Index(X) / Menu(M) / /

(3)

◆aPPPu8oul.氏

何てことを言ってくれるのだろう、この少女は。隆也の声は自分が思っているより優しかった。
「お前に惚れられるなら大歓迎だよ……」
後ろから司の耳たぶを甘噛みし、更に首筋を責める。
「…っ…っんぅ…や、そこ…ダメ…っ」
耳たぶへの愛撫に続く首筋への責めに、震えて声を漏らす。
その反応に気を良くしたのか、隆也は耳から首筋のラインを執拗に責め、胸の辺りをまさぐり服のボタンを外していく。
「ひぁ、ダメ、だってばぁ…」
ふるふると首を横に振るが、抵抗はしない。
「たまらないね、その仕草……。ますます燃えてくるぜ……」
口元が緩む。対して司からは、余裕が無くなっていく。
「……今は邪魔だよな、これは」
片手で露出したお腹を撫でながら、きつく司の胸を押さえているサラシを解いていく。
「はぁ、ふ…うん…」
隆也の手の動きに、司はくすぐったそうに身をよじる。
それにもかまわずサラシを解きさって、露わになった胸を下からすくいあげるように鷲掴みして
左右でリズムを変えて優しく揉んでいく。 手触りのよい胸は大きくは無いが、感度は良さそうだ。
「んは、ん…んぅっ…はぁ、はぁっ…あ、はっ…んはぁっ…」
鼻にかかった高い声が漏れ、行き場のない手がシーツをつかむ。予想通りだ。隆也はこっそりとほくそえむ。
「良い声だ……もっと聞かせてくれよ……」
胸を揉む力に強弱と緩急をつけてじっくりと愛撫し、時折乳首をツンと弾く。
「はぁ、はっ…やぁっ…ふっ…はぁっ…あぅ…せん、せ…っ」


乳首をはじかれるたび悲鳴のような声が上がる。羞恥心は、思ったほどみられない。
きっと、赤い顔も、その表情も、隆也からは見えないからだ。
「ん? ここが良いのか……?」
両乳首を軽くつまみ、指先で優しく転がす。
「ひぁ、やぁっ…は…んくっ…はぁ、はっ…あぁっ…」
快感に嬌声をあげ、シーツを握りしめていた手を口に持っていき、指をくわえる。
声を押さえ込もうとしているのだろうが、うまくいかない。
厭らしい司の声に耳を奪われ、隆也の口数が少なくなっていく。
右手で胸を愛撫しながら左手を腹部へ滑らせ、司の下半身を守るズボンの封を一つまた一つと外していく。
「はぁ、は…あ…せん、せっ…」
胸への愛撫に声をあげながら、下半身に触れられ思わず隆也を呼ぶ。
けれどそれは、拒絶ではない。じっとりと濡れているそこに触れられるのを、司はおびえながらも待ち望んでいる
「ああ……」
優しい声色で返答し、ズボンのファスナーを下ろした隙間から手を差し込んだ。
手のひら全体で股間を撫で、指先で恥丘をくすぐる。
「は、はぁ…あ、は…んふっ…はぁ…」
ぞくぞくと走る快感に、次第に頭が働かなくなって、舌足らずな声で誘う。
「せんせぇ…気持ち、いいっ…」
「ん、ありがとよ……。へへっ、今のお前……最高に可愛いぜ……」
その言葉さえ、今の司には肉体的な快感になって背を走る。
隆也は乳房から手を離してお腹を撫で、股間に潜り込ませた指を恥丘から生暖かく湿った柔らかい溝へ食い込ませて擦っていく。
「はぁ、ふ…は…ん、はっ…ひぁ…あっ…」
布地を隔ててぬめりの上を指が這う感覚に喘ぎ、思わず脚を閉じようとする。
「おっと……まだまだこれからなんだぜ……?」


