ゼム「ゼムと!」

トム「トムと!」

クリン「付属物の!」



全員「ばらにこうちゃー!」





ゼム「さて、この番組もとうとう第12回放送となりました。」

トム「中途半端な数値を一々報告するな。」

ゼム「そしてこの第12回放送のメニューは!?」

トム「テーマじゃ無いのかよ。」

ゼム「あー・・・今日は平和ですねぇ。」

トム(人の話聞けよ。)

ゼム「さて、最近この番組の面白みが欠けて来ています。」

トム「大半お前の所為だろ。」

ゼム「お前が要らん突っ込みをかますからだろうが。」

トム「お前のネタがつまらなさ過ぎるんだよ!」

ゼム「あぁ?お前また喧嘩売る気なのか?」

クリン(この2人、もっとカルシウムを取った方が良いのかも・・・。)

トム「まぁ・・・今回は許してやろう。」

ゼム(黙れこのクソボケカスが。)

クリン「で、今回のテーマは・・・?」

ゼム「最近話題の占い師、【ブ=ブヒィ】さんを呼んできました!」

トム(罠の臭いが・・・)

ゼム「それではブヒィさんのご入場です!!!」

ブヒィ「私はブヒィと申します。それでは早速占いを開始しますね。」

ゼム「はい。先生お願いします。」

トム(このスピードは有り得ない・・・俺に拒否させる暇を与えなかった・・・ん?し・・・しまった!)

クリン(絶対ゼムさんブヒィさんと手を組んでやってるんでしょうね・・・。)

ゼム「ブヒィ先生!それでは大まかな診断結果から細かく言ってやってください!」

ブヒィ「判りました・・・トムさんのこの一ヶ月の運勢は・・・【大凶】です。」

トム(絶対嘘だな。)

ブヒィ「詳しく言うと女運は最低です。」

ゼム「ブヒィさんの顔から察するに、トムさんの周りには出来損ないのような生きた死体のような女しか集まってきませんと。」

トム(生きた死体ってどういう意味だ!?)

ブヒィ「でもその代わり運は最高です!おめでとう。」

ゼム「トムさんの周りにはもう菌がうようよ・・・汚ねぇな!こっちを見るな!近寄るな!」

トム(幼稚な嫌がらせがまたムカツク。)

ブヒィ「菌運・・・あ、いや、金運は最低です。おめで・・・あ、いえ、残念でした。御愁傷様。」

トム(おめでとう!?このエセ占い師が。)

ゼム「トムさんの金運は・・・40万円もしたバッグが転んで滑って溝に落ちて駄目になってしまうくらいですね。」

トム(それ金運か!?・・・そりゃぁ最初だけは金運が絡んでそうだが・・・。)

ブヒィ「最後に・・・あ、めんどいから帰る。さようなら。探すな。」



トム「結局なんだったんだぁぁぁぁぁ!!!」





つづく