天界は朽ち果てた。
もう、楽園ではなくなった。

天使たちは狂ったような音を奏で、光を歪める。

全てが狂ってしまった。

「ねえ」

唯一、正常な音を奏でていた女天使が尋ねる。

「あなたは、ここに残るの?」
「あなたは残るんだろう?」

唯一、光を歪めなかった男天使が答える。

「ええ」
「音階は狂い、光が歪められたこの世界でも?」

「ええ」
「そう」

「あなたは、どうするの?」
「あなたがそれでもいいと言うのなら」

「自分は、何処まででも付き合いますよ」





(プラウザバックプリーズ)