キャラ崩壊注意です。
ナルト、男としてちょっとヒドイし、サクラもヒドイです。。。
苦手な方は避けてください。
大丈夫な方だけ、下へずずいっとどうぞ〜
身体の中心を穿たれ身動きが出来ない。唇を噛みしめて必死に耐える。
ハッ、ハッ、ハッと漏れる荒い息。
感じてるフリ、出来てる?
痛くない。痛くない。痛くない。
声を上げて気持ちよさそうによがってみせるの。
痛い、痛いの。助けて。
身体はそう悲鳴を上げているけれど、でもこんな痛み、大したことない。
そうよ、クナイが刺さる痛みに比べたら。刀が貫く痛みに比べたら。
でも、前から、後ろから何度も何度も突き上げられている内に何かが変わっていった。
感覚がおかしくなっていく。幻術にかかる時ってこんな感じなんだろうか。
身体の中心より少し下、腰骨の辺りが痺れる。何かがヌルヌルと染み出してくる。
波に攫われるような感覚。溺れそう。うっすらと瞼を持ち上げたら、
苦しそうな切なそうな顔をしたナルトがいた。目が合う。
でも、互いに何も言わないまま、ただ息を絡ませた。
身体のどこからか「もっと、もっと」と声がする。
ヘンだ。私、ヘン。
こんなに痛いのに、苦しいのに、
痛む箇所をもっと激しく攻め立ててもらいたいと思っている。
いつしか私の声は唸りに変わっていっていた。
ああ、初めてじゃないんだ
それが印象。
キスする時も私の服を脱がせる時も、身体を開かせる手順も、
私の内に入ってくるその時も、まるで迷いがなかった。全て手慣れていた。
バカみたいな衝動だった。と思う。
気付いたら彼の前に立っていて、何かを問われた気がするけれど答えた記憶がない。
腕を伸ばしてその首に縋りつき、壊して、と懇願した。
滅茶苦茶に破壊して欲しかった。潰して貰いたかった。
この胸をざわめかせる不安も迷いも押しのけて大丈夫、と言って貰いたかった。
いつもみたいに信じたかった。
でも拒否された。
だから無理をした。酷い言葉だったか、自分からのキスだったか。
挑発した結果のその先は容赦がなかった。
無慈悲に身体が割り開かれ、乱暴な手が内奥をまさぐっていく。
でも貧相な胸には愛撫すらない。
されるままに大人しく身体を開き、そして貫かれた。初めてだった。
激痛が走り悲鳴をあげそうになり、でも必死で抑えた。
こういう時には声を出すものだと聞いていた。だから悲鳴を上げるかわりに嬌声をあげた。
そして、知る。
結局、この人は私が好きなわけじゃない。
子供っぽい恋心を引きずって、それに酔いしいれているのは私だけ。
私は何をしているんだろう。何かが変わると思ったのに。
そう、実際変わっている。もう昨日までの、さっきまでの二人の関係にも戻れない。
悔しかった。何もかも終わったと思った。
今まで築き上げてきたもの全部壊して、そして何も残らない。
だから全て終わった時言ったんだ。私も慣れているようなフリをして。
「どう、スッキリした?男を癒すのも私の務めなの。また良かったら呼んで」って。
でも、その性格は知ってる。呼ばれることはないだろうと思っていた。
なのに、二日後呼ばれた。
二日後、現れた彼女とやっと目が合った。
でもオレの言葉は全て弾かれる。彼女がまたわからなくなった。
それからは火影の権限を使った。
三日とあけず呼びつけた。三日以上あけるのは怖くて出来なかった。
様々な言い訳をして遠出を許さなかった。
連絡は鳥。ガマ達を使わなかったのは後ろめたかったから。
最初の一回目の記憶はぐちゃぐちゃだ。
それからもう何回目か。数えられない。数えたくもない。
月の光が薄く差し込む暗がりの中、抑えた短い悲鳴が一声響いて
シーツを握っていた手が横に伸びる。
白い背中が寝台に崩折れる。
肩より少し下まで伸びた髪の毛がシーツを桃色に染めた。
気を失ったらしい。
体力がそんなにないことは知っている。
知っていて、限界まで追い詰める。
自分の中のサディスティックな部分を浮き彫りにされ、
それに溺れてしまったという嫌悪感と、
そして征服欲を満たされたことによる妙な高揚感。
