|
ピッピッピッピッ。 「また、何してんすか」 「見て分からないか?」 「変な動きをしている事くらいしか分からないですよ」 「変な動きだと〜!!」 ピッ。 「失敬だぞ、キミ!」 「いや、人を指さないで下さいよ」 ピッ。 「何を〜〜〜!」 「だから、さっきから何してんすか?」 「ふっふっふっふ、何を隠そう」 ピッ。 「必殺!魅惑のポーズの基礎だ!!」 「……そうですか」 「何、君もしたいか、そうか〜」 「いや、したかないです」 ピッ。 「よ〜し、ほら、僕の右側に来たまえ」 「いや、だから、やりたくありませんって。 つーか、もう、その笛の音に合わせてポーズとるのやめてくれません?」 ピッ。 「何を言う。これこそが基本ではないか!」 「はあ」 「ほら、君も、魅惑のポーズを取る決め手はどれだけ斜め前に綺麗に進めるかだ。 はい、ステップステップ」 「やりません!!」 結局、しつこい会長に付き合わされて『魅惑のポーズの基礎』とやらに付き合わされた。 何故に、斜め前に歩きながら、ポーズを取るのか……。 そもそも、魅惑とか何に使うんだ? はあ、疲れた。 |