3DNoise形状作成シェーダー

(初版:2020/05/28 改訂:2020/08/30)

概要

SimplexPerlinアルゴリズムを使い3DNoise形状を生成するMagicaVoxel用のシェーダです。ver0.99.6で動作確認しました。

ダウンロードとインストール

snoise.txt ver1.1

上記のファイルを右クリックからダウンロードしてMagicaVoxelのインストールフォルダにあるshaderフォルダに入れてください。

パラメーター

引数意味
xscaleX方向のスケール
yscaleY方向のスケール
zscaleZ方向のスケール
seed乱数値
deformモデルに適用する場合は1
start形状の有効範囲(1~255)
end形状の有効範囲(1~255)
fbmフラクショナルブラウン運動する場合は1

使い方

このシェーダーを実行すると、MagicaVoxel標準の"Perlin"と同じような形状を生成します。

標準機能と違うのはパラメーターを使って細かく制御できるところです。第一から三までのパラメーターでXYZの各方向のスケールを指定します。 xscale:4 yscale:4 zscale:4 で実行したものです。数値を大きくするとより複雑になります。

パラメーターseedは乱数値です。これを変えると微妙に形が変わります。 パラメーターdeformを1にするとエディタ空間にあるモデルに適用されます。下のような球体に xscale:4 yscale:4 zscale:4 seed:0 deform:1 を実行します。

球状に切り取られたようになります。

パラメーターstartとendはノイズ形状の有効範囲(1~255)を指定します。 xscale:2 yscale:2 zscale:2 seed:0 deform:0 start:120 end:140 fbm:0 で実行。

xscale:2 yscale:2 zscale:2 seed:0 deform:0 start:140 end:160 fbm:0 で実行。

パラメーターfbmはフラクショナルブラウン運動を適用します。 xscale:2 yscale:2 zscale:2 seed:0 deform:0 start:120 end:140 fbm:1 で実行。

使用例

岩のような崖のようなものを作ってみます。 キューブ形状をスフィアブラシで適当に削除します。

スムースシェーダーを適用します。

ここでワールドエディタでこのモデルのコピーを取っておきます。 xscale:30 yscale:30 zscale:1.5 seed:0 deform:1 start:120 end:140 fbm:0 で実行。

取っておいたモデルを"Misc"のところにある"Erode"を2回押してから、重ねて表示します。これで完成です。

色を変えると植物が絡んでいるように見えます。

Tips

end:255で実行することによりモデルを破壊したような形状にできます。 xscale:2 yscale:2 zscale:2 seed:0 deform:1 start:130 end:255 fbm:1 キューブに実行すると下のように割れます。

作品例

「バス停」

「氷の世界」

 

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