だが何よりも自分を苛むのは行為を無理強いしている自身への侮蔑感。
ドクドクと響く自らの鼓動を振り切るように、
オレはハァッと一つ大きく息をつくと呼吸を整えた。
何度目であっても、最初に触れたその瞬間、ビクリと撥ねるその肢体。
戸惑った顔で目を逸らす。逃げたいような顔をする。
でも触れている内に身体が熱を帯びる。
しっとりと馴染む肌。甘い息がぶつかる。脳を溶けさせる嬌声。
その声、その顔、他の男にも見せているのか。
そう思った途端、自分の中をドロドロとした重く暗い感情が
ヘドロのように広がっていくのを感じた。
その負の感情のまま、オレは寝台の上の細く白い肩に手を伸ばすと、その身を反転させる。
月明かりの中、白い柔らかな前身が露わになる。
柔らかに弧を描く双丘。
普段腕で隠されてしまうそれは今は無防備に月明かりに照らされ、
その先端は紅く誘うようにツンと尖っている。
でもオレはそれは見ないフリをして、白い太腿を手に取った。
「う……」
ぼんやりと瞼を上げる彼女を気遣いもせず、無遠慮に下肢の間に指を差し入れる。
何度も絶頂にのぼりつめられ突き落とされたそれはビクビクと震え、
それでもオレの指を強く咥えた。
指を曲げ、かきだすようにコリコリと動かすと、蜜がじわりと溢れ出す。
「あ、や、やぁ……」
はっきりと意識を戻した彼女は身を固め、逃げようとする。
でもオレはその腰を捕らえ引っ張り上げた。そして、そのまま自らを深く挿入する。
いつからか互いに何も言葉を交わさなくなっていた。
ただ獣みたいに唸って鳴いて息を荒げるだけ。
それは彼女が夜半に部屋に現れ、それから明け方に去るまでの間ずっと。
だけど今日は
「……いくぞ」
とだけを短く告げた。対し、一瞬何のことだかわからない顔をした彼女。
でもスピードを増すピストン運動に意味を理解した途端、翡翠色の目が見開かれる。
「い、嫌、中には出さないで……!」
その悲鳴は聞かないフリをした。いや、聞いて、だからこそ決行する。
両腕を拘束し逃げられないようにして、そして目的を達した。
その次の朝、オレは鳥を手放した。二度と連絡しないように。
そんな自分に反吐が出た。
連絡が無くなった。
飽きたのだと思うことにした。
こんな魅力のない身体、数回の使用で飽きたのだろうと。
そんなことを思うような人物ではないと頭ではわかっていたけれど、
でもそう思わないと日常の業務にも支障をきたしそうで無理矢理そう信じ込んだ。
ただ単に愛想を尽かされたのだ。嫌悪されたのだ。もう仲間ではないと。
中に放出されたものは帰宅後に処理した。
処理をしても完全に安心なわけではないとはわかっていたけれど、でも大丈夫だった。
一週間後に生理が来たから。
ホッと安心すると同時に、残念に思う自分がいることに気付き、吐き気がする。
私はどこまでもいやらしい女だ。
もう二度と呼ばれることはないだろう。
でも大丈夫。どこで会っても平気で話が出来る。
実際、大通りで数人に囲まれている姿を確認した時、私は笑って会釈することが出来た。
気づかないフリをされたけれど、それでいい。
いつも光の中にいてくれればいい。
ずっとずっと長い間、私はナルトをたくさん傷つけてきた。
だから、あんたは私に復讐していい。
でも、それでも私はやっぱりナルトが好きだったのだと、やっと今頃理解した。
全ては遅いけれど。
連絡を受け取ったのは、木ノ葉にしては珍しく長雨が続いた春の終わりの夕刻だった。
「止まってください!治療中です!!」
制止する声を無視してテントの中に入る。
寝台を取り囲むようにして立っていた数人がこちらを振り返る。
彼らの中央にある寝台に横たわる一人の忍。
小さな寝台からはみ出て零れる桃色の髪を見た瞬間、体中の血がどっと沸き立ち、
そしてそのまま端から凍りついていくのを感じた。
「どけ……」
低い声にオレと寝台との間にいた医療忍者数人が脇へどく。
寝台の上で、彼女はうつ伏せになって上半身を露わにしていた。
