「はあ、はあ」

「黒斗、合格だ」
「はい」

今日も一日が終わった。
身寄りの無い子供や犯罪を犯した子供が集う第7研究所。

ここでは、訓練という名の実験が毎日のように行われている。

もし、基準値に満たなくなったり、持ちこたえられられなくなったら。

この場所から消えることになる。

いや、

この世から消えるのだろう。

今日も、3人位、見なくなった。

「黒斗。今日もお前が一番だ」
「ありがとうございます」
「頑張っているようだな」
「ええ」

だって、

頑張らなければあなたの目に映らないじゃないですか。

1位を取り続けなければ、
こんなモルモットの一人でしかない俺を見てはくれないでしょう?

この訓練という名の実験に耐えなければ。

あなたとの繋がりが絶えてしまうじゃないですか。

「かわいい黒斗。
 私の為に頑張ってくれるかい?」
「ええ、勿論です」

本当、分かっててやるんだから。

罪深い人だ。





(プラウザバックプリーズ)