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「……あれですか?」 「そう、あれ」 「何か、古城っぽく見えるんですけど」 「うん。ぽいね」 「本当にあれなんですか?」 「うん、そう」 「……会長の家ってお金持ちだったんですね」 「えへへへへ」 「何だろう、この違和感は」 目の前には古城っぽい建物。 つーか、古城? それも、これは、会長の家の持ち物(らしい) で、何でこんな所にいるのかと言うと、たまの連休なのに、会長に拉致られ(ゴホッ)。 いや、連れられて会長の別荘(と言っていた)に来たのである。 「いや、凄いですね」 「うん、色々できるし」 「色々?」 「そう、格子の所を掴んで泣き叫んでみたり」 「……は?」 「なんならやる?」 「やりませんよ、何なんですか、それ」 「えー、囚人ごっこ?」 「一人でやって下さい」 まったく、たまの連休だってのに、何で会長のツッコミをやってるんだろう。 「で、今日、ここまで連れてきた用件は?」 「あのさ、一緒に篭城ごっこやろうと思って」 「立て篭もり?!」 つーか、何?! もしかして、 「それだけの為に拉致ったんですか?」 「拉致だなんて失敬な。 ちゃんと承諾はとったぞ」 「誰に?!」 「あづみ」 (ふくかいちょーーーーーー!!!!!) あー、何かクラクラしてきた。 何で生徒会メンバーって、どっかズレてるんだ? 「じゃあ、さっそく始めようか。 んじゃあ、ひじりん、立て篭もって泣き叫んでー」 「何でですか?! その前にひじりんって何ですか?!」 「えーーーー」 「えーじゃないですよ」 「ぶーぶー」 あー、もうこの会長どうにかして下さい、神様。 本当、後で副会長に一言言っとかないと。 | |