白いうなじ、細い肩、腰に繋がる滑らかなラインが
テント上部に設置されたライトに照らされ、ゆらゆらと影を作っている。
でも、彼女自身は微動だにしない。
その背を見た瞬間、傷つけたあの夜の光景がフラッシュバックした。
あの背は真っ白だった。
月明かりを浴びて、気味が悪いくらいに青白く仄光っていた。
全身で拒否されているようで、それがもどかしくてひたすらにむしゃぶりついた。
でもその背は今、火傷でただれて真っ赤になっている。
『触れるな、見るな、誰も近づくな』
そう叫びたい気持ちを押さえ、重い足を引きずって寝台に近付く。
「……サクラちゃん」
腰の辺りから下を隠す為に置かれた布に手を伸ばす。肩口まで引っ張り上げる。
このまま連れて帰ろう。誰にも触れさせるものか。見せるものか。
そう決意して、寝台と彼女との間に手を差し入れたその時、
「ナルト君、いえ、六代目、離れてください」
鋭い声がした。ゆるゆるとその声の方を振り返ったら、シズネが立っていた。
「シズネ姉ちゃん……」
声が掠れる。
シズネはツカツカと寝台に近づくと、オレが引っ張り上げた布を腰の辺りまで戻す。
「ここは私達の持ち場です。
火影と言えど、この部屋では好き勝手させません」
そして顎で周りの忍達に合図をした。
数人の忍がオレの肩を掴んで下がらせようとする。
オレはそれを振りほどこうと身をよじり、シズネの顔を見上げた。
「助けてくれ」
出た声は掠れていた。
「邪魔です。どいて」
「頼む」
傷つけた。どうしてこんなことになってしまったのかわからない。
会う度に傷つけてしまう。傷つけられてしまう。一緒にいたいのに。
もどかしいくらいに噛み合わない。
だけど、どうやっても忘れることが出来ない。
とても大切な人……
「頼む……!」
もういい。生きてさえいてくれればそれでいい。
二度と会えなくなってもいい。二度と触れられなくても……
いや、オレが触れたことが全ての間違いだったんだ。彼女を汚してしまった。
頭を抱えて蹲る。何本かの手が伸びてオレの身体は持ち上げられた。
ズルズルと引きずられる。シズネの声が遠く聞こえた。
「始めます。さっき指示した通り、再生は多大なチャクラを使用します。
針の先ほどもミスは許されない。心してかかってください」
最初の晩の二日後の夜、呼び出したのは真意を確かめたかったからだ。
話をしたかった。会えば、話せばきっとわかると思った。
なのに彼女は何てことのない顔をして笑った。
「男の人をそうやって癒すのも医療忍者の務めなの。
アンタは里にとって特に大切な人だもの。
だからそういう相手だって一応は選ばないと。
だって、万が一ってことがあったら大変でしょ?」
アッサリと言う彼女に不審の目を向ける。欲しいのはそんな言葉ではない。
「任務だって言うのかよ。オレ、そういうの嫌いだから」
「あのねぇ、立場をわきまえなさいよ!じゃなきゃ、とっとと結婚しちゃいなさい」
ハァ、といかにも呆れたような口調にイラッとする。どこまで嘘をつく気なんだ。
「あのさ、サクラちゃん。サクラちゃんは任務みたいな言い方してたけどさ、
本当はこの間のが初めてだったんじゃないのか?任務なんて嘘だろ?」
翌朝ベッドについていた血痕。処女の証。
前の晩のことは夢ではないかと思っていた。夢であって欲しいとすら思っていた。
だから自分が初めての相手だったのだとわかった時、胸が高鳴った。
そして同時に、初めての相手に対しての自分の蛮行に青ざめた。
初めてではないのだと思っていたのだ。いつ、一体誰と、どんなことを。
渦巻くその負の感情に負け、思いやりなど全く持たずに彼女を抱き潰した。
彼女の中全部、自分の存在で埋めてやりたかった。故意に乱暴に扱った。
でも、彼女は誰にも触れられていなかったのだ。
喜びに逸るオレを、だが彼女は否定した。
「違うわ。アンタの勘違いよ」
それから上着のファスナーに手をかける。何てことのない顔でそれを引き下ろす。
「で、今日はやるの?」
「やらない」
ふざけるな、と思った。
