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びっくり!!奈緒の婚約者!?

10_197氏

 深夜2時、草木も眠る丑三つ時。
奈緒は誰かと話をしていた。
「なぁ、あんた、昔、うちとあんたは一心同体って言ってたな?」
「はい。私の事は七雄様の体の一部のようにしてお使い下さいませ。」
「体の一部って言ってくれたんやな。」
奈緒は誰かに念を押した。
「はい。確かに言いました。」
「胸の代わりでもええんか?」
「はい?」
誰かは奈緒に聞き返した。
こうして二人に沈黙が訪れた……。

 さて、クリスマスも過ぎ、お正月も過ぎた頃。
とうとう待ちに待ってない始業式がやってくる。
そして寒い一月の空気の中、俺は親友を家の前で待っていた。
「あぁ……。寒い……。七雄の奴は俺を外で何分待たせる気だっ!!」
普通の男の親友だったらこれだけ待つことはないだろう。
走らせて追いつかせる。
もしくは家の中に押し入るかの二択だ。
しかし、それは出来なかった。
七雄には秘密があったからである。
「くそっ。あいつの寝坊癖はどうしようもないな。」
そう思っているところであった。
そこに一人、通りがかった女の子に俺は声をかけられた。
クラスにいたようないなかったような、
そんな地味でパッとしない眼鏡をかけた女の子だった。
胸もぺったんこでほとんど女の子と認識されないような子。
「こんにちは。」
「ちっす。」
俺はとりあえず返事をした。
とりあえずの礼儀だ。
そのまま彼女は去っていく。
なんで俺に声をかけたんだろうか?
3ヶ月前の俺ならそれが頭から消えないだろうが、
今の俺は違う。
それには七雄の秘密が関わっていた。
そう。七雄の正体は、
実は奈緒という女の子だったのだ。


「ごめん。待たせた?」
慌てて走ってくる七雄。
「遅い。風邪を引くところだったぞ。」
「ごめん、ゆーとるやろ。
風邪を引いたら看病はうちがしたる。
せやから安心せい。」
「罰ゲームで裸エプロンで看護しろよ。」
「あぁ、わかっとる。」
最近、俺は奈緒との間合いを掴んだ。
誰かいる時は男として接する。
二人きりの時は女として扱う。
こういった暗黙の了解があった。
 そしてホームルーム前、
俺は今朝あった出来事を七雄に話した。
クラス1影の薄い女に話し掛けられた、と。
すると七雄は少し考え出した。
嫉妬だろうか?
男冥利につきる。
すると七雄は深刻な顔をしだした。
そして七雄の口からとんでもない事実が発覚した。
「なぁ。今日、放課後空いてるか?」
「空いてるけど何かあるのか?」
「あのな……、」
「なんだ?」
流れる重苦しい空気。
「早く、言えよ。」
「うち、あんたにうちの婚約者を紹介したいんや。」
「えっ!?」
俺は驚いて奈緒が何を言ったのか分からなかった。
婚約者?恋人の上ってことか?
って、えっ!?
「今日、放課後、いつもの教室で……。」
「おっ、おいっ。何言ってるのか全然分からねぇよ」
「ごめんっ。」
「おいっ!!」
キーン コーン カーン コーン
突然、鳴り出す空気の読めないチャイム。
そして担任が入ってくる。
こうして、俺と奈緒の会話が途切れた。
婚約者ってどういうことなんだよっ!!
 この日は俺と七雄が口を聞くことは無かった。
俺が話しかけようとすると奈緒は逃げようとするのである。
教師の授業なんて頭に入るわけがない。
俺はずっと奈緒の事を考えていた。
奈緒が俺のことを裏切るはずがないと。
あんなに優しかった奈緒が、絶対にありえない……と。


こうして放課後。
俺はいつもの教室に行く。
人気のない教室。
俺はそこで七雄ではなく、奈緒と話す。
ときどき性行為に及ぶことまであったが
いままで誰か来たためしがない。
しかし、珍しいことにそこに人影があった。
奈緒なのか?
それとも奈緒の婚約者なのかっ!?
俺は扉を勢いよく開けた。
すると、そこには、
クラス一、存在感の薄い少女が立っていた……。
「こんにちは。誰かと待ち合わせですか?」
その子は再び俺に話しかけてきた。
「あぁ。親友と待ち合わせだ。
あのバカはいつも時間に遅れてやってくる。」
「ふふっ。私の彼もなんです。
時間にルーズで時間通りに来た事の方が少ないくらいです。」
今日、名前を調べたところ、こいつの名前は静瑠というらしい。
名前どおりに静かな子だった。
「へぇ、意外だな。失礼だけど、
日頃、地味で目立たないお前にも彼がいたんだな。」
「はい。とても優しくていい人なんです。」
「へぇ。俺のダチはちょっと違うな。
自分勝手で、マイペースで、いきなり突拍子もない事を言って、
おまけに少し、変なことろがある。」
「喧嘩、でもなさいました?」
静瑠さんは俺の心をあたかも見抜いているような発言をした。
ある意味、図星だったのである。
「まぁな。しょっちゅうだったよ。
でも今回のは違う。ちょっと冗談にならないかな?
お互いの信頼関係に関わるっていうか。」
奈緒の事を言わないように俺はそのことをぼかして言った。
何かの間違えであってほしかった。
「そう……、ですか。
あなたはそのお友達を信じていますか?」
静瑠さんは俺に問いかけた。
俺は少し考えた。
本当に七雄を信じていいのだろうかと。
これがもし騙されているのだとしたら女に騙されるのは2度目だ。
そんなのはもうたくさんだ。
俺は思った。
しかしその考えは一瞬にして消えた。
俺は奈緒に騙されてもいいから最後まで信じたい。
そう思った。


