Entry

小話

  • 2017/11/13
  • Category:

拍手してくださった方ありがとうございますうれしいいい!!!いつもとても感謝感謝です!!ヘクエリ!最高!!

 

追記からがーっと書いた小話 勢いで書いたので色々とっちらかってます…

 

 

肉同士がぶつかり弾ける音に、よがるエリウッドの甘い声が響き渡る。迎えいれた肉茎に余すところなく擦られ、すっかり雌肉と成り果てた内壁はヘクトルの雄を愛撫して存分に甘やかした。
エリウッドの弱いところを集中的にぐりゅぐりゅと亀頭でしつこくしつこく責めてやれば、わななく肉がぎゅうううっ、とヘクトルを抱き締める。

「へく…っ、ふぁああっ!っぁあ、んぅう…っ!!」
「ほらここ、おまえの好きなとこだよな?」
「っ、ああ、そこっ…すき、だ、…すき…ぃっ!」

真っ赤な顔をしたエリウッドがこくこくと頷く。素直な答えに思わずヘクトルは頬を緩ませ、ご褒美だといわんばかりに、陰茎でその一点に濃厚な口付けをしてやる。

「う"ぁ、あ"ッ、んぁ、ひッ!!!!」

頭を白く焼き尽くす凶悪なまでの快感に、エリウッドの全身がびくんびくんと跳ねた。赤い睫毛を涙に濡らしたエリウッドは、震える先端からもとぷとぷと透明な先走りを溢し、いやらしく甘い匂いを放っていた。快楽に熟れたエリウッドの姿に、ヘクトルの喉が鳴る。ごぢゅっ、と強く捏ねられて、エリウッドのしなやかな身体が思い切りのけ反った。細い腰が浮いたせいでぬぽっ、と亀頭が抜けかけてしまい、エリウッドが「っあうぅ…」といじらしく鳴く。それが、あまりにも切なく寂しそうなものだから。

(──ほんとに、こいつって奴は)
なんて声出しやがる、と口の端を上げたヘクトルは、浮いたエリウッドの腰をがっしりと掴み、ぐぷりと貫き直す。一気に、最奥まで。

「っひぃいいいぃっ!?」
「おらっ、今度はちゃんと咥えてろよ」
「っぁ、あふ、んうぅ…!っ、へ、へく、とる、これ、深っ、…ひう"っ、!」
「おう。これでさびしくねえだろ、腹ん中」

浮いた腰を固定されたまま穿たれているせいで、硬い熱は肉奥へ易々とたどり着く。太い根元がぢゅこぢゅことしこりを擦るあまりに強烈な刺激から、本人の意思に関わらず反射でエリウッドの腰が逃げようとするが、しっかりと細腰を掴んだヘクトルがそれを許さない。ヘクトルの律動を、そこから生じる快楽を、すべて受け止めるしかなくなった。

「安心しろよ。もう逃げらんねえからな」

ヘクトルが笑う。逃げ場はないのだと分からされたエリウッドの身体が、興奮のあらわれのように、性器から白く濃い精をどぷりと溢れさせる。そのあまりにも素直な自身の反応に、エリウッドは自分の赤毛にも負けないほど真っ赤になった。さすがのヘクトルも親友の痴態に目を見張る。

「み、みないで、くれ…っ」
「おいおい。嬉しくて漏らしてんのか?」
「…ぅ…うぅっ……」
「……泣くなって。おまえが好きなの、してやるからさ」

あやすような声音でそう言ったヘクトルが、エリウッドの好きなところを、エリウッドの好きな角度で、エリウッドの好きな速さで責め立てる。絶えることなく降り積もっていく快感。甘すぎる快楽にエリウッドが身を捩ろうとする動きも最早、腰をくねらせてもっとヘクトルを求める乞いにしか見えなかった。

Pagination