彼女を睨みつけてやったら、彼女は一瞬鼻白んで、それから吐き捨てるように呟いた。
「じゃあいいわ。他の人の所に行くから」
踵を返すその背を見た瞬間、脳が沸騰した。
腕を伸ばして二の腕を掴みベッドに倒す。その白い額に自分の額を押し当て鼻をぶつける。
「な……」
抗議をしようと開いたその口の中に舌を割り入れ、中をくまなく蹂躙してやった。
他のヤツの所になんか行かせるかよ。
「ごめんなさい、心配、かけました」
ボンヤリと山を眺めていたオレの頭上から小さな声がかかる。
見上げたら、こちらを見ず、目線を向かいの山に飛ばした白い顔が
頬を僅か桃色に染めて立っていた。
声を出せず、ただただその姿を見上げる。
「ごめんなさい」
小さな呟きが、また風に飛ばされて消える。
「飛んで来てくれたって聞いたから、心配かけたこと謝ろうと思って」
オレはそれでも返事を出来ずにただただその顔を見上げていた。
「何よ、何か言いなさいよ」
黙ったまま固まるオレに彼女の口が尖る。でも何も言葉が出てこなかった。
「ハハ……」
力なく笑うオレを咎めるように、じとりと冷たい目が睨む。
「人が素直に謝ってるっていうのにその態度はなんなわけ?もういいわよ、謝ったからね」
そのまま立ち去ろうとするのを、その手を取ってその場に留めた。
「な、何よ?」
身体のどこであっても、触れた瞬間にビクリと震えるのは同じ。
「やっと普通に話せた」
そう口にしたら、彼女の頬が少し紅く染まった。
「……ごめんな」
色々な意味をこめて一言だけそう伝える。サクラちゃんは少し口の端を上げた。
「うん。でも大丈夫だったから安心して」
「え、何が大丈夫?」
キョトンと聞いたら、引きつった顔が答える。
「赤ちゃん、出来てないから大丈夫。って、そう言えばわかるかしら?」
それでやっと事の重大性に思い当たる。
オレ、何てことしたんだ。
単純に、自分の精液をぶちまけることで彼女を汚した、という記憶でしかいなかった。
行為の果ての、ありえる結果など思いもしなかった。背中を冷たい汗が流れる。
「ごめん。いや、そんな言葉じゃ許されねえよな。本当に申し訳がない。
全く余裕がなかった。迷惑かけてすまない。本当にごめん」
頭を下げたら、ふぅ、と呆れたようなため息が聞こえた。
「余裕がない?よく言うわよ。余裕たっぷりだったじゃない」
「は!?どこが?」
思いもかけない言葉に驚いて顔を上げたら、彼女はそっぽを向いていた。
「どうせ、女の子なんて取っ替え引っ替えだったんでしょ?
私なんか魅力ないからすぐに飽きたんでしょ」
「まさか!サクラちゃんに飽きるなんてありえねーって。
いやその前に取っ替え引っ替えなんかありえない。
サクラちゃんとしかやったことない!初めてだよ!!」
そう答えてしまってから、その事実のカッコ悪さに、あ、と口ごもる。
でも、サクラちゃんはそれには気づかなかったのか顔を真っ赤にしてオレを睨みつける。
「だってあんなに手慣れてたじゃない」
「手慣れてなんかいるわけないって。いっぱいいっぱいだってばよ」
何を根拠に手慣れてるなんて言葉が出るのか。
「嘘」
「嘘じゃない。それに、それはサクラちゃんこそだろ」
「わ、私は……」
言い淀む彼女に、希望をこめて問う。
「オレが初めて、だよな?」
返事がない。
ただ唇を噛み締めて俯くサクラちゃんに畳み掛けるようにして確認を取る。
「あのさ、医療忍者の任務に本当にそんな色任務があるのか
シズネ姉ちゃんに確認していいか?」
その途端、サクラちゃんは顔を挙げると吐き出すように答えた。
「そんな任務あるわけないでしょ!」
その言葉を聞いて、胸がザワザワと踊りだす。
「じゃあ、サクラちゃんは……」
「初めてよ!悪かったわね!!」
真っ赤な顔で叫ぶ彼女。それを確認して全身の力が抜ける。
彼女は誰にもその身を預けていない。
被せていたメッキが剥がされてしまった私は焦っていた。
ナルトを睨みつける。
「わ、私のことより、アンタのその嘘は許せないわ」