「ふふっ。遅れて来たけどえぇムードやなぁ。お二人さん。」
人を混乱させといて、その上に遅刻。
腹の立った俺は奈緒っと叫びたくなった。
しかしそれの声を俺は止めた。
もっと驚くべき発言があったからだ。
「七雄様。彼、なかなか面白い方でしたね。」
静瑠さんが先に奈緒に話しかけたのである。
「せやろ。だからうちも惚れたんや。
最後までお人よしで最後まで優しくって……、うちの自慢の恋人や。」
「奈緒。お前の婚約者とやらはどこにいるんだ?
まさか嘘だったとか言わないよな?」
奈緒は人をつれていない。
まさか嘘はないよな?あれは洒落にならん。
「あはは。それか。あんたの目の前におるで。」
「えっ?」
俺はあたりを見回す。
俺の周りにいる人間は静瑠さんしかいなかった。
どう見ても胸はぺたんぺたんで奈緒といい勝負だったけど、
静瑠はどう見ても女にしか見えなかった。
まさか、実は奈緒みたいに男だったということか!?
「はじめまして。私の本当の名前は霧隠静瑠。
七雄様の婚約者です。」
そして静瑠さんは自分のメイクを外し、胸のさらしを解く。
本当の胸の大きさは圧倒的だった。
そして顔も地味などではなく、かつてクラス1と謳われた里美を遥かに凌ぐものだった。
「え〜っ!!」
俺はびっくりした。
気が動転していて、まさか七雄の婚約者だとは思ってなかったのである。
よく考えれば七雄は元名家の跡継ぎ。
女の婚約者くらいいてもおかしくはないのである。
それにしても次は忍者か。すごい人を連れてきたもんだ。
「奈緒、まさか男って落ちはないよな!?」
「ないで。あっちは正真正銘の女や。」
俺が静瑠さんの方に視線を向けると
とんでもない光景が目に映った。
あの静瑠さんがショーツを脚まで中途半端に下ろした状態で
スカートを捲り上げていたのである。
露になる静瑠さんの大切な部分。
一瞬で目をそらしたが間違いなく女の人だった。
しかし、清楚な美人がやると背徳感すら憶える。
そして俺が見たのを確認すると目にも止まらぬ速さで
乱れた着衣を元に戻した。
「あの里美のときにうちにつきおうとる人がいるって言ってたろ。
あれ、静瑠のことなんや。」
「そ、そうだったのか……。」
今でも驚きを隠せない俺。
「疑って、ごめん。」
「こっちが悪いんよ。試すようなことして……。」
「今回の責任はすべて私にあります。
私が奈緒さまの恋人を試したいといったのです。」
「そ、そうか……。
今の発言、七雄が女だって知ってるんだよな?」
「はい。七雄さまの正体が露呈しないようにするのが
私の任務ですから。」
「そうか。女同士、結婚なんて大変だな。」
「いえ、任務ですから。」
「そんでな、今日はあんたと静瑠にええ体験をさせよう思ってたんや。」
「どんな体験だよ?」
すると奈緒はいつも飲んでいる薬を取り出す。
喘息だと言って毎日飲んでいた薬である。


