*モルの塔建設予定地*

































































そこは夢の世界でした。誰かのゆめの世界でした。
高く積み上げられた、煉瓦の立派な塔です。
そこには、一人の少女が住んでいました。名前も無く、他に友達はいません。
でも、ちっとも寂しくなんて無かったのです。
なぜなら、毎日毎日、塔には新しい部屋が作られて、そこを探検するのが、少女の楽しみだったのですから。
少しずつ大きくなっていくお城を、見るのは、何故だかとても幸せでした。