□中学生時代□

3月31日


中学生時代



カラオケ行ってメタルな曲をシャウトしまくりで歌ってたら喉潰しました。



声が出ません。



うんこも出ません。



今まで便秘なんてなったことないのになんか今日はマジで出ません。




そんなワケでテンションが低いシンジですこんばんは。




俺の人生の3大汚点の一つに

























「中学時代、生徒会に立候補したことがある」




と、いうのがあります。



中学の時は問題を起こさない優等生だったのかというと、



全然そんなことはなく、





むしろ問題起こしまくりでした。



ではなぜ立候補したかというと、もう一つの人生3大汚点



「卓球部」を、サボるためです。





「文化部はなんか嫌だよな〜

でもバスケとか野球とかは大変そうだもんな〜

なんか楽なのないかな〜

あっ、卓球部でいいじゃん!よーし入るかー」






という、マジメに卓球をやってる人にはすげー失礼な考えで卓球部に入った俺は、




卓球がつまらなくて仕方なかったんです!




でも部活サボりたいからって理由で生徒会に入っても、



卓球部の二の舞になると思い、どうにかならないかと考えた俺は、



ある名案を思いつきました。



















「仲いい奴誘ってやればいいじゃん!」




そんなワケで仲間を集める旅が始まりました。




そして結局最終的に集まったのは、



俺と同じ理由で卓球部に入り、



それまた俺と同じ理由で立候補するK籐と、



「毎日暇だからやってもいいべ」とか言ってくれたN村と、



T橋という奴でした。



ちなみにこのT橋はかわいそうな奴で、



俺、K籐、N村に、

















問答無用で勝手に立候補用紙を

提出されてしまったのでした。





そして演説文は、

俺の仲の良い先輩に4人とも書いてもらったという、


超セコいことをしました!






演説当日・・・












朝起きたら





















昼の1時だった・・・











やばい・・・


























寝過ごした!!!







どーなる俺・・・明日へ続く






4月4日


寝過ごして・・・


朝起きたら










昼の1時だった・・・



眠りの小五郎もビックリなほど寝坊した俺は、



今までに無いほどの速さで身支度を始めました。



幸い、生徒会選挙は2時からだったので、急げばなんとか間に合います!



ここで時間に間に合わなかったら、
部活をサボることができなくなります!



なので超急いで走り、あと500mほどで学校という地点まで辿り着ました。



もう学校だというのに、やはりこの時間は生徒が一人もいません。





と、思ったらなんと・・・




















T島さん発見!!






実はこのT島さん、テキストを読んでもらえば分かる通り、



こち亀の日暮もビックリな超お寝坊さんなんです。



一度でいいから寝顔見てみたい!



そのため、週5日ほど遅刻をしてきます。(俺の学校は週休2日制)







昼休みに来るなんてこともザラです!





そんなワケでT島さんも学校へ向かってとぼとぼ歩いていたのです。



もし俺がパンをくわえながら走ってて、T島さんが転校生だとしたら、



運命を感じてしまうほど完璧だったのですが、そうもいきませんでした。







でも俺は、


(いやほぉぉぉぉおおおおおおお!!



T島さんと一緒に登校だー!!!)


と、超喜びまくりました!




そりゃあ好きな人と一緒に登校できるなんて夢のようです!



しかしT島さんと一緒に行ったのでは、


























絶対間に合いません!











愛を取るか生徒会を取るかの苦渋の選択です!



しかしよく考えろ俺、



生徒会になれるのは1年に1度のチャンス。









そして・・・






















「よー!T島も遅刻か〜?」





愛こそすべてだと思います。



明日へ続く






4月5日


一緒に登校



そういうわけで、愛こそは全てだと思った俺は、



T島さんと一緒に残り500mくらいを歩き出しました。



ここでナイスな男を見せるためには、



T島さんとの会話を盛り上げなくてはなりませんでした!



今までにないくらい必死で話し始めました!!



相変わらずT島さん、トークはあまり上手じゃないのですが、







俺の話に笑ってくれています!





T島さんのその笑顔がまるで天使みたいです!!




俺はそれが嬉し過ぎて、ハイテンションになりました!




俺の話がひと段落ついたところで、T島さんがこう言いました。



「そういえばさー、シンジくんって生徒会立候補したんじゃないの?




今日選挙じゃん」




まずい・・・!



当初の目的を忘れていました!!



俺は生徒会役員に立候補して、もうすぐ選挙なのです!



ですがT島さんと話せたので、






俺にはもう悔いはありません!




なので俺はこう答えました。



「あ〜、寝坊しちゃってさ(笑)



もう完璧間に合わなさそうだし良いかな〜って思って(笑)」



「寝坊しちゃったんだ〜、残念だねー。



でもさ〜、どちらにしろシンジくんが



























当選するなんてなさそうだから

別にいいじゃん!




あんまり落ち込んじゃだめだよー」



痛い・・・、



その慰め痛いよ・・・



悲しいよT島さん!!!



どうやら誰も俺が当選するなんて思ってません。



もうなんか・・・どうしても当選してやりたくなってきました!!



でも
























やっぱり間に合いそうにありません(涙!




明日へ続く






4月6日


遅れたけど・・・


T島さんに痛い慰めをされた後も、



どうせ間に合わなさそうなのでお話をしながらT島さんと歩いていました。



行く途中、何度T島さんを抱きしめそうになったかは数え切れません。



学校まで残り50mほど。



俺は、あと
1000kmくらい学校が遠ければいいのに



と、思いまくってしょんぼりです。



そして学校まであとほんの少しというところで、



なぜか校門から先生が大慌て出てきました!



そして俺を見つけるやいなや、




「おいシンジ!探したぞ!



お前がいなかったから























生徒会選挙の開始が1時間遅くなったんだ!







今、全校の生徒、先生で











お前のことを探してたんだぞ!!








ひとまずいったん体育館に皆集合してるからお前もすぐに来い!!!」






やばい、




超やばい、




やば過ぎる!



体育館の入り口は一つしかないため、



俺が体育館に入った瞬間、













全校の生徒、先生にガン見されます!






「お前が遅れたから1時間遅くなったんだぞ!」
って内心キレてるのも多分大勢います!



そう思い、冷や汗が出てる俺に、T島さんが笑顔でこう言いました。









「シンジくん、間に合ったんだね!よかったじゃん!」





もう素直に喜んどきます。



明日へ続く






4月7日


選挙開始!


恐る恐る体育館の扉を俺は開けました。



すると、

















全校生徒約600人が

全員俺の方を見ています!







2/5くらいの人からは殺気らしきものを感じました。




こんなんで


















当選するわけないじゃん・・・(涙)





そんなこんなで、1時間遅れで選挙が始まりました。



演説する順番は、T橋が1番目、



K籐が4番目、N村が5番目、そして俺が最後で7番目というものでした。




T橋が壇上に上がり、文章を読み始めました。



すると俺は、



いや、K籐、N村も、
あることに気がつきました!











先輩に演説文を書いてもらった俺達はなんと







4人とも演説文が



























一字一句一緒です!
















・。







・・。





・・・。

















もちろん俺達は、
全員失格となり、



募集人数に満たなかったため、再選挙となりました。



しかし俺達4人は
エントリーが禁止に・・・。






T島さんの言う通り、

















どちらにしろ俺が当選することなんてなかったです!







中学生時代










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