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兄として・・・ 4

実験屋◆ukZVKLHcCE氏

[1F]
「ホラホラ、さっきの威勢はどうしたの!?」
「くっ!!」
ヨシコの猛攻に園太郎は押され気味だった。
射程の長い鞭に対して手斧ではリーチでやはり苦戦してしまう。
「はぁぁ!!!」
園太郎は攻撃を受けることを覚悟で突っ込んだ。
「セイッ!!」
大きく振りかぶり斧を振り下ろす。
「甘いわ!!」
隙を突いてヨシコは斧をかわした。
「そこだ!!」
あらかじめヨシコの回避を読んでいた園太郎はドロップキックを
ヨシコの腹に命中させる。
「ぐぅ・・・やってくれるじゃない!!」
這い上がったヨシコは鞭を振り園太郎に命中させる。
「うわっ!!」
園太郎は壁まで吹き飛ばされた。

「手こずらせてくれたわね・・・・でもこれで終わりよ!!」
ヨシコの鞭が大きくしなる

バキューーーーーン!!

「ギャッ!!」
突然の発砲音と肩に突き刺さる激痛にヨシコは後方に倒れこむ。


「・・・これは奥の手です。」
園太郎は手にリボルバーを携えていた。
「正樹さんに「もしもの時に」と渡されたんですが・・・
 本当に使うとは思ってませんでした。」
園太郎は喋りながらもヨシコとの距離を詰める。
「ちょ・・アナタ!!・・・そんなもの・・・」
「大丈夫です、中はゴム弾ですから死にはしません・・・死ぬほど痛いだけです。」
園太郎は発砲体制になる。
「お、おねが・・・・待って・・・」
園太郎は笑顔で答える。
「スイマセン・・・待つほどこっちも余裕無いので。」

バン!!バン!!バン!!

「ギャッ、グェ、ギョッ!!」
全弾ヨシコに命中しヨシコは倒れて気絶した。
「・・・・・・・・はぁ〜、勝った。」
緊張の糸が切れて園太郎はその場にへたり込んだ。

一部ブラック化したがそこは見なかった事に実験屋との約束だ!!

「みんなは勝ったかな?」


[1F]
苑田園太郎○―×クリスティーヌ・ヨシコ


[2F]
「中々やるわね!!」
「そっちこそ!!」
2階では升沢とザマスが二刀流対決を繰り広げていた。
「それ!!」
ザマスは捻り手が得意のようで叩きつける升沢の警棒を受け流しては
切り込む戦法を用いていた。
「っらぁ!!」
もちろん升沢もまだまだ腕は落ちていない。直前まで近づくククリナイフの刃を
見極めて打ち返していた。
「でもアナタ・・・ブランクがある戦い方ね。」
「・・・・・」
的を着いたザマスの声に升沢は閉口する。
「図星のようね。そんな鈍った腕で私を倒せるとでも・・・」
「当たり前だ!!」
升沢の攻撃がザマスの頬をかすった。
「まっ・・・・許さないんだから!!」
ザマスが飛び掛った。
「さっきの会話からして妻子が要るようね。フフフ、あなたを倒したら
 その奥さんとお子さん食べちゃおうかしら・・・」

     ブチィィィ!!!

「んだとゴルァァァァァ!!!!」
升沢のサマーソルトキックがザマスに命中した。

あ〜あ・・・怒らせちゃった。


「ひぇ!!」
突然の人格変貌にたじろくザマス。
「俺のレオと赤ん坊を喰うだと?・・・・ずいぶんな事いってくれちゃって。」
「なんなのよ・・・いきなり人が・・・」
「黙れこの腐れ物が!!」
升沢のヤクザキックが炸裂する。
「ひぃぃ!!」
「誤ったって許さねぇからな!!」
升沢は警棒を振り上げた。
「子供が男の子だった時の為に編み出した技を喰らえ!!」

「チタン警棒 撲殺リンチの形!!」

どうやらスーパーヒーロータイムを升沢は見ていたようだ。
「や、やめ・・・ヒゲッ・・ぐぎゃ・・・ギョ・・・」
「そしてこれが女の子だった時の技だ!!」
そういって升沢はザマスを担ぎ上げる。

「ふザケンナー!!!!」

サーキュ●スのポーズを真似てそのままザマスを天井にぶつけた
「ウゲッ・・・・・」
天井に大の字にへばり付きザマスは気を失った。
「家庭の平和は俺が守る!!」
升沢さん、アンタいい父親になりますよ。

[2F]
升沢啓○―×ザマス・カトリーヌ3世


[3F]
「オラオラオラオラオラ」
藤澤はモグラ叩きでもやるかのようにピコハンを振りまくる。
「甘い、甘すぎですわ!!オーホホホホホホ」
玲子は難なく(実はマグレ)ピコハンをかわす。
「すばしっこいババァだぜ。」
既に床のほとんどはピコハンの穴だらけである。

二階の升沢に被害は無いのかという質問は無しだ。実験屋とのお約束だよ!!

