をしている。かなり珍しい表情だ。
しかしそれを笑う余裕なんて全くない。

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本当に見事なまでに細切れ!