「王子!!王子ー!!」
屈強な男たちが自分を探す声を聞き、軍から支給されたスカウターを 全て破壊しておいて良かったとベジータは安堵の溜め息を吐いた。 夜遅くなると危ないから外に出てはいけない、と何度も注意してやっているのに まったく自分の言うことを聞かない愛息を思い、陰鬱な溜め息を吐く王のことなど つゆ知らず、ベジータはにやりと悪童そのものの笑いを浮かべ 開け放った自室の窓から勢いよく飛び出していった。






鬱蒼と茂った木々が昼なお暗い森を闇夜色に染めていく。 適当な場所で地上に降り、フリーザから直々に渡された最新型スカウターの スイッチを入れると、即座に電子音が近くにあるらしい生命反応を告げた。
「ふん、今回のはまあまあだな。」
何か新しいものが出るとまず自分に使わせようとする異形の支配者を鼻で笑い、 ベジータは深く息を吸い込んで大声を上げた。
「いるのは分かってるんだ!!出てこい!!」
背後で轟音が響いたかと思うと一面苔むしていた地面が割れ、 てらてらと光る赤黒い管のようなものがベジータの両足に絡みついた。 ぬるぬるとした感触が気持ち悪く、思わず撃った気弾もゴムのような弾力性のある 表面にはねかえされ、逆に地中から新たに伸びてきた太い幹に 両手首を拘束されてしまう。
「くそっ、離せバケモノ!!」
掌を裏返し闇雲に気弾を放っても大地しか破壊されず、 四肢の束縛はますます強くなるばかりで打開策は一向に浮かばない。 とにかく逃げたい一心で身体をばたつかせていたベジータの脇腹に触れた、 先が蛇の頭のように二つに割れた生物が器用にアンダースーツを捲り上げた。
その余りにおぞましい感触と、これから何をされるのか分からない恐怖感に ベジータはひくりと身体を震わせ抵抗を止めた。 少しでも身軽になるためにプロテクターを置いてきた自分を今になって恨んでみても、 何もかもが手遅れだった。






パックリと開いた中から現れた何本もの細長い舌のような器官が、 大人しくなったベジータの胸の突起をさわさわと撫で上げる。 にちゃにちゃと独特の音を立てながら粘度の高い生物に肌を這い回られ、 ベジータは全身を総毛立たせながらヒュッと咽喉を鳴らした。 悪寒が背筋を駆け上がり、冷や汗が全身をべったりと湿らせる。
後方から回り込んできた管にもう一方の突起をさすられても、 ベジータはただ恐ろしさに身を竦めながら震えるばかりだった。 突然胸を弄っていた生物が離れ、ベジータが安堵したのも束の間、 二匹に下肢を覆う布をするすると膝辺りまで下ろされてしまう。
「・・い、やだ・・やめっ・・・やだ、やだ、離せ、ッ・・・ひぁっ。」
大きく開かされた脚の間から鎌首をもたげたものに幼い男根を咥えられ、 ベジータは激しく抵抗していた身体をビクッと大きく震わせた。
「んあぁっ・・やだぁ・・・・はぁんっ・・・も、やぁ・・・・。」
じゅぶじゅぶと音を立てながらざらついた内側の皮膚と粘膜に擦られると、 先程恐怖のために感じた悪寒とは違う痺れが脳天を突き抜けた。 くねくねと波状運動を繰り返していた二匹が乳首に絡みつき、 ベジータの全身をぐずぐずと溶かしていく。 初めて感じさせられる快感にベジータの頬をぬるい涙がつたった。
「・・・っく、ああぁっ・・・・も、ダメぇ・・ひっあああぁ・・・!」
高い嬌声を上げながらベジータが放った乳白色の液体を満足そうにすすりながら、 生物は一際細い触手をベジータの背後に伸ばした。 吐精後のぐったりとした身体を幾分持て余しながらも これでやっと解放されると期待を抱いていたベジータは、 あらぬ所に鋭い痛みを感じ、驚愕に目を見開いた。 恐る恐る背後を窺うと、自分でも触ったことのないような場所に 細長い生物が今にも潜り込もうとしている。
「うわぁっ!・・・止め、離せっ・・・・ぁ、やぁっ・・・ッ!」
どうにか身を捩ろうと全身に力を入れても、 射精後のぐったりとした身体では四肢の拘束は解けそうにない。 ベジータの僅かな抵抗など気にもかけず、奇形の生物はその身を押し進めた。 次々と溢れ出るねばついた液体によって緩和された痛みはそれ以上の快楽を招く。 表面を覆う幾つもの小さな突起が襞を擦るたびに、 視界が真っ白になるほどの強烈な快感が身体の奥底からベジータを苛んだ。
下等生物に与えられる刺激を快感として受容している自分を認めたくなくとも、 精を吐き出し力を失っていたはずのベジータの中芯はすっかり形を変え、 既に白濁した液体を滲ませていた。
「・・・・あぁっ・・・や、だぁ・・・・っく、はぁんっ。」
ゆっくりと前後に動かれると耐えようもない疼きが全身に広がっていく。 無意識に腰を揺らめかせていたベジータは、 突然鳴り始めたスカウターの電子音にハッと我に返った。