「これ、実は喘息の薬やないんや。実は抗ホルモン剤。
うちの胸が小さかったり男らしかったりするんは、
これの効果なんや。いままで黙ってて寛仁な。」
「おいっ、なんでお前が謝るんだよ!!」
「あんた、うちが七雄やった頃、よく言うとったやろ。
女は乳の大きさだって。AVも巨乳ものやったし。
あれ、実はうちの悩みやったんよ。でも女ってバレたらあかん。」
「だったら尚更っ。」
「あんたはうちを選んだ。それはもう胸の成長の見込みのない自分にあんたを縛り付けることや。
これが自然なものやったら何も思わなかった。
けど、これは薬。うちがあんたの楽しみを一つ、確実に奪ったんや。」
「奈緒、俺は貧乳も悪くないと思ってる!!
それにお前のせいじゃない。」
しかし奈緒は黙らなかった。
「あんたは優しいなぁ。でも、うちは向こうの子にはもっと酷いことをした。
男と恋愛する権利を奪ったんよ。この子の処女と一緒に。」
「……!!」
「せやから、うちは考えた。うちの知っとる最高の男と
この子に付き合う権利を、そして巨乳を揉む権利をあんたに。そう思ったんよ。」
「そんな権利はいらないっ!!
俺には奈緒が一人いればそれでいいんだっ。」
「うれしいけど、違う。この子はうちの嫁。あんたはうちの将来の夫。
せやからこの子の胸をときどき揉むことを許しただけや。
ささっ、思いっきり揉みなはれ。」
奈緒がそう言うと、静瑠さんはブラウスのボタンを全て外し、
ブラをずらして乳房を晒していた。
そして彼女は表情一つ、変えてはいなかった。
「揉んで。うちの自己満足みたいなもんやから。」
「これで満足するのか?相手はそれでいいのか?」
すると静瑠さんはとんでもないことを言い出した。
「私はこんなことなんとも思っていません。
もし、七雄さまが生涯を男として終えるなら、
その時はあなたの子供を私に作らせるつもりでしたから。」
「なっ!?」
「忍びは体を任務のために使うことをいといません。
奈緒様がお望みならば、私はどんな相手とでも寝ます。
そして今の私は奈緒さまのおっぱい。どうぞ、変わりに揉んで下さい。」
「奈緒、これで満足するんだな?」
「あぁ。」
こうして、俺は静瑠さんの大きい胸を揉んだ。
ごめん。奈緒。俺、やっぱり所詮はオスだったわ。
ぷに ぷに
ゆっくりを静瑠さんの大きな胸に触れる俺。
肋骨とは干渉せずに自在に形を変える胸は
俺に本能レベルの刺激を与えた。
「もっと大胆に揉むと奈緒様からお聞きになりましたが?」
「うちにするようにもっと大胆に。」
奈緒がちゃちゃを入れる。
もう、奈緒はいつものお気楽モードだ。
理性の吹き飛んだ俺は持ってるものをグニグニと弄り回す。
しかしながら彼女は表情一つ変えなかった。
さすがは忍びである。
「どや?満足したか?」
奈緒は聞いてくる。
「満足はしたけどこんなのはもうこれっきりにしてくれよ。
まったく。心配したんだからな。」
俺は奈緒にそう言った。七雄はいつもトラブルを引き起こす。
しかし奈緒はにやけた表情をしたままだった。
「ふふっ。まだ終わってないんよ。静瑠っ!!」
「はいっ。」


目にも止まらぬ速さで服を脱いだ静瑠。
それを目で追っていた俺。だが、静瑠の姿が見えない。
そして後ろに大きなものを押し付けられる。
さっきまで揉んでいたアレである。
そして、俺は手足を完全に押さえつけられたのである。
男の力でふり解こうとするが、忍の技には勝てなかった。
そして近づいてくる奈緒。
まさか、これって!?
「あんたはよく、うちの体を無理に押さえつけてHするなぁ。
アレ楽しいんやけど、少しはずかしいんや。
でな、あんたにもその気持ちを味わって貰おう思ってな。」
奈緒の目的が完全にアレだけだと思っていた俺は
この想定外の奇襲に戸惑うしかなかった。
後ろにある胸は柔らかいし、前の奈緒はいやらしい笑みを浮かべていた。
「愛しとるで〜。」
「愛してるなら来るなっ!!」
「うちが嫌っていってもあんたは来るやろ?それのお返しや。」
「ひっ!!」
もがけばもがくほど後ろの胸は当たる。
服越しに静瑠の温かい温もりが伝わってきた。
そして奈緒の手で俺のズボンは下ろされる。
こうして奈緒に犯される日が来るとは思わなかった。
「ぺろぺろしような〜。」
「やめろっ!!」
奈緒の胸は貧乳だからパイズリは出来ない。
だからフェラはとっても上手いのである。
「静瑠、マッサージlv1なぁ。」
「はい。」
後ろでは大胆に静瑠さんが動きまわす。
その快感に俺は噴出しそうになる。
「奈緒様。手はいかがでしょうか。
奈緒様の手はとても繊細で柔らかいので殿方も喜ぶと思います。」
「余計な事を……。」
「分かった。丁寧に奉仕する。」
「やめろっ!!」
奈緒はたどたどしい手でゆっくりと俺のペニスをいじ繰り出す。
奈緒の手の温もりが本当に暖かかった。
胸なんていらない。
こんな脆くて壊れやすそうな繊細な手の奈緒がいるなら胸なんていらない。
俺はそう思った。そしてまだ耐えられる。俺は思った。
だが、俺は耳に息を吹きかける静瑠の奇襲に屈して、
俺は二人の女の子の見ている前で射精をしてしまったのである。
顔面にもろに精液を食らう奈緒。
しかし、その精液を奈緒は躊躇せずに舐めとったのである。
なんだかとても恥ずかしい。
ごめん、奈緒……。
そして何も無かったかのように服を着る静瑠。
「それでは、邪魔者はこれで。」
「またな明日な〜。」
手を振る奈緒。
そして俺に擦り寄ってくる。
「どや、うちの婚約者。面白い人やったろ。」
「あぁ。女なら先に言ってくれ。」
「ふふっ。明日からもっと楽しくなるな。」
「そうか……。」
やはり俺は奈緒と七雄に振り回されっぱなしらしい。
でもこんな人生も悪くない。
本当は優しい奈緒とずっと一緒にいれるなら。
俺はそう思った。


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