ナルトが初めて?そんなことあるわけないじゃない。あんなに手慣れてたのに。
必死に睨みつける私の前で、ナルトは困ったような顔で笑った。
「だから嘘じゃないって。
もしオレが手慣れてるように見えたなら、それはエロ仙人の本のおかげかも」
「え?」
「エロ仙人が本を書く時、オレ手伝わされてたからさ。
読んで感想言ったり、校正したり。だから流れは知ってた。どうすればいいとかも。
でも、オレ本には興味ねーんだ。字を読むのなんか嫌いだし、
大体頭の中で想像するのってよくわからないし。ああ、でも……」
何かを想像したように言葉を止めるナルトに首を傾げる。
「でも、何?」
「え、いや」
「言いなさいよ」
「言えません」
でも私が睨み続けたら、ナルトは諦めたように横を向いて小さく答えた。
「サクラちゃんとしてから、ちょっとだけエロ仙人の本の良さがわかったかなーって」
「この、スケベ!」
拳を強く握りしめてそう糾弾したら、ナルトは両手を軽く挙げて降参ポーズをしてみせた。
「否定はしません。オレはサクラちゃんに対してだけはスケベです」
そう言って、片目を閉じて見せる。悪戯な笑顔つきで。
私は何だか納得がいかなくて拗ねるように横を向いた。
「何よ、胸……触ってもくれなかったくせに」
ぼそりと吐き捨てたその言葉に、今度はナルトが目を剥いた。
「は!?だって隠してたじゃん!腕どかそうとしたけど、絶対ヤダって顔してたから」
「だって私胸小さいし。見せたらその気無くなっちゃうかもしれないって」
「無くなるわけないってばよ!だってサクラちゃんはサクラちゃんのままでいいんだから」
まるで根拠のないその言葉に抗議をしようと口を開きかけ、でも口を閉じる。
ダメだ。ナルトが口にすると、本当にそうなんだろうと思ってしまう。
その言葉を信じたくなってしまう。……ううん、信じられる。
心をじわじわといっぱいに満たす安堵感に私は素直に身を委ねた。
私、ここにいて大丈夫なんだ。
ホッとして顔を上げたら、至近距離に碧い瞳があった。
「あ、あの?」
その距離に戸惑って後ろに下がろうとしたけれど、
地面に置いていた手の上にいつの間にか手が重なっている。
この先進むであろう状況が見えてしまって、私は思わずゴクリと喉を鳴らした。
背中を痺れるような感覚が走り抜けていく。
そして同時に、何故か下腹の辺りがキュンと痛んだ。
どこからかジワジワと熱い水が溢れ出してひたひたと身体の内側を満たしていく。
な、何考えてるのよ、私。こんな所で。こんな野外で人の目もあるかもしれないのに。
強く目を瞑ってしまった私の耳元でナルトの声が響いた。
「じゃあ、胸触っていいんだ?」
「え」
私が返事をする前に、スルリと指が上衣の裾から侵入してくる。
指はやわやわと背中をくすぐり、ゆっくりと上昇する。
「あ」
いつの間にか下着の留め金を外されていた。
そのまま指は前の方に移動し、小さな膨らみの下部のラインを沿うようにして
前身の中央まで到達する。
「ん……」
快楽の感情が溢れてきて、それに溺れそうになる。
でも、私は必死でその感情も、ナルトの手も押しとどめた。
「ちょ、ちょっと待って」
真っ直ぐ熱を持ってこちらを見下ろしている碧い瞳の放つ色気に、正直クラクラとする。
それでも私は必死で口を開いた。
ちゃんとしなきゃ。ここでうやむやにしたらいけない。
「あ、あのね、やり直さない?最初から」
もう一度、ちゃんとナルトと始めたい。
その思いで必死に目を合わせたら、フイと外された。
「最初は嫌だ」
ぶっきらぼうな声が答える。
「え?」
「だってオレ、もうあんな長い片思いはごめんだもの」
その拗ねたような口調に、つい噴き出しそうになる。
「じゃあ、どこから始めるの?」
笑いながらそう聞いたら、ナルトの手が頬にかかり顎を持ち上げられた。
そのまま柔らかな感触が唇を覆う。
ただ啄むだけの軽い優しいキス。
「好きだって言い合うところから」
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