お腹を撫でていた右手で司の右足を膝の裏から持ち上げ、ベッドの上に立て膝をさせる。
「え、あ…」
戸惑う司の足を抑えながら、左手を下着の中へ差し込んで無防備になった生の股間を直に愛撫していく。
やわらかな花弁を指先で押し開き、なぞる。
「っん、ふっ…はぁっ…はっ…」
腕の中で、熱い体が震える。
ねっとりとした愛液にまみれた溝に指を滑らせ、その奥にある秘穴に指を潜り込ませた。
「っあっ…!」
指の質感に、反射的に膣が締まる。
「凄い……締まりだな……」
しめつけられた指を動かして絡みつく膣肉を押し開きながら、襞を引っかくようにゆっくり指を出し入れする。
「…んぅっ…は…あ…は、んっ…」
内側への刺激に、感じたままの声をあげて、口を閉じることも出来ずにいる。素直な反応だ。
「……ヤバい……もう、我慢出来ない……。良いか……?」
聞きながら、きっと頷くと確信している。
「はぁっ、は…はい…っあ…っ!」
熱い吐息の合間に聞こえる返事は予想どおりだった。
指で膣内をほぐしながらクリトリスへ軽く触れると、司は鋭い刺激にびくりと身体を震わせた。
色付いたうなじに口を寄せる。軽く汗ばんだそこからは、女の匂いがする。
「……ありがとな……」
司の腰を浮かせてズボンとパンツを膝まで下ろし、秘穴を露出させる。
自分の勤め先の学生の制服、しかも男物(いや、女物ならいいというわけではないが)を脱がせるのは、少し変な気分だ。
けれどそこから現れた腿の滑らかさは、隆也の目を喜ばせる。


下半身をさらされて、司は一瞬肌が粟立った。
「後はお前のペースに合わるからな……」
お腹を抱えて司の身体を持ち上げ、秘穴の入り口と取り出した肉棒の先端を密着させる。
抵抗がなかったせいだろうか。この身体を味わうのは自分が最初ではないと感じた。
「…ん、は、はい……っ…いれます、よ…」
一瞬の躊躇がみられたが、そのうちゆっくりと腰を下ろし始めた。
「ん、くっ…あ、はっ…はぁ…っ」
少しずつ、濡れた中心に男を飲み込んでいく。司に余裕はない。
隆也は目を閉じ、暖かく柔らかいものに肉棒が包み込まれる感触に酔いしれる。
「お前の中……熱くて、ヌルヌルで……気持ち良いぜ………」
酔ったような言葉とともに、司の中で肉棒が更に膨張し、ビクッと跳ねる。それを感じて、司の背も跳ねる。
「っはぁっ…は…んんっ!」
それでも息を乱しながら少しずつ腰を下ろし、しっかりと根元までくわえ込む。
安堵と、隆也と繋がったという喜びに、ようやく司の表情が緩む。
「…あ…は…先生ので、なか、いっぱい…」
しばらく肩を上下させていたが、ふと呟く。
「はぁ…せんせ…キスして…」
喜んで、と心の中で返しながら、司の身体を片腕で支え、空いた手を頬に添えて振り向かせ、唇を塞ぐ。
「……んっ……」
膣内の躍動に呼応するかのように肉棒がビクッと跳ねる。
「ん…ふ、あっ…」
勝手に交合を始める膣内に翻弄され、司が唇を離してしまう。
恥ずかしそうに笑う。いまさらのその反応も、愛らしい。