「よう。楽しそうなことしてんじゃねぇか、王子様。」
にやりと嫌な笑みを浮かべながら目の前に現れた男の頬には、 忘れようもないほど大きな傷痕が浮かんでいた。
「バーダック!・・・・あぁっ・・は、はやくっ。」
「俺の名前を知ってくれてたとは光栄だな。」
ベジータの望んでいることが分かっている筈の下級戦士は、 陶然とした表情を浮かべるベジータの頬を優しく撫でるばかりで 何ら行動を起こそうとはしない。
「そ、なこと、いいから・・んあっ、はやく、たすけろよっ。」
「そうだなぁ・・・王子様が俺のモンになるってんなら助けてやってもいいぜ?」
「やぁっ・・ん、な、なるからっ。」
がくがくと首を振り必死に同意するベジータに満足気に笑うと、 バーダックは最初の命令を下した。
「なら俺にお願いしな。できたら助けてやる。」
「ぁ・・おね、がい・・・?」
「助けて下さい、ご主人様ってな。」
硬く目を閉じ、己の中に渦巻く自尊心をどうにかごまかす。 いつもならひざまずく立場である下級戦士に願い出ようとすると、 どうしても人より高い矜持が邪魔をするのだ。 バーダックは悦に入った表情で尚もベジータを苛んだ。
「おい、早く言わねぇとそいつが寄生しやがるぜ。 そいつも必死だからな。ま、俺は構わねぇけど?」
何本も管を持つ生物が体内で蠢く様が容易に想像され、 ベジータは余りの醜悪さに思わず全身を震わせた。
「たす、けて・・・くださぃ・・はあぁんっ・・・・ごしゅじ、さまぁっ。」
「よくできました。」
新たに突き入れられた触手がつくりだす過ぎた快感に顔を歪ませる ベジータの頭を撫で、バーダックは地下から触手を伸ばす生物のもとへ歩を進めた。
「こいつを倒すにはコツがあってな。」
そう言って地中に手を伸ばし生物の頭部を引っ張り出すと、 そのまま力任せに丸く膨らんだ頭部と触手を引きちぎった。
「・・・ヒッ、あぁぁっ・・・も、ダメっ・・でるっ、やぁあああッ。」
痛みにのたうちまわる触手が恐ろしいほどの快楽をもたらし、 ベジータは二度目の吐精を迎えていた。 四肢を拘束していた管からは力が抜けたものの、 ようやく解放されたベジータは立つこともできず、 赤ん坊のように地面に四つん這いになっていた。
「・・・良すぎてイッちまったのか?思った以上にやらしい身体だな。 こいつは調教のしがいがありそうだぜ。」
にやりと淫靡な笑みを張りつかせた戦士は、 口元に付いた青い血液をぺろりと舐め取った。