松風
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もう一人の息子
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内容について
内容について
ラストは、「秀雄だけがキクのところに来る」というものですが、本当は、「実と秀雄が 二人そろって帰ってくる」とするつもりでした。しかし自分が調べた限りでは、実が帰ってくるのは無理ではないかという結論に達し、現在のようなラストになりました。
実は次の夏休みはすでに兵学校を卒業していて、 少尉候補生として軍艦香取?か鹿島?に乗っていると思われるからです。
開戦前の日本の海軍少尉候補生さんが夏休みに里帰りができるのかどうか、 どうしても調べられなかったので、確実に来れると分かっている秀雄のみが一人で来るという内容に変えました。
昔の資産家では、大旦那様の子を使用人が孕んだら、 その使用人は妾に格上げ、子供はその家の子として育てられるような話を聞いたこともありますが、今回は、奥さんが異様に嫉妬深かったというのと、家業が呉服屋で、世間に対しイメージダウンを防ぐためにこのような措置をとったということにしました。
主な参考文献
「我が青春の海軍生活」瀬間 喬(海文堂出版)
「思い出のネイビーブルー」松永市郎(海文堂出版)
「同期の桜」豊田穣(光人社)
「海軍兵学校 江田島教育」豊田穣(新人物往来社)
「あゝ海軍(映画)」(大映)
その他多数
かつて海軍に従事し、大東亜戦争を戦い、後に上記の本を上梓された、瀬間喬氏、松永市郎氏、豊田穣氏のご冥福を、心よりお祈り申し上げます。
最後まで読んで下さった方々、ありがとうございました。
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