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BBS*
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76 ヘタクソな甘え方 1
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75 クロノストーン…
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74 下の続き。【イシ秋】
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73 ずっと愛し続けていて欲しい【イシ秋】
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関
2012/03/06 (Tue) 今日は随分リラックスしている。自室で、しかも自分のベッドの上で上着や靴下といった余分な物を這いだイシドシュウジを前にして木野はのんびりと目を細めた。 彼を目にするのは久々という訳ではない。連日行われているホーリーロードのテレビ中継は全国ネットで放送されている。天馬の試合をテレビ観戦することもあれば、天馬が試合に出ていなくても他校の試合を天馬と一緒に観戦することもしばしばある。そんな中で聖帝・イシドシュウジという人間はホーリーロードを担うという点で必要不可欠な存在であるということは言わずと知れたことだろう。 そんな超有名人がこの木枯らし荘に、しかも家主の留守中に許可なく侵入している。普通ならば尋常ならざる事態であると言えるのだが、木野は妙に落ち着いていた。むしろその表情は何所か安堵していると言ってもいいだろう。 木野は後ろ手にドアをゆっくりと閉めると、イシドが座っているベッドの上にちょこんと腰掛けた。 「ただいま」 微笑む木野に、イシドもまた自然に微笑み返した。 「暫く待たせてもらった」 分刻みでスケジュール管理されている聖帝という役職を思い返し、彼はゴロリと身体を横たえた。ベッドのスプリングが何度か軋みを上げる。随分と使い込んだベッドなのだろうか。元々木野秋という人間は無駄使い等から遠い存在の人間であり、物持ちは大変良い方なのだ。だがこの軋みは少し気になる。ここでもしもセックスをすることになったとしたらどれほどベッドが悲鳴を上げるのか、どれほど音が部屋の外へ漏れてしまうのか、イシドは想像すると少し怖くなった。今度ベッドでも買ってやろうかとも考えたが、それでは下心が丸分かりではないだろうか。それに木野が素直に受け入れてくれるとは考え難い。 「だからって不法侵入していい理由にはならないと思うけど」 断りも無しにレディーの部屋に入るなんて。正に正論だ。 「木野が合鍵くれないから悪いんだ」 イシドは合鍵が欲しいと以前懇願した事がある。別に大したことではない。恋焦がれている相手から合鍵を貰えるというのは、自分が受け入れられているという物証そのものなのだと言えなくもない。それにいつ会えるか分からない状況下で、そういう心の繋がりというものは掛替えないのないものなのだ。木野だってそれを重々承知している筈なのだが、どうしてか未だにその願いは果たされてはいない。 | ||
関
2012/03/06 (Tue) 「ねえ、豪炎寺くん」 イシドの耳に届いたその名前にビクリと身体を震わせ、思わず慌てて木野の顔を見た。 「…この前久し振りにその名前で呼ばれたよ。円堂に会ったんだ。…あいつ怒ってたな」 そりゃそうか、と溜息のような言葉が続けられて豪炎寺は口を詰むんだ。俯いた途端に長い髪がその表情を隠してしまう。以前は無かったそれに木野は胸が軋んだ。
ベッドに横たわったままの豪炎寺の髪を木野が慈しむように何度も何度も撫でた。 「クッキー焼こうか?」 天馬にも焼いて食べさせてやろうと考えていたものだ。豪炎寺もきっと気に入ってくれるだろう。 「ううん、いい」 豪炎寺は目を開けることなく自分の髪を撫でている木野の手にそっと自分の手を重ねた。まるで何処にも行くなと言うように。 「じゃあお茶でも淹れる?」 重ねた手をそっと離し、もそもそとベッドの上を這うように動いた豪炎寺は、木野の腰にしがみ付くように両腕をぐるりと回して抱きついた。 「傍に居て」 がっしりと腰に巻き付いてしまった豪炎寺の表情を木野からの場所から見る事は出来ない。その事が木野を余計に不安にさせた。 「俺の傍にずっと居て」 | ||
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72 ランサーの声を聞いて…
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71 なぜか突然…
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70 辛口批評
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69 離れているだけ想いは募る【豪秋】
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68 イシドシュウジめ・・・!
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67 いつでも初キッス 4
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