「黒斗、今日は2位だ」

「え」

その人の言葉に凍りついた。

俺が、1位じゃない?

じゃあ、誰が。

「1位は、一昨日入った子だ」

一昨日。

確か、名前は忘れたけれど、今時珍しいオッドアイの少年だったような気がする。

「あ」

その人が、何かを見つけたらしく、俺の傍から離れていく。

オッドアイの少年の方に。

ぞっとした。

何も怖いとは思ったことはなかったのに、

あの人が、自分から離れていくのは、こんなに怖い事なのかと。

「おめでとう。今日は君が1位だ」

もっと、

もっと、強くならなければ。

あの人が自分から離れないように。





(プラウザバックプリーズ)