「…せんせ…動くよ…」
言って、腰が動き始める。ゆっくりと、浅いストロークから…徐々に深く、早くなっていく。
「…っは、はぁ、あっ…あ、ひゃっ…んっ…は…」
腰の動きに合わせて、媚びる様な悲鳴がため息に混じる。それが粘りつくような水音とともに、隆也を興奮させる。
「せんせ、気持ちいい…?」
快感に酔ったように問いかけられれば、頷かないではいられない。
「っ……ああ……ヤバいぐらい、気持ち良い……」
段々と隆也の息も艶が帯び、司の耳に熱い吐息とともに囁きかける。
「んは、はぁっ…っは、あ…んうっ…ふ、やぁ…!」
司は自ら腰を揺らし喘ぎながら、耳に吹きかけられた吐息にも敏感に反応する。
「ん……」
時折腰を動かして司の膣内をえぐるように挿入角に変化をつける。
「…っく、あ、あっ…」
不意に与えられる刺激が司の頭の奥の方にちりちりと火花を散らす。
「は、ふぁ…あっ、んんっ…あふっ…」
「はぁ……はぁ……はぁっ……! 」
少しでも長く繋がっていようと、沸き上がる射精感を堪えながら司をギュッと抱き締める。
そんなことにはおかまいなしに、腰の動きにあわせて淫らな肉壁までもが男を翻弄しようと収縮を繰り返す。
「せん、せ…せんせぇっ…」
司自身の快感も抑えきれなくなって、理由も分らないまま涙がこみあげてくる。自分を抱きしめる手を握る。
「……っ……う……ヤバい……出そうだ……」
絡みつく膣肉の魔性の如き質感に急速に射精感を促され、肉棒が肥大して司の中で暴走を始める。
「はぁ、あっ…んんっ…いい、よ…?先生…っ!」


自分の中で脈打つモノの感触と苦しげな声に、喘ぎながらも穏やかな声を返す。
司はこんなにも穏やかに受け身なのに、どうしたことだろう。この別の生き物は、隆也を責め続ける。
「つか……さ……」
隆也ははすんでのところで射精を堪えた。司の名を呼びながら両手を使って乳首とクリトリスを同時に刺激する。
「っ!ひあ、あっ…あっ…あぁっ…やぁ、イっちゃうっ…!」
強すぎる快感に悲鳴を上げ、司の身体がびくびくと震える。
「はぁ……はぁ……つかさ……っ! 」
乳首とクリトリスを激しく刺激しながら、意を決したように腰を振り始める。
「はぁ、は…あ、んっ…せんせぇっ…っ!!」
弱い場所への同時の責めと内側を侵しつくされ、司の限界が近付く。
隆也も絡みつく膣肉を無理矢理突き抜けて子宮口を何度も何度も突き上げて快楽の絶頂を昇りつめていく。
―耐えられない。
「っ……! 出るっ……!!」
射精の寸前に力の限り司の身体を持ち上げ、秘穴の入り口に多量の白濁液をぶちまける。
「…あっ―!!!…は、はぁっ、は、はぁっ…!」
司は絶頂を迎えると同時に引き抜かれる快感に震え、ぶちまけられた熱いものを感じる。
ぐったりと隆也の胸に倒れこんで、息を整える。
「…は…せんせぇ…」
「はぁ……はぁ……」
荒く息をつきながら司の身体をゆっくり膝の上に下ろし、寄りかかってきた身体を優しく抱き締めた。
頬に涙の後がある。泣いた、らしい。いや、この場合泣かせた、というのが正しいのだろう。二回目か。
「……最高だったぜ……司……」
頭を撫でながら呟き、微笑む。司は安堵に目を細め、上気した頬をさらに赤くする。
「…ん、俺も…気持ちよかった…」


ふと、司の目が隆也の目をのぞきこむ。
「…先生、服汚れちゃったけど、どうする?」
言外に誘いを含ませて、いたずらな笑みで問いかけた。その真意が、いまいちつかめない。
「ん……? お前、そんなもん大した事ねぇって」
「じゃなくて、まさか帰るなんて言わないよね?」
まいった。これは断れない。
「………ん……」
不意に司にキスをし、そのままベッドに寝かせた。
「……お前こそ、身体は大丈夫か? 」
頭を撫でられた司は目を細める。
「ん、へーき………あ。」
思い出した、という表情の司の顔をのぞきこむ。
「…おなか空いた。ごはん作ってたんだった…」
司は隆也の手を引き、甘えるように身体をすり寄せた。
「…もう少しこうしてても、いい?ちゃんとご飯作るから…」


結局、この日はテスト勉強どころではなかったという…


Index(X) / Menu(M) / /