「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
攻撃をかわされ続け藤澤も疲れてきた。
「どうやら限界のようね。出でよ我が忠実なるしもべ達!!」
「なに!?」
玲子の掛け声と共にフンドシ一丁の男達が部屋に侵入してくる。
「テメェなんて趣味してやがる!!」
「おだまり!!さあ、あの男を倒すのよ!!」
玲子の指示で男達が藤澤に襲い掛かる。
「げっ・・・ヤベッ!!」
藤澤が負けそうになったその時!!

「シュウヘイサン!!」

突如として部屋の中央に井戸が出現した。
「ユルサナイ・・・シュウヘイサンヲ タオスナンテユルサナイ!!」

来る〜きっと来る〜♪

TVでおなじみのあのテーマに乗って貞子が井戸から這い上がってきた。


「な、なんなのよあれ!?」
玲子は突如現れた貞子にビビリまくりだ。
「ソッチガカズデクルナラ・・・」
貞子は大きく息を吸い込んだ

「ミンナーーーキテーーーー!!」

「「「「「「ハ〜〜〜〜〜〜イ!!」」」」」」」
なんと貞子の呼びかけに呼応しゾンビ、キョンシー、ジェイソン、チャッキー
フレディ、呪音君などホラーの大御所達が応援に駆けつけた。
「ワタシノアイスル シュウヘイサンニテヲダシタ バカドモニ シノセイサイヲ!!」
「「「「「「貞子ちゃんの為に!!」」」」」」
貞子の呼び声と共に大御所たちは一斉にフンドシ男達に襲いかかった。

そこはもう地獄絵図。男臭いのと血生臭いのでしばしお待ちを・・・

「逃げなくちゃ・・・」
玲子はトンズラをここうとしていた。
「どこ行く?」
玲子の前に藤澤がピコハンを持って立ちはだかる。
「ヒィィィ!!!」
「終わりだ!!」
藤澤はピコハンを振り下ろした


「フゲッ・・・・・」
床に大きくめり込んだ玲子はそのまま伸びた。
「ふぃ〜。終わったぜ。貞子、ソッチ・・・は・・・ん?」
藤澤が貞子を見れば

「ギャーお助け!!」
「ヒエェ〜!!」
「ギャヒィ・・・グエッ」

大御所たちの恐ろしい殺戮ショーが展開していた。
「シュウヘイサン イカガデスカ?」
貞子が乙女の視線で藤澤を見つめる。
「サイコーだよ。ありがとう貞子。」
「シュウヘイサン。」
世にも恐ろしい絶叫が飛び交う中で藤澤と貞子は二人の世界に浸っていた。

[3F]
藤澤秀平&貞子と愉快な仲間達○―×綾小路玲子と哀れなフンドシ軍団


[4F]
「ハアッ!!」
小さな見た目とは裏腹にアクロバット戦法を得意とする萌。
「オリャー!!」
目にもとまらぬ早業でキックを入れてきた。

しかし!!

「カワイイね〜。」
正樹は片手で難なくキックを受け止めた。
「クソッ!!」
萌は後退して体勢を立て直す。
「ホントにカワイイね〜。」
正樹はそんな事気に知る事無くテクテクと萌に向かって歩く。
「私を・・・・舐めるな!!」
怒った萌はその場から大きく跳び蹴りを放った。
「うおっ!!」
萌の蹴りは正樹の下腹部に命中した。
「どうだ!!思い知ったか!?」
萌は勝ちを確信していた。

ガシッ!!

「なっ!?」
「ドゥフフ〜 つ〜かま〜たvv」
大山ドラえもんのような笑い声をあげて正樹は萌の両腕を掴んだ。


「クソッ!離せ!!」
身動きできずに悶える萌。
「ふぅ〜・・・ふぅ〜・・・」
徐々に正樹の目から理性と品性が消えていく。
「な、なんなのよ!?」
萌は分かっていなかった。最初から萌に勝ち目はなかったと言う事を。

プチンッ!!

「辛抱たまらん!!」
「えっ・・・いやぁぁ!!!」
正樹は燃えを押し倒した。
そして・・・・

※この後は書くに耐えない内容であると共に「男装」とは関係無い濡れ場なので
 一部の音声のみでお楽しみください。

「ぐへへ〜」
「イヤ!!離して!!」

「オラオラ〜」
「やめてーー!!」

「ここがいいんだろ?」
「あっ、ダメェ・・・」

「もう許してぇ・・・」
「まだまだこれからじゃないか!!」


んで、どうなったかと言うと・・・


「萌〜。」
「ご主人様〜!!」
正樹は萌をお姫様抱っこしていた。
「萌はカワイイね。」
「ありがとうございますご主人様。」

愛を持って戦えば仲間になるのはモンスターだけではなかったようだ。

「この戦いが終わったら結婚しよう!!」
「はい!!ご主人様と結婚できるなんて嬉しいですぅ。」

なんかムカついてきたなこのカップル。

[4F]
山崎正樹○―×天王寺萌
(決まり手は愛)
そして巫女さんな幼妻GET!!


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