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ロボット相撲開発日誌

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2016/05/22(日) 展示用ミニ相撲ロボット

昨日と今日は産業会館で行われた福井トヨタさんの「YOU&iスーパーフェア」にてロボットの展示をさせていただきました。今回は子供達に操作してもらえるラジコン式ミニ相撲ロボットを用意したところ、たくさんの方が私達のブースに来てくださり大盛況でした。
今日の日記では備忘録を兼ねて展示用ミニ相撲ロボットの扱い方等について書いていきます。

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展示用相撲ロボットにはそれぞれの色のブレード(プラスチック)を持つ3台があります。本来はその名の通り、2台で相撲をやってもらい残り1台は予備のつもりでしたが、人の多さや年齢層の低さ(小学校入学前の子が多かった)から、発泡材で作ったブロックを土俵外へ押し出して遊んでもらうというものに変更しました。ただ、人が少ないときは自由に遊んでもらいました。

次にロボットを扱ううえでの注意点について順に書きます。

3台あるロボットのうち、黒ブレードのものはギヤボックスのかみ合わせが悪く異音がするので、サブとして扱います(人が多いときは全て使う)。

展示用相撲ロボット リモコン.jpg

リモコンに入っている単三電池2本で動くのですが、この電池がよくずれます。そこで今回はビニールテープで押さえつけました。次使うときはスポンジ等をはさむといいかもしれません。
リモコンケースの蓋においては外れてしまうのを防ぐため、透明のテープを貼りました。
電池は約12時間ぐらいで交換しました。LEDが暗くなったら替え時です。

展示用相撲ロボット 本体3台.jpg

ロボットは動かしてもらっているうちにネジやナットを落とします(整備性からネジロックをしていないため)。少しぐらい外れていても問題なく動きますが、場所によってはすぐに取り付けなおす必要があります。ブレードの補強には両面テープが適しています。いもねじをしめるための六角は忘れないようにしましょう(今回の失敗)。

障害物や土俵の発泡材はよく削れてしまいます。掃除をするようにしましょう。

次に、展示における反省点と改善点について書きます。

・有線のラジコン式のロボットだったが、ロボット同士のケーブルが頻繁に絡まり、とにかく大変だった。ぜひ次は無線で作りたい。
・土俵が1つでは狭かったので、もう1つ用意したい。
・パイプ椅子が欲しい。
・せっかくI.Sysに興味を持ってくださった方がいらっしゃったのに、こちらから渡せるパンフレットや名刺が無いのは結構痛かった。何か作るべきだと感じた。

最後に個人的な展示の感想を……

子ども達は僕らが想像さえしなかったいろんな遊び方をしますね(障害物で積み木遊び、ロボットをパックに障害物をスマッシャーにみたてたエアホッケー的な何かなどなど)。さらに元気すぎるパワーに振り回され、とても疲れました。
また企業さんからは、これらロボット(相撲ロボットやライントレースロボット)の技術は社会で使われる製品にどのように生かせるのかといった質問をよく受けました。それは私が今まで考えてこなかったことで、上手く答えられませんでした。考えてみれば、製品を社会で売るためには人々が必要としているものや技術でないといけません。これからはどんな部分がどのように製品へ応用できるのかを考えて相撲ロボットを作っていきたいと思わされました。