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対決 異常者VS犯罪者 2

実験屋◆ukZVKLHcCE氏

放課後


「番号!!」

「いち」(藤澤)
「に〜」(有紀)
「3・・・あの」
「どうした!?つーか誰だオマエ?」
「誰も何もさっきそこで拉致られた者ですけど、何で僕が・・・」
「今後の展開上の数あわせだ!!気にすんな。」
「はぁ・・・(帰りたいけど怖い)」
「とりあえず名前は?」
「苑田園太郎(そのたそのたろう)です。」
「エキストラ臭がプンプンだな。活躍を期待する。」
「はぁ・・・・。」


腕ッぷし以外何一つ期待できない4人組がここに誕生した。


「さて・・・・」
俺は腕組みしながら今回の作戦の概要を説明する。
「調べによると犯人は男子生徒の衣類を中心に盗んでいるらしい。」
「え?・・・男子。」
旦那が怪訝な顔を浮かべた。そう、苑田は知らないだろうが有紀はれっきとした
女の子である。つまり犯人は有紀を女と知らず犯行に及んだわけだ・・・ププッ
「これより犯人を捜索、捕獲し亡き者にする。」
「な・・亡き者って・・・」
苑田は怯えた表情を俺に向ける。だがここはそんな事を気にしている状況ではない。
「犯人は生徒(と書いて愛しの有紀)から物盗りをする糞外道だ。生かしておく必要は無い。
 見つけ次第殺すつもりで攻撃し、生かした状態で俺に差し出せ・・・トドメは俺が刺す!!」
俺は模造刀(を研いでマジモノにした刀)。
藤澤の旦那は釘バット。
有紀はデッキブラシ。(有紀に野蛮な武器は持たせません。)
を各自装備した。
「あの〜」
「何だ苑田?」
「僕は武器を持ってないのですけど。」
「これを使え」
苑田には予備として持っていた木刀(鉄板仕込み)を手渡した。


「これより!!作戦名『オペレーション・ネバダ』を開